Anker社のSoundCore Liberty Air 2 Proを頂いたので早速レビューしていこうと思います。気になるAppleのAir PodやBoseとの音色、音質の違いについても感想を書きます。
目次
SoundCore Liberty Air 2 Pro
Anker社のSoundCore Liberty Air 2 Proが到着。
中身はこんな感じです。
イヤホン、充電器を兼ねたケース、アダプタは別売ですが、アダプタとつなぐコードがついています。
形と質感
形はAirPods Proよりも細長い感じ。
質感はマットで落ち着いています。肌触りもいいです。
以前のAnkerのモデルであるSoundcore Liberty AirやiPhoneのオマケでついていた純正イヤホンなんかはプラスチッキーな質感でしたが、しっとりとした感じです。
色
色は黒。白だと日本人の肌にはイヤホンが浮いてしまうので、黒色の方が合わせやすいんじゃないかな?
うどん、とかよく言われますよね?(笑)
肝心の音質
まず思ったのが、音の解像感がだいぶ上がったな、ということ。
低音から高温まで、一つ一つの楽器がクリアに聞き分けられるようになっています。
クリア感はあるのですが、シャカシャカした感じはない。
Boseのように低音がすごい強く強調されているわけでもないので、AppleのAirPods Proと似ているといえば似ているかも。
旧機種Liverty Airとの比較においてはその差は顕著。
音の深みやリッチさが全然違います。同じシリーズとは思えないほどです。
Liberty Airは、安いからまぁいいか、と短距離の散歩時用にのカジュアルな利用でしたが、こっちは音がしっとりと上質になった気がします。
使い始めて数か月たちますが、満足の行く音質です。
ノイズキャンセリング
NC機能については、BoseのノイズキャンセリングやAppleのものも試してきました。
こちらは、そんなにノイズキャンセリングの効果があるかどうかはわかりません。
耳とイヤーチップをしっかりフィットさせた方が、NC効果が高そうです。
ペアリング
iPhoneとPC、それぞれとペアリングをしてみましたが、特に不具合を感じることもなく、すんなりとペアリング成功。
簡単な説明書みたいなのがついていて、それに従ってペアリング前にボタンをおすだけでした。
SoundCore Liberty Air 2 Proの良さ
Anker社のSoundCore Liberty Air 2 Proの良さは、まとめるとコスパの良さ、イヤーチップがいろいろ選べて軽いので使い勝手使い心地の良さにあると思います。
コスパ最高!
SoundCore Liberty Air 2 Proは実売13000円。Air Pods Proの半額以下でAir Pods よりも3割ぐらい安い。
Air Podsとの比較では、明らかに音はいいと思いますし、ノイズキャンセリングも一応ついています。しかも安い。
AirPods Proを買うような人はAppleが好きな人が多いのかな?
Apple好きだったらAir Pods Proかもしれませんね。
でもこだわりがない人だったら、SoundCoreLiberty Air 2 Proの方がいいと思います。
あと、AirPods Proを洗濯機でダメにしている人、結構いますよね。
落としちゃう人も、たまにいますよね。
落とさなくてもイヤホンは消耗品です。
長く使って2-3年で買い替えなんじゃないなかな。
そうすると、イヤホンに3万円はちょっと高い。
SoundCoreLiberty Air 2 Proは実売13000円でこれはこれで安くはないけど、完全ワイヤレスでそこそこの音質をもったイヤホンということを考えれば、お得な方だと思います。
イヤーチップ
Ankerのイヤホンの良さは、耳につけるイヤーチップのサイズが多いこと。
Boseなんかのイヤホンだと、体が大きな欧米人向けに作られているんじゃないか?と思う程、しばらく使っていると耳が痛くなってしまうことも。
実際、「bose イヤホン 耳痛い」、「bose イヤホン 耳に合わない」と検索すると出るわ出るわ。
イヤーピースを小さいものに変えればいいのですが、最初からいろんなサイズのものを付けてくれればいいのに、と思います。
昔からAnkerのイヤホンは最初からイヤーチップがたくさんついていて自分のサイズに合わせて選べるようになっていました。
しかも、今回のSoundCore Liberty Air 2 Proは、なんと9種類もイヤーチップが付属していました!!
XXXSからXL迄。MサイズLサイズも
MとM+、LとL+があります。
たかがイヤーチップと思うなかれ、イヤホンは微妙な大きさの差で大分着け心地が変わる他、音質にも影響してくるんですよね。
そして何より、長時間つけていたいのに、耳が痛くなるイヤホンなんていやでしょ?
