セカンドやサブの冷蔵庫や冷凍庫を持つメリット。セカンド冷蔵庫・冷凍庫でどんなものをしまうのか、置き場はどうしているのか、デメリット等注意点も説明します。
目次
セカンド冷蔵庫・冷凍庫のメリット
ゆったりと冷蔵庫・冷凍庫を使えるのがセカンド冷蔵庫・冷凍庫のメリット。
セカンドだったりサブの冷蔵庫は、必需品ではなく、嗜好性の強い贅沢品とみられてきました。
でも、コストコでまとめ買いをする、共働きで週末に買い物をまとめるという生活スタイルになってきたり、趣味の料理やお酒等、保存したいものが多い家庭にはぴったりです。
- キツキツに詰め込まなくて良くなる。
- 買い物の回数が減る
- 大家族やお客さんが多い家
- 買い替えでなく、買い足しができる 子供の成長にあわせて
- メインの冷蔵庫に余裕ができる。たくさんのあまり使わない調味料をまとめられるなど、冷蔵庫が整理できる。
- 飲み物を遠くに取りに行かなくてよい
- 2台に分けて搬入できるので、大きな冷蔵庫を入れられない家にもぴったり。
最近は、冷食専門のスーパーも出てきてます。
セカンド冷蔵庫・冷凍庫のデメリット
セカンド冷蔵庫・冷凍庫のデメリットは、場所や電気代です。
- エアコンの効きが悪くなる
- 電気代が高い
- 設置場所がない
電気代が倍
意外と見落としがちですが、容量の大きな冷蔵庫と小さい冷蔵庫で、電気代はほとんど変わりません。
大型の冷蔵庫は高価で性能の良い断熱材、コンプレッサーを使っている場合も多く、小型の冷蔵庫より電気代が安くなる場合すらあります。
価格コムで人気の冷蔵庫で、セカンド冷蔵庫を使った場合と、大きな冷蔵庫を一台にした場合を比較してみました。700リットルとなるように選んでみました。2台使いと大きな冷蔵庫一台にする場合、どちらも同じぐらいの収納ができます。
この場合、700リットル、540リットル、150リットルの3種類の冷蔵庫の電気代は、年間それぞれ12000円ぐらいであることがわかります。
なので、700リットル1台ではなく、540リットル+150リットルの冷蔵庫2台で690リットルとした場合は、電気代が2倍かかります。
(あと、よくよく見ると、150リットルの冷蔵庫よりも540リットルの冷蔵庫の方が若干ですが、電気代が安いこともわかります。)
セカンド冷蔵庫での電気代の追加出品は月1千円、年間1.2万円。10年間で12万円。これをどうみるかはご家庭次第ですが、結構するな、という印象です。
設置場所が必要
電気代が倍になることに加え、2台分の設置場所を確保するのもデメリットです。700リットルと540リットルの冷蔵庫では、実は幅が15cm増えるぐらいで、大きさもあまり変わりません。
そして、電気代が倍になることに比べればインパクトは小さいのですが、2台目用の冷蔵庫台も必要になります。
面白いのは540リットルの冷蔵庫も、700リットルの冷蔵庫も同じぐらいの値段で買えてしまうという点。大きな冷蔵庫は意外と割安です。
デメリットまとめ
こうして、大きな冷蔵庫を1台使う場合と比べてみると、冷蔵庫の2台使いは、①2台目用の冷蔵庫台がかかる、②電気代が倍になる、③場所が必要、ということがわかるかと思います。
1台目冷蔵庫 | 2台目冷蔵庫 | 2台使い (合計) | 大きな冷蔵庫1台 | |
日立 R-HW54S | 三菱 MR-P15G | 三菱 MR-WXD70G | ||
価格コム値段 | ¥189,000 | ¥39,100 | ¥228,100 | ¥189,800 |
定格内容量(L) | 540 | 146 | 686 | 700 |
冷凍収納スペース(L) | 83 | 33 | 116 | 84 |
冷蔵収納スペース(L) | 279 | 100 | 379 | 420 |
製氷室収納スペース(L) | 7 | 0 | 7 | 5 |
収納スペース合計 (L) | 369 | 133 | 502 | 509 |
消費電力量 (kWh) | 292 | 304 | 596 | 310 |
電気代 (@40円/kWh) | ¥11,680 | ¥12,160 | ¥23,840 | ¥12,400 |
大きさ (幅×高さ×奥行 mm) | 650x1833x701 | 480x1213x595 | - | 800x1821x738 |
これから新居を考える人は、できれば、大きな冷蔵庫が入るようにしておいた方が、家計(や地球環境)にも優しく、場所も取らないので、良いかと思います。
セカンド冷蔵庫にしまうもの
セカンド冷蔵庫は趣味性の高い冷蔵庫なので、しまうものも、人によりけりです。
寝室、リビングに置く人は、飲み物を、キッチン脇に置く人は、お米や調味料を置くケースが多い様です。
- すいか
- お米
- 味噌
- お酒
- ソース
- お菓子の材料
- 化粧品
- 薬
- 保冷剤(子どもの体調不良に備えたアイスノン)
- 少しずつ使いたい冷凍食品
しまうもの例
お酒!
