Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)をキャンプ場にもっていった話です。Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)がキャンプ場で本当に使えるのか?そもそもプロジェクターとしての性能、使い勝手はどうなのか。徹底的にレビューします。本邦初のキャンプ場から開封から使用迄を行うレビューです。
目次
Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)をキャンプ場で使う
モバイルプロジェクター Anker Nebula Capsule II
Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)は、充電器やモバイルバッテリーメーカーで有名なアンカーのモバイルプロジェクター。
アンカー社では、モバイルバッテリーの他に、ロボット掃除機や、ブルートゥーススピーカーを販売していますが、プロジェクターは「ネブラ」というブランドで展開しています。
Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)は、2019年4月に発売されました。
Anker Nebula Capsule IIのウリは、バッテリーで駆動する明るいプロジェクターであること。
モバイルプロジェクターのAnker Nebula Capsule II(Capsule 2)をAnkerさんから借りたので、
下調べもなく、届いた箱ごとAnker Nebula Capsule IIをキャンプ場にもっていって実際に使えるのか試してきました。
Anker Nebula Capsule IIとキャンプ場へ
荷物を詰めてキャンプ場に出発。Anker Nebula Capsule IIの大きさは、1リットルのペットボトルぐらい。Amazon Echoをちょっと大きくした感じの大きさです。今回のキャンプでは、Anker Nebula Capsule IIは、箱ごと、スーツケースに入れて運びました。
キャンプ場は、日光の菖蒲ケ浜キャンプ場。設営が数分で終わるコールマンの簡単インスタントテントを張ってあっという間に設営完了。
Anker Nebula Capsule IIの準備
しばらくゆっくりしてから、Anker Nebula Capsule IIを取り出します。
キャンプ場から開封を行うAnker Nebula Capsule IIのレビューは本邦初(※)です。(※ 当ブログ調べ)
調べていませんがもしかすると、世界初かも。(笑)
Anker Nebula Capsule IIの箱はこんな感じ。
どこに映すかか、考えて、とりあえずテントの壁に映すことにしました。
三脚をもってきていなかったので、ブランケットにおいて角度調整。
初期設定
Anker Nebula Capsule IIの裏面にある電源マークをぽちっと押すと、初期設定画面が始まりました!
外もテントの中もかなり明るいのに、テントの側面に設定画面が写っています。
Anker Nebula Capsule II は、Android TVで動いています。なので、Anker Nebula Capsule II 初期設定はAndroid TVと同じ要領です。
初期設定の大きな流れとしては、「言語設定」→「Wifi接続」→「Google Accountの登録」だけです。
「Wifi接続」は、キャンプ場なのでWifiが飛んでない! なので、手持ちのスマホのWifiを共有することにしました。
スマホでwifi共有設定をした後は、Anker Nebula Capsule II側で、スマホのWifiにつなぎます。
「Google Accountの登録」は普段使っているアカウントを使いました。
スマホにNebula専用アプリを入れてそこからも設定できるそうですが、今回はアプリは使わず、Nebula Capsule IIのリモコンだけで設定完了しました。
リモコンも赤外線モードでは特別な設定なしでつかえますが、Bluetoothモードに設定しておけば、Google アシスタントが使えるようになります。
これで音声操作ができるようになるのと、Bluetooth接続することでテントの外からも使えるので便利です。
リモコンの設定も簡単なので、ぜひ一緒にやっておきましょう。
YouTubeをみる
箱を開けて電源入れて、設定開始から10分ほど。
スマホの共有wifi経由でインターネットにつながり、Nebulaの初期設定も終わって、YouTubeが見れるようになりました。
早速、YouTube映像を見ることに。
北海道のスキー旅行の動画を再生してみました。
おおお、思わず声を上げる子供達と大人。
スピーカーも内蔵されているので、音楽もしっかり聞こえます。
外にいる子供達から「外からも見えるよ!」との声。
外に出てみると、テントの側面が、巨大ディスプレイに!!!
