Lexusで一番売れているNX。スポーツグレードのLexus NX Fでキャンプに行ってきました。素人目線で徹底的にレビューします。個人間カーシェアのAnycaで車を借りたので、いろいろと車を選べるのですが、今回は、細い道を走るので大きな車を借りるのはやめてNXを選択。5人家族でのキャンプで荷物が詰めるか心配でしたが、収納は案外広くて、テント、マット、テーブル、チェアとキャンプ道具はなんとか一通り入りました。
目次
Lexus NX
Lexus NXとは
Lexus NXは、LexusのミドルサイズSUV。人気のSUVであることと450万円からの値段設定も相まって、Lexusで一番売れている車種です。
コンパクトなSUVですが、更にコンパクトなUXが出たので、LexusのSUVの中ではサイズ的にはLexus RXとUXの中間にあたります。
Lexus NXのサイズは、全長 4,640 mm x 全幅 1,845 mm x 全高 1,645 mm。
RXよりコンパクトで値段も安い。
人気の車種なので街でもよく見かけますね。
Lexus NXは、トヨタのハリアーとパワートレーン、プラットフォームを共用していて、良く比べられることが多い一台です。
他社では、車格的にはメルセデスベンツ GLC、Audi Q3あたりがライバルです。
パワートレーンは、2リッターターボと2.5リッターのハイブリッドの2種類。
2輪駆動と全輪駆動が選べます。
21年秋には待望のモデルチェンジが行われることが発表されています。
主要SUV比較表
NXはコンパクトとは言え、旧ハリアーより大きいのがわかります。
車種名 | レクサス NX | トヨタ ハリアー (3代目) | トヨタ ハリアー (初代 10系) | レクサス UX | レクサス RX | メルセデスベンツ GLE | メルセデスベンツ GLC |
全長 | 4,660mm | 4,725mm | 4,575mm | 4,495 mm | 4890mm | 4924mm | 4,660-4,675 mm |
全幅(車幅) | 1,845mm | 1,835mm | 1,815mm | 1,840 mm | 1895mm | 1947mm | 1,890-1,930 mm |
全高(車高) | 1,645mm | 1,690mm | 1,650~1,665mm | 1,540 mm | 1710mm | 1772 mm | 1,625-1,645 mm |
ホイールベース | 2,660mm | 2,660mm | 2,615mm | 2,640mm | 2790mm | 2995mm | 2,875mm |
最小回転半径 | 5.7m | 5.7m | 5.7m | 5.2m | 5.9m | 5.5~6.0m | 5.7m |
日本発売年 | 2014年7月 | 2013年12月 | 1997年11月 | 2018年11月 | 2015年11月 | 2019年6月 | 2016年2月 |
F Sport
今回借りた車はNX300 F Sport AWD。
" F Sport"は、BWMでいうところのM Performanceモデルみたいなスポーツグレードで、専用のアルミ製ペダルやステッチがスポーティーさを主張してきます。
定価は税込み534万円。値段的には"Version L"というグレードと同じ。"F Sport"だからと言って他のモデルよりめちゃくちゃに高くなる、というわけではありません。
外観
まずはLexus NXの外観から。
大きなスピンドルグリルは、一目でレクサスとわかるデザイン。
"L"をあしらったライトの造形が随所にあります。
但し、同じLexusでもNXとUXとRXとの違いはぱっと見わかりません。
RXとUXはさすがにわかると思うけど。(笑)
インテリア
Lexus NXの車内に入って最初に思ったのは、思ったより狭い、ということ。
最近、Tesla Model X やメルセデスベンツ GLSといった大きなSUVばかり乗っていたので、これらに比べると正直、コンパクト感は否めません。
ステアリング周り。
レクサスらしい内装。
シフト周り
ナビ操作とかオーディオ操作とかはタッチパッドで行うタイプ。リモートタッチインターフェースと呼んでいます。
例えば、地図の縮小拡大はスマホの要領でタッチパッドをピンチイン/アウトすることで行います。
評判の悪いLexusの操作系統の中でも、リモートタッチインターフェースはかなり不評。
そんなこんなで、2020年モデルからはモニターにタッチパネルも併用されています。
はっきり言って、タッチパネルのほうが電話番号の入力とか圧倒的に便利ですよね。
ちなみに、欧州車でよくあるようなパッド上に字を入力できるような機能はありません。
(日本語の入力は難しいので、特になくても困りませんが。)
リモートタッチインターフェースは使い勝手は悪いけど、そこまで悪いものではない。
但し、入力設定に応じて、タッチパッド上に数字を割り当てて、操作できるようになった方が、便利なんじゃないかな~、と思いました。
皮シート
内装は革張り。皮を多用していてラグジュアリー感があります。
しかし、RXでもそうでしたが、レクサスの皮シートはけば立った固さがあるような気がします。
しっとりとやわらかい、とはちょっと違った肌触り。
F Sportのこの車は、赤いステッチがしてありました。
本アルミ名栗(なぐり)調仕上げ/シルバーのオーナメントパネル
装飾も凝っていて、オプションのF SPORT専用の本アルミ名栗(なぐり)調仕上げ/シルバーのオーナメントパネル もついていました。
「名栗調」の本アルミパネルは、長野県にある「アルテクノ」という会社のもの。
素敵なデザインですが、このオプションの定価は、93,960円。