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日本酒
日本酒をたくさんしまって日本酒の飲み比べも!
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ドリンク専用
こちらもドリンク専用。
お酒だけでなく、リモートワーク用にお茶とかお水を入れておく方も多いようです。
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調味料専用冷蔵庫
なんと、調味料専用冷蔵庫。
しまう場所は、セカンド冷蔵庫専用にカウンター下を確保。
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セカンド冷凍庫にしまうもの
セカンド冷凍庫は、買いだめたものをしまう方が多いようでした。
- アイスクリーム
- 保冷剤
- アイスノン
- コストコ
- 生ごみ
- チーズ
- 冷凍フルーツ
- お菓子の材料
- ふるさと納税
生ごみをセカンド冷蔵庫に
中には生ごみをしまうという方も。
冷凍しておくと匂いが発生しないので、確かにゴミ捨ての回数が限定される戸建暮らしだと、合理的、と言えるかもしれません。
高齢な人が、意図的に生ごみを冷凍しています、と生ごみと一緒に手紙を書いて冷凍庫に入れている、という話もラジオで紹介されていました。
確かに、何のためにしまっているか知らない人がみたら、ボケたと誤解してしまうかもしれませんね。
セカンド冷蔵庫置き場
- キッチン
- パントリー
- リビング・居室
- 収納
中にはウォーターサーバーを解約してセカンド冷蔵庫を置いた方も。
確かに、そっちの方が家計には安いかもしれません。
パントリーコーナーに置いている方
キッチン脇に棚を作って、セカンド冷蔵庫を置かれています。
我が家もこのパターンです。
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階段下収納に置いている方
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セカンド冷蔵庫の電気代
小型の冷蔵庫でも大型の冷蔵庫と電気代は大して変わりません。
セカンド冷蔵庫の電気代は、年間1万円ぐらいかかります。
セカンド冷蔵庫を使っている方のブログ
アイリスオーヤマ142リットル(冷蔵90/冷凍52l)クローゼットに保管
ツインバード社製のハーフ&ハーフ リビング隅に設置
AQUAの冷凍冷蔵庫で、容量は168L パントリーに設置
巨大冷蔵庫という選択肢
冷蔵庫が入るなら一台の冷蔵庫にまとめてしまう方が、電気代と設備代が安くなります。
巨大冷蔵庫
国内で一番大きい冷蔵庫は日立の735リットル。
2番目は三菱の700リットルの冷蔵庫です。
700リットル以上の冷蔵庫があればセカンド冷蔵庫は不要かもしれません。
但し、搬入路 (ドア・廊下)がゆとりをもって作っていないと巨大な冷蔵庫は搬入ができません。
一条工務店の壁から壁の幅 通路幅 (グランセゾン/iSmart)
廊下を越えられてもキッチンが邪魔だったりする例も。
【グランセゾン,ismart】一条工務店のキッチン通路幅問題