外から見た図。↓
立派なリアプロジェクションディスプレイの出来上がりです。
しかも、木陰とはいえ、昼間のキャンプ場で外はこんなに明るいのに、画面がくっきり。
暗くならないと使えないと思っていたので、これは素直に大人でも驚きでした。
モバイルプロジェクターは明るさ不足で暗くなっても使えないと思っていただけにいい意味で先入観を裏切られました。
今回は、割と黒っぽいテントでしたが、白いテントならさらにもっときれいな映像が見れると思います。
夜はアマプラで屋外映画鑑賞会
いよいよ夜は上映会。
アマプラを使って屋外上映会にしました。Amazon Primeのアプリをネブラカプセル2のGoogle Playからインストール。
ちなみに、アマプラアプリは、スマホのミラーリングでなくAnker Nebula Capsule IIにインストールしたアプリです。
Amazon Primeのアプリ上でアマゾンにログインをすれば、自宅と同様にAnker Nebula Capsule IIでもアマプラが楽しめます。
テント内部からの映像投射だったので、画面が反転してしまっています。←反転は設定(※)で直すことができます。
※「背面投影」は、ネブラカプセル2のAndroid TV OS上で、以下方法で設定が可能です。
(右上の)設定→機器のセットアップ→プロジェクターモード→リア(背面)への投影
標高が高いところにあるキャンプ場だったので、東京は35度越えでもキャンプ場は25度程度。
夕方から気温は下がって20度前後と、真夏だったはずなのにフリースを着なければいけないほどの気温です。
秋の虫が鳴いている涼しい屋外で、星を見ながらの上映会。
とても贅沢な時間の使い方でした。
Anker Nebula Capsule IIのOS Android TV OSについて
Anker Nebula Capsule IIのOSは、TV用のアンドロイドOSです。
アンドロイドOSはスマホのアンドロイドのように自分に必要なアプリを足していくしくみ。
チューナーやレコーダーに搭載されているものと同じで、我が家の4Kチューナーもこれが使われていました。
Anker Nebula Capsule IIのAndroid TV OSには、YouTube、Netflix、Amazon Primeのアプリを簡単に入れられます。Youtubeは最初から入っているので、イチイチ追加インストールの必要がなく楽でした。
あと、Google Accountに紐づけされていたせいか、自宅のハードディスク(NAS)に入っている動画を見れる「DS Video」が入っていました。
DS Videoで家の外からのアクセスができるように設定しておけば、ホームビデオや写真が気軽に見れるので、次回はこういうこともやってみようかなと思いました。
【レビュー】NASを導入して変わったこと。 Synology DiskStation DS218j PlayとPlusの違い 評価と感想
Anker Nebula Capsule IIのレビュー
Anker Nebula Capsule IIのレビューをまとめていきます。
Anker Nebula Capsule IIのいいところ
Anker Nebula Capsule IIのいいところは、簡単! 高画質! 音質もよい! 持ち運べる!ところ。
なにより、難しい設定なしで、Anker Nebula Capsule IIとスマホがあれば、野外でもすぐに映像が見れるようになっているところはポイントが高いです。Amazon Primeを見るにもFire TV Stickとか、他の機器をつなぐ必要がありません。
スピーカーも内蔵されているので、他にスピーカーを準備することなく音も手軽に聴ける点もグッド。
音質はなかなか高音質。たとえるとモバイルスピーカーと同等レベル。
ノートPCの内蔵スピーカーよりもはるかに音がいいです。
事実、ネブラカプセル2を未開封の箱のままキャンプ場に持っていても普通にプロジェクターが使えました。
肝心のプロジェクターとしての性能の一番重要な明るさも、十分明るくてびっくり。
木陰の下ということもあったかもしれませんが、昼間の屋外でも十分観れました。
夜はもちろんばっちりです。明るいプロジェクターは目が疲れることもあるので、逆にこれぐらいの明るさがちょうどいい気もしました。
プロジェクターを使うときに、スクリーンが必要か気になる方もいらっしゃると思いますが、スクリーンは必要なくて、白っぽい壁や布があれば十分です。
面倒なピントの調整も自動でAnker Nebula Capsule II がかってにやってくれました。
字幕もはっきりくっきり読み取れます。
騒音の小ささも驚き。実家にある4Kプロジェクターは冷却用のファンの回転音がものすごいするのですが、このAnker Nebula Capsule IIは本当に静か。
Anker Nebula Capsule IIの騒音はノートPCのファンの回転音レベルで、テントの中で見ても気になりません。発熱が少ないからなのかもしれません。
技術の進歩ってすごいですね。
今回はファミリーでの使用でしたが、グループでのキャンプ、旅行に持っていって、昼間の写真や動画を上映会でみると盛り上がると思います。
クロームキャストで各自のスマホ動画を流したり、HDMIもついているので、PCに写真や動画を取り込んでから、プロジェクターにつないでみたりと、いろいろと楽しい使い方がありそうです。
HDMI端子はありますが、ケーブルはないので、HDMI接続したい人はケーブルをもっていくのを忘れずに。
Anker Nebula Capsule IIの気になる点
Anker Nebula Capsule IIの気になる点は価格。
アマゾンでも6万円近い値段なので、手軽には買えるものではないかもしれません。
ただ、プロジェクターとしてみれば、家はもちろん屋外でも使える十分明るいプロジェクターでこの価格は安い方かも。
10年前のこれぐらいのプロジェクターは暗くておもちゃみたいでしかも持ち運びなんてできませんでしたが、バッテリー駆動でスピーカーも内蔵されていて、しかも明るいプロジェクターは5年前にもありませんでした。
昔は、こんな製品がなかったことを考えれば、6万円でこんなに楽しい使い方ができるので安い、と考えられるかも?!
