3Dマイホームデザイナーは、間取り作成ソフト。一般向けにも人気のソフトで最新版は「3Dマイホームデザイナー13」になります。
3Dマイホームデザイナー
間取り作成ソフト
広さの間隔、インテリアを配置したときの感じを、家が建つ前に確認することができるのが間取り作成ソフトです。
やや癖はありますが比較的簡単な操作で、試行錯誤をしながら間取りや内装についてのイメージがつかめるようになります。
3Dソフトと聞くと、敷居が高いのですが、操作は簡単なものであれば、マウスが使えれば普通の小学生でも5分で簡単に使えます。
Amazonでのマイホームデザイナーの購入者の口コミ・評判も上々です。
3Dマイホームデザイナーで何ができるのか?
3Dマイホームデザイナーは、間取り作成や家具の配置ができるソフトです。
家づくりになくてはならないソフトといってもいいかもしれません。
無料の間取り制作ソフトでも、例えば後で紹介するマイホームクラウドのように使い勝手がすぐれているものがあるのですが、無料のマイホームクラウドにはない機能が3Dマイホームデザイナーにあるんですよね。
例えば、マイホームクラウドでは、日当たりのシミュレーションができません。
私は、どうしても、日当たりのシミュレーションをしたかったので、間取りづくり後半に差し掛かって、日射のシミュレーションができる3Dマイホームデザイナーを導入しました。
この日当たりのシミュレーションはすごくて、どこの地域に建てるのか、夏・冬季節で違う日当たりも完全にシミュレーションすることができます。
マイホームデザイナー13は施主向けということで細かいところは作り込めないのだけど、それでもプロ向けの仕様の廉価版というだけで、ポテンシャルが半端ない
左は着工前のパースだけど、再現度もとても高い
家づくりで重要な情報共有がはかどるのでオススメ pic.twitter.com/Zh1jHwIoCk
— ママたぬき【公式アカウント】 (@mamtanuki) November 18, 2020
間取りの作成とチェック以外にも、家具配置もチェックすることができます。
人気のインテリア会社だったり家具店も3Dマイホームデザイナーの姉妹ソフトを使っていたりするので、データを家具店に渡してインテリアコーディネートを無料で頼むこともできます。
3Dマイホームデザイナーのバージョンの違い
3Dマイホームデザイナーにはいくつかバージョンの違いがあります。大きく分けて、簡潔な機能に絞った一般向けと、設計士さんや工務店さん向けに細かいところまで作りこめるプロユースのものがあります。
2021年現在の最新版は、一般向けが「3Dマイホームデザイナー13」
アドビの写真ソフトでいえば、プロ用の高価なPhotoshopと家庭用のPhotoshop Elementsみたいな関係です。
細かい機能の違いは公式ページの製品比較表に記載されていますが、値段が全然違うのと使いこなすのも大変でしょうから、設計士でなければ、一般向けの「3Dマイホームデザイナー13」で十分です。
3DマイホームデザイナーProで作成したファイルを、3Dマイホームデザイナー13で開くこともできるので、設計士さんや外注さんに作ってもらったデータを3Dマイホームデザイナー13に入れてみることができます。
細かいことを言えば、マイホームデザイナー13にしかない機能(小屋裏作成、斜め天井に梁自動設置、360度背景設定、360度パノラマ画像出力)を使った部分はPRO版では編集はできませんし、その逆にPRO版にしかない機能はマイホームデザイナー13では編集はできません。
3Dマイホームデザイナー無料版
2021年現在、一般向けの「3Dマイホームデザイナー13」を無料で使用することはできません。
すぐに必要な方はダウンロードサービスで「3Dマイホームデザイナー13」を購入する必要があります。
3DマイホームデザイナーProについては、開発・販売元のメガソフトのホームページに体験版があります。
体験版の期間は、1週間限定のトライアルサービスです。
「3DマイホームデザイナーPRO9 EX」を7日間無料でご試用いただけます。
安く買う方法としては、中古版を買う方法もあります。
Amazonでもたまに売っていることがありますが、人気なのかすぐに売り切れてしまうことが多いです。
3Dマイホームデザイナーの使い方
マイホームデザイナーの使い方はYoutubeでいろいろと紹介されています。
いくつか動画を見ましたが、メガソフトの中の人が説明されている動画がわかりやすかったんです。
アクセス数が多いのはこちら。
マイホームデザイナーを漫画で使う
漫画の背景にマイホームデザイナーを使う方法もあります。
家づくりだけでなく、こういう使い方もあるんですね!!
確かに、一旦設定をしておけば使いまわしもできるので、イチイチ最初から書き起こさなくていいのは便利ですね。
データファイルはやり取りできますので、仲間で交換するのも、分業で作るのも簡単に出来ます。
こちらの方が漫画づくりという観点から使い方を説明されているんですが、漫画づくりでなくても、細かい使い方やテクニックが紹介されていてがわかり参考になります。
https://www.megasoft.co.jp/3d/interview/4816/
マイホームデザイナーを漫画で使う方法はYoutubeでもいろいろと紹介されていますので、気になった方はこちらもどうぞ。
マイホームデザイナーで制作したものの著作権は?
Photoshopで制作したものの著作権が製作者にあるように、マイホームデザイナーで作った画像なりデータファイルは、製作者が著作権を持ちます。
3Dマイホームデザイナーを使用して作成したパースの著作権はどのようになりますか?ホームページや、チラシに掲載してもよいですか?