体が小さな女性や、高校生、中学生でちょっといいイヤホンを探している人にもイヤホンにもオススメかもしれません。
細かいサイズはこちら。100分の1ミリ単位で作られています。
XXXSが高さは小さいけど、直径が大きいとか微妙なところにこだわりを感じます。
+がついているものは、横幅のみではなく奥行きのフィット感を望まれる方や、高さが深い方が合う方にも気持ちよく使ってもらうための準備とか。
いやー、イヤーチップも立派な部品なんですよね。
BoseのSMLの3種類のイヤーチップの種類がおざなりにしているように見えてしまう程です。
9種類もあるのはすごい!!イヤホンで耳が痛いのに悩んでいた人に特におすすめしたいです。
サイズ | 高さ (mm) | 直径(mm) |
XXXS | 5.00 | 10.90 |
XXS | 5.64 | 9.42 |
XS | 6.01 | 10.37 |
S | 6.49 | 11.33 |
M | 6.86 | 12.51 |
M+ | 8.33 | 13.20 |
L | 7.10 | 13.36 |
L+ | 9.17 | 14.00 |
XL | 7.35 | 14.07 |
軽い!
耳につけるイヤホンなので、少しでも軽さにこだわりたいこと。
ちょっと重いだけで、垂れてくる気がして着け心地が違います。
ライバルBose QuietComfort® Earbudsの重量は、片耳分で8.5g。
AirPods Proは5.4 g。
Soundcore Liberty Air 2 Proは5.3gでした。
3つの中では最軽量!!
軽さは正義です。
LDAC対応
Sony謹製の高音質コーデックであるLDACにもファームウェアアップデートで対応しました。
売ったらおしまい、にしないで、アップデートされていくのがうれしいですね。
LDACはアンドロイド携帯が対応機種の場合使えます。
iphoneでは未対応です。
アップデートはスマホアプリの「Soundcore」から行います。
LDACへのアップデート作業と切り替え作業は特に難しくありません。
アプリ内の「サウンドモード」で「オーディオ品質優先」を選択することでLDACへのアップデートと切り替えを行います。
SoundCore Liberty Air 2 Proの気になる点
細かい点ですが、SoundCoreLiberty Air 2 Proの気になる点も。
- パッケージからイヤホンが出しにくい。
- ケースからイヤホンを取り出すのも蓋に干渉する気がして取り出しにくい。
- ペアリングをして選びる端末は1台。iPhoneにつないだ後、PCにつなぐときは再度ペアリングが必要になる
梱包パッケージからイヤホンを取り出すのは初回だけですが、もう少し取りやすくしてもいいかな。と思いました。ただ、使い続けていて思ったのですが、片手で蓋を開けられるのは、それはそれで便利だなと思い直しました。
ケースにはイヤホンを横にしまうようになっています。マイクの位置が下にあるので、イヤホンの横向きに充電用の接点を配置したためかもしれませんが、縦にスポンと落とすのが本当は私の好みです。(好みですが)
ちなみにBoseのQuietComfort Earbudsも横置きですが、蓋がパかっと大きく開くようになってます。
スライドでコンパクトなのがSoundCore Liberty Air 2 Proの良さですが、もう少し、気持ち大きく蓋が開くようであれば使い勝手が良くなったのに、と思います。
あと、イヤーチップを外す際には、シリコンの根本から外さないと切れてしまいます。
私は一つ切ってしまいました。とほほ。注意してくださいね。
SoundCore Liberty Air 2 Proのレビューまとめ
SoundCore Liberty Air 2 Proは3万円のイヤホンの半額程度の値段ながら質感が高く、音質もよい。
使い勝手も今のところ気になるところはありません。
Web会議でも問題なく使えました。
BoseもAppleも持ってますが、高いイヤホンだと落とすと怖い。耳に合うサイズで軽いと使い勝手もいいので、気合が入って音楽を聴くぞ!とか、長距離の旅行に行くぞ!というとき以外は、カジュアルなLiverty Airについつい手が伸びてしまってLiverty Airを使っていました。
SoundCore Liberty Air 2 Proは、軽さと耳へのフィット感に加え、音質も向上していて、手に取った時の肌触りもよい。
しかも値段はBoseやAirPods Pro Proの半額以下なので、落とした時のショックも半分。(笑)
ちょっとしたお出かけの他、旅行時も含めて、これから出番が多くなりそうです。
コロナが落ち着いたら、飛行機の騒音の中でどれだけノイズキャンセリングが効くのかも試してみたいと思います。
その他、今後も、なにか気づいた点があればこの記事を更新していこうと思います。