とはいえ、ちょっとでも安い方がいい人は、3万円のモバイルプロジェクターが発売されているのでこちらも見てみてください。
Nebula Capsule IIの充電時間とか
充電時間は付属のUSB PD充電器を使用して、約2.5時間。
充電しながら再生もできます。モバイルバッテリーにつないで再生もできるので、充電忘れの時用にモバイルバッテリーがあると便利です。
Nebula Astro
Nebula Capsule IIは通常価格6万円程度しますが、3万円のモバイルプロジェクター入門機、Nebula Astroという機種も20年9月に発売されました。
気になるNebula Capsule IIとAstroを比べたレビューはこちら。
【レビュー】Nebula Astro 本当にリンゴサイズのモバイルプロジェクター
Anker Nebula Capsule IIをどこで買うか
Anker Nebula Capsule IIは、Yahoo Shoppingや楽天の公式ストアの他、アマゾンでも購入可能。
たまにセールをやっていて、セール期間中は5千円オフだったりで購入が可能です。
Anker Nebula Capsule IIにぴったりな三脚のおすすめ
Anker Nebula Capsule IIは、三脚があると投射方向の調整が簡単に出来て便利です。
どの三脚を選べばいいか、悩むところかもしれませんが、Anker Nebula Capsule IIには、カメラ用の三脚の穴がついているので、手持ちのカメラ用の三脚があれば、それで十分です。
三脚を新しく買う場合や、ちょっとでも楽をしたい人にお勧めしたいのは、マンフロットのミニ三脚。
これは、卓上用三脚の売れ筋ランキング1位の商品でカメラはもちろん、Anker Nebula Capsule IIにも使えます。
コンパクト三脚としても人気の三脚ですが、赤いボタンを押すと角度が自由自在に調整できるのが本当に便利。
Anker Nebula Capsule IIで投射したい映像の微妙な角度の調整、例えば水平を保ちながらちょっとちょっと右に向ける、といった調整も楽にできるで、これが一番のおすすめです。
私も、いろいろと三脚を試しましたが、マンフロットのミニ三脚がAnker Nebula Capsule IIwにつけっぱなしにしています。
イチイチ取り外しの手間もないのでおすすめです。
自宅の天井に投射するならこちら。
上で紹介した機種では、天井に向けられないのですが、こちらは、回転部分を横に寝かせることができるタイプで、上の機種よりもちょっと大きなサイズになります。
なのでAnker Nebula Capsule IIを横に倒して天井に投射することができます。
モバイルバッテリー
単体でも2.5時間の使用が可能ですが、長時間屋外で使うときに安心なモバイルバッテリー。
モバイルバッテリーがあれば、本体の充電残量がなくてもNebula Capsule IIを使うことができます。
スマホにも充電できるのでキャンプには必需品ですが、家の中でもNebula Capsuleの充電忘れていた時に長いコンセントを引き回さなくてもさっと使えるので重宝しています。
モバイルバッテリーのレビューはこちらの記事もどうぞ。
【徹底レビュー】Anker PowerCore 10000 Amazon人気1位モバイルバッテリーを使ってみた感想
家で見るなら
白い壁でも大丈夫です。
壁が白くない、ちょっとスクリーンぽくしたい、という人には、IKEAやニトリの遮光ロールスクリーンをプロジェクター用に使うという裏技もあります。
IKEAやニトリの遮光ロールスクリーンをプロジェクター用のスクリーンとして使う
Nebula Astroレビュー
Nebula Capsule IIは通常価格6万円程度しますが、3万円のモバイルプロジェクター入門機、Nebula Astroという機種も20年9月に発売されました。
両方つかった感想を言えば、Nebula Capsule IIの方が、画面がキレイで、ピンと合わせなどプロジェクターがやってくれるので面倒が少なく、使い勝手もよくてお勧めです。
6万円だせるなら、絶対にNebula Capsule IIをお勧めします。
別記事で、Nebula Astroをレビューしていきます。気になるNebula Capsule IIとAstroを比べた感想も。
【レビュー】Nebula Astro 本当にリンゴサイズのモバイルプロジェクター