「さのちょく」は、大阪府泉佐野市応援寄附金(ふるさと納税)の公式特設サイトです。100億円キャンペーンを発表し、「さのちょく」へのアクセスが集中。サイトがつながりにくくなっています。
目次
100億円キャンペーン
泉佐野市が発表した100億円キャンペーンについて。
100億円キャンペーンとは?
ふるさと納税の革命的自治体、大阪府泉佐野市が発表したキャンペーンです。
内容は、泉佐野市の直営ふるさと納税サイト「さのちょく」でふるさと納税をすると、1000種類以上の返礼品の他、さらにふるさと納税額のAmazonギフト券を最大20%プレゼントするもの。
「さのちょく」でのふるさと納税は還元率4割程度とのことで、アマゾンギフト券を合わせると還元率は6割程度になります。
なぜキャンペーンができるのか?
ふるさと納税は、民間業者に委託して運営しているケースが多いのですが、自前でショッピングモールふるさと納税サイト「さのちょく」を運営することで、10%から20%といわれる手数料を業者に手渡す変わりに、ふるさと納税をしてくれた寄付者に対して還元をするという仕組みです。
ふるさと納税は、集客が課題になりますが、泉佐野市はふるさと納税額のトップとして高い知名度があり、様々な報道でも取り上げているので、ふるさと納税モールを経由しなくても十分な集客ができると踏んだのでしょう。
そもそもふるさと納税とは?
住民税の一部を選んだ自治体に払うことが出来、実質的に減税メリットが受けられるふるさと納税。
でも、この制度で得をするのは、実質的な減税を受けられる高額納税者、一部の自治体と、そして、ふるさと納税のモールの運営者。モールの運営者は、10%から20%の手数料をとるとわれます。
税金の一部が業者さんのフトコロにはいり、貴重な税金が使われるべきところに使われないという事態が、こんなにも永く続いているのは、本当に不思議です。
バラマキするならせめて減税にしてくれた方が、公平感があります。
余計なシステムも作ったり、市役所職員に余計な事務手間をさせることも、ふるさと納税をする人が血眼になって徹夜でお得な自治体を探す必要もないでしょう。
はっきりいって、ふるさと納税なんて止めてしまえばいいのに。と思います。
知ってる人だけがやるので税の公平な負担とか、事務手続きにかかる費用とか、業者に委託するシステム費用とか、いちいちお得な自治体を探す手間を考えるとむむむむむ?! な制度かもしれませんが、制度は制度なので、賢く利用したいものです。
ふるさと納税と泉佐野市
過去にもふるさと納税の仕組みを逆手にとって、多額の寄付金を集めている自治体がありましたが、良心の呵責か、総務省のプレッシャーか、何かにまけて、軒並み、高還元率の自治体はなくなってしまいました。
関連記事:【ふるさと納税】18年11月 総務省が激怒した高還元率自治体リスト
そんななか、泉佐野市は、超高還元な返礼品を辞めるどころか、おかまいなしで、最後の打ち上げ花火を打ってきました。おそらく6月以降はふるさと納税をやめる覚悟もしているのかもしれません。(笑)
手数料を10%~20%払ってたことも公開しています。
泉佐野市は本当は総務省に怒られないように永くやっていきたいんでしょう。
でも、泉佐野市は狙ってやっているとまでは思いませんが、これまでにやってきたこと、そして今回のキャンペーンは、結果としては、ふるさと納税に対する批判と風刺になっているのでは?100億円も例のキャンペーンにかけたものでしょう。ここまでくるとユーモアまで感じさせます。
やりすぎ感が半端ない泉佐野市のふるさと納税。でも、システム会社に手数料が行ってシステム会社が丸儲けするよりも、直接消費者に還元された方がいいじゃない。とも思います。
これで社会問題になって、ふるさと納税の在り方だけでなく、そもそもの税金の使い方まで議論が深まれば、社会にとって無駄なことではなくなるかも。
泉佐野市のキャンペーンによる還元額は100億円。100億円の予算を使い切るのは1000億から500億円のふるさと納税が必要です。
3か月でここまで集まれば、面白いですね。(笑)
総務省の激怒
高還元率な返礼品を贈る自治体には、総務省も激怒していますが、それはお門違い。
そもそも、返礼品を認めることがおかしい、と思います。
【ふるさと納税】18年11月 総務省が激怒した高還元率自治体リスト
さのちょくの還元率とお勧め返礼品
さて、さのちょくで紹介されている返礼品の数は1000件以上。
この中から、高還元率の商品を選ぶのは本当に手間です。
そこでお勧めの返礼品を紹介します。
泉佐野市のお勧め返礼品は?
泉佐野市でふるさと納税をするなら、ビール、タオル、お肉ですかね。
中でもビールは、還元率が60%を超えてくるので一番のお勧め。
スーパードライ、一番搾り、プレミアムモルツといった定番もいいですが、おすすめはクラフトビール。中でもIPAタイプのビールはスーパーで買うと高いのですが、ふるさと納税なら同じ値段なので、おいしくてお得です。1万円で24本もらえます。
還元率
さのちょくの還元率は、実は4割程度です。
ふるなびなら1万円で注文できるビール類が15000円になっています。
二割のアマゾンギフト券をもらっても、実は、さのちょくはお得ではありません。
還元率は楽天経由だとどれも50%以上にあがります。
お米とか。但し、楽天は、ビールの取り扱いはやめてしまいました。
ふるなびでの泉佐野市のふるさと納税ビール、1万円のふるさと納税で24本、このあたりがお得だと思います。
一方、さのちょくのビールは、1万5千円で24本です。
さのちょく経由は40%に抑えられている代わりに配達時期によって10%か20%のAmazonギフトが選べる仕掛け。実は、そんなにお得でない事に注意が必要です。
さのちょく:https://furusato-izumisano.jp/
注意点
泉佐野市のふるさと納税はビールやお酒がとてもお得です。
但し、大量に頼むと、1年かかっても飲みきれない量のビール、親戚にくばっても余ってしまうタオル、冷凍庫に入りきれないお肉が届きます。
ふるさと納税時には、くれぐれも注意しましょう。
あと、注意点としては、泉佐野市のふるさと納税は注文してから到着するまで少々時間がかかります。
【いつ届く?】泉佐野市ふるさと納税のビールや返礼品が届かない
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