かなり高いので、自分で買うならつけないな、と思ったのは内緒です。
後部座席周り
AWD車でしたが、FFベースなので、後部座席の真ん中部分のトンネルはなし。フラットな床です。
RXやハリアーもそうですが、後席が広々するので大好きです。
但し、後席レッグスペースは、昔のハリアーの方が広かったなぁ。
スペック的にはホイールベースも長くなっているのですが、後席を前後スライドさせることが出来ないのが影響しているかもしれません。
ラゲッジスペース
キャンプに行くなら一番気になる部分といっても過言ではないラッゲージスペースの容量。
NXの荷室容量は450Lでハリアーと同じ。
NXはスペアタイヤケースの部分に収納が出来るようになっていて、ここがかなり大収納量で助かりました。
折り畳みテーブル、マットレスとタオルケット5人分が入りました。
但し、NXの収納力で5人家族のキャンプに十分かといえば、素直なところ、もう少しあっても良かったなという印象。
キャンプには、あれもこれも持っていきたくなってしまいますが、持っていかなかった道具もいくつかありました。
とはいえ、4人家族のキャンプだったら十分かもしれません。
3人だったら更に荷物も減るし、後席もたためるし、キャンプも余裕ですね。
収納
車内収納もトヨタ車らしくあちこちにドリンクホルダーがあったり便利でした。
フロントのコンソール内にはUSB端子が2本。
ドアパネルにもペットボトルを入れられます。
シートメモリーは、ドアパネル下部についていて、これははっきり言って不便。
ドライビングインプレッション
運転フィーリング
今回乗った車は、NX200t でした。
ハイブリッド車でなくて、NX200t でも十分な加速。
Audi Q3なんかよりもクイックに反応して十分Sportyです。
Q3といえば、オートブレーキホールドの解除や、加速時のアクセルへの反応がワンテンポ遅れ気味だったりして気になりましたが、そういうノロさはなく、NXは、キビキビと反応してくれました。
ドライブモードセレクト Sport +
ドライブモードセレクトがついていて、エコやノーマル、Sportモードが選べます。
面白いのは、Sportモードの更に先にあるSport+。Sport+にすると鼓動のような音が車内になり響くという遊び心が。
エンジン音も低音が車内に響き渡るという味付け。
窓を開けてみるとトランクルームからエンジン音が聞こえず、どんな仕組みになっているのかと思ったら、エンジン音を効果音としてスピーカーから出す仕掛けでした。(笑)
レクサスでは、これを「アクティブ・サウンド・コントロール」と呼んでいて、気持ちがいい音を鳴らしてくれます。
しかも外には音が出ないので、騒音も発生しない。
そこまでやらなくてもいい気もしますが。(笑)
パドルシフトの反応も良く、こちらもおもちゃ感覚で遊べます。
ちなみに、ハンドル左下にアクティブ・サウンド・コントロールの音量ダイヤルがあります。
あんまり乱暴な運転をすると、後席の人からクレームが来そうですが。。(笑)
但し、ドライブモードを変えた時の画面表示がAudiやMercedesより控えめなのはちょっと気になりました。
例えば、GLSの表示はこんな感じ。ディスプレイ全面で表示してくれてもいいんじゃないかな?
最小回転半径
Lexus NXのマイナスポイントとしては、最小回転半径の大きさ。FFベースなので、フロントタイヤの最大切れ角が大きくとれないこともあり、最小回転半径は5.7mと大き目。狭い道や駐車場で取り回しに気を使います。
最小回転半径5.7mは全長5メートルを超えるメルセデスベンツの大型SUVのGLSと同じです。
安全装備
2019年モデルまでは、安全装備もイマイチ。
この動画を見ると怖くなります。
2019年4月引き渡しの2020年モデルからは色々改良されていて、特に、LTA(レーントレーシングアシスト)が搭載されたのは嬉しいニュースだと思います。
衝突防止の性能も、上の動画みたいなものでなければいいですね。
燃費
暑い夏でエアコンをガンガンに使っていたせいか、9.0km/lとあまり燃費は伸びませんでした。
レンタカーでキャンプ
今回はLexus NXを借りてキャンプでしたが、いろんな会社の車を借りてキャンプに出掛けています。
キャンプ
メルセデスベンツの巨大SUV GLS。荷物も大量に積めるのでキャンプにぴったり。乗り心地も無茶苦茶快適です。
RX
この時はRXで行きました。話は変わりますが、モバイルプロジェクターはキャンプにもお勧めです。
【徹底レビュー】モバイルプロジェクター Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)をキャンプ場で使ってみた。
雨が降ったので、キャンプを切り上げ、激安旅館に泊まった話。
【2021旅行記】奥日光湯元温泉 おおるり山荘に泊まってきました。お部屋や食事、感想とか。
CT
Lexusで一番小さいくるまでキャンプに行った話も。さすがにキツキツで、テーブルとかもっていかなかった道具もあります。
【Lexus CTでキャンプ】人気のLexus最安コンパクトカー乗車レビュー
Anycaの招待コード
個人間カーシェアのAnycaなら安くレクサスも借りれます。今回のLexus NXもAnycaで借りました。
我が家ではAncyaを使ってキャンプやらドライブやら、あちこち行っています。
Anycaの説明や招待コードを紹介しています。
【24年2月末まで公式版】一番お得なAnycaの招待コードを紹介します 借りたい人も貸したい人も
レクサスをレンタカーで借りる
ちょっと高いですが、レクサスもレンタカーでレンタル可能。
個人間カーシェアを勧めますが、レンタカーがいい人はこちらをどうぞ。