お客様がデザインされたパースを、ホームページなどにご利用いただくことは、問題ございません。お客様の創意によって作成された静止画像、動画、3Dデータの著作権はお客様に属します。このため、お客様が自由に公開・配布・販売することができます。
ただし、自分で作ったデーターではなく、もともとソフトにあった「3Dパーツ」、「テクスチャ」、「サンプルデータ」などの素材データそのもの著作権は、ソフト会社にあります。
データを組み合わせることで、制作したものは自分の創作物として著作権は自分にありますが、データそのもの著作権はソフト会社のものです。
要は、ソフトに最初から入っていた家具データそのものだけを、コピーして販売することはできませんが、家具データを組み合わせて部屋を作ったり、家具データを変更して違う家具データに作り替えた場合、そのデータは自分の著作物になるので、公開・配布・販売を行うことができます。
なんのことかわからなくなってしまった方もいるかもしれませんが、「マイクロソフトのワードに入っているクリップアートを切り出して売ることはできませんが、クリップアートを使って作ったワードの文章は販売することができる」といったら伝わるでしょうか?
無料間取り制作ソフト
私のおすすめは、「マイホームクラウド」。というサービスを無料で使えます。
webcadというWebサービスでわざわざソフトをインストールする必要なく、完全に無料で、登録も不要で使えます。
マイホームクラウド・webcadの何がいいかというと操作がむちゃくちゃ簡単なんです。
マウス操作だけで間取りが簡単に作れて、ボタンを押せば3D画像も作れます。
しかも3D画像の中をマウスで自由に行き来することができるので、実際の広さ感とかのイメージも使えます。
操作が圧倒的に簡単なので、小学生の娘もマイホームクラウドで家づくりを楽しんでいます。(笑)
家づくりの初期段階では特に大活躍してくれました。
マイホームクラウドの操作方法
マイホームクラウドは直感的な操作が可能。
間取りの作成も、完成した図面を3D化するのもマウス操作でできてしまいます。
3D化した家の中は、マウスで自由に歩き回ることができて、この動作も簡単に出来るように作られています。
どれぐらい簡単かといえば、小学生の娘たちでも使いこなせるレベル。
思い思いに間取りを作って、家の中をマウスで歩き回っています。
間取りの保存方法
マイホームクラウドでの間取りの保存方法は、画面左上の「ファイル」⇒「エクスポート」を行うことでできます。
これで自分のPCに間取りデータが保存されます。
マイホームクラウド/Webcadのデータの保存先は「ダウンロード」フォルダ。
ここに保存されている、「webcad_20210330215401376.xml」みたいな名前のファイルが、webcadのデータです。
保存したデータをマイホームクラウドで開く方法
Windows PCでは通常、ダウンロードフォルダに保存されているWebcadのファイルを読み込みます。
読み込み方法は、マイホームクラウドの画面上左上の「ファイル」⇒「インポート」から行います。
ちなみに、この保存したファイルはメールでやりとりもできるので、設計士さんに送れば設計士さんに自分のイメージを伝えることができるし、設計士さんも施主の考えやイメージがわかるのでとても便利です。
設計士さんには、下を伝えれば図面を開いてもらえます。(そのままコピペしてください)
① メールでデータファイルを送って、自分のPCにデータファイルを保管してもらう。通常、保管場所は「ダウンロード」フォルダ
②マイホームクラウドのリンク https://myhome-cloud.net/webcad/trial?14.0.1
を開く
③ マイホームクラウドの画面左上の「ファイル」⇒「インポート」でデータファイルを開く
マイホームクラウドと3Dマイホームデザイナーの違い
間取り検討の初期段階や、ハウスメーカー・工務店・設計士さんにお任せできるのであれば、マイホームクラウドだけで十分だと思います。
ただ、実際に自分でもこだわって確認をしていきたい人は3Dマイホームデザイナーをお勧めします。
マイホームクラウドはできなくて、3Dマイホームデザイナーは次のことができます
- 日当たりのシミュレーション
- より実物に近い家具を設置
- 床材・壁紙も自由に選べる
- 隣の家から自宅がどう見えるかも確認できる
間取りを自由にトライアンドエラーして、3Dで確認するので十分でだったら簡単操作で完全に無料で使えるマイホームクラウド。
より、内装をこだわって確認したい人は、1万円払って3Dマイホームデザイナーを使うといいと思います。
3Dマイホームデザイナーはめんどくさい
マイホームクラウドは直感的に操作できますが、3Dマイホームデザイナーは結構、癖があるソフトだなと思いました。
どういうことかというと、マイクロソフトのオフィスのソフトやアドビにソフトのような操作とは若干マウス操作が違ったり、もうちょっとどうにかならないの? という操作方法や機能があったりして、使っていくうちにイライラすることもあります。
慣れていかないと間取りづくりや家具配置のシミュレーションはちょっと大変です。
3Dマイホームデザイナーへの間取りの入力を外注さんに入力してもらいました。
周囲の家の入力や、家具の配置もお願いできます。
周囲の建物を考慮した日当たりのシミュレーションや隣家から見た我が家や、我が家から見た隣地もチェックすることができるので、助かりました。
【1000円から外注】3Dマイホームデザイナーで間取り図を作ってもらった話