一条工務店の照明。LEDキャンペーン利用か、社外品か。我が家の照明選びは始まったばかりです。
目次
一条工務店の照明
一条工務店の打ち合わせは、間取りが終わって、打ち合わせの終盤になってくると照明計画を含めた電気図面を作っていくことになります。
【2022】一条工務店 契約後の打ち合わせの回数とスケジュール
一条工務店の打ち合わせは営業さんと設計士さんで決めていくので、インテリアコーディネーターや照明プランナーは入りません。
照明プランも、基本的には設計士さんと相談しながら決めていくことになります。
一条工務店の標準品
一条工務店の照明は、一条工務店のオリジナル照明や照明4社の標準品はもちろん、社外品から選ぶこともできます。
一条工務店の標準品の照明は、かなりお安いお値段になっています。
社外品だけど標準品
一条工務店では自社ブランド(実際はいろいろとOEMで仕入れている)以外にも、4社の商品を標準品として取り扱うことが可能です。
一条で標準的に取り扱うことができる照明メーカーは、パナソニック、Daiko、小泉、オーデリックの4社になります。
それぞれ特徴があって、どの会社も魅力的。
一条の照明プランを使う場合と比べて、値段は大体2~4倍程度になります。
施主支給で取り付ける
社外品を施主支給で取り付ける場合は、一か所あたり1,000円でつけてもらえます。
ひっかけシーリングの照明でも、電気工事が必要になる工事でも同じ1,000円です。
ただし、吹き抜けへの照明取り付け費用は取り付け代が22000円かかります。
引掛けシーリングへの取り付けは高所でなければ簡単にできるので、自分でやってもいいと思います。
LEDキャンペーン
一条工務店の照明は、坪単価3,000円+税でつけることができます。
部屋単位でキャンペーンを適用することはできず、一棟単位でキャンペーンを使うか使わないかを決めます。
一部屋あたりに使える照明が決められているそうで、灯数を減らしても減額はありませんが、灯数を増やした場合は、増額するそう。
キャンペーンの適用ルールは営業さんも、設計士さんも細かいところまではよくわかっていないようです。
照明の種類は、ダウンライトの他、シーリングライト、スポットライトなど、一条工務店の方で選んでもらえます。
演色性は?
照明は、2700K(電球色)、3500K(温白色)、5000K(昼白色)の色の他に、演色性Ra値も重要です。
演色性を示すRa値は、簡単に言うと自然光(太陽光)が当たった時の色を照明器具がどれだけ再現できるかを示す指標で、Ra100が自然光と同等の色再現ができるといわれます。
一条工務店のダウンライトは、以前は、Ra 83~85のPanasonicのものでしたが、準耐火の場合は現在はRa 93のオーデリックものを使うことができます。
しかも、この採用モデル変更で、ダウンライトの寿命も4万時間から5万時間に2割も伸びていました。
これはうれしいです。
但し、ブラケットライトは高演色タイプではないので、注意が必要です。
出来ないこと
框下は一条工務店では間接照明不可。
設計士さんも昔トライしようとしたことがあったけどあきらめたそうです。
テープライトを後から入れるということであれば大丈夫みたい。
パナソニックの照明
大体定価の半額でつけることができるそうです。
「あかりプラン」というパナソニックの照明の提案は、施主が自分で依頼することも、一条工務店の設計士さん経由でお願いすることも可能です。
暗い電球色を明るくしていくと、電球色から~昼白色に、なるというシンクロ調光という照明コーントロールはいい!
ただ残念なことにシンクロ調光は準耐火では使えない模様。
「住宅用照明器具 Expert」は1000ページあるので、ダイジェスト版の「住宅照明あかり選びブック すまいのあかり」を見てから、「住宅用照明器具 Expert」に進むといいかと思います。
寝室の建築化照明。ベッドボード替わりに壁をふかして照明を仕込んだもの。どのメーカーでも似たようなコンセプトで紹介しています。
パナソニックの照明提案
Panasonicの照明計画はシンフォニーライティングというコンセプトです。
シンフォニーライティングとは必要なところに必要な灯具を置く、とされていますが、分散的な照明計画が行われるのが特徴です。
コイズミの照明
カタログの一つ「あかり専科」は、旅館やホテルでのLighting事例もあり。
私が好きな北海道キロロの高級コンドミニアムYu Kiroroの事例も!
バンクライトもあったり、スマートスピーカーとの連携が良かったりはいのですが、演色性がRa83程度と低めなのが残念です。
Daiko
ダイコーさん、約110名の照明デザイナー集団「TACT」とか、照明コーディネートに力を入れている照明メーカーです。
大阪の会社らしく、ホームページは「吹き抜けキャンディーズ」とか、ユーモアにもあふれています。
商品も、埋め込み穴が5センチと小さい小径ダウンライト。
カタログの最後の方にある「ライティングノウハウ」はとても勉強になります。
ダイコーの照明提案
ダイコーの照明計画、特にダウンライトの設置方法は、集中配灯というコンセプト。
複数のダウンライトを一つのライトとして、それを配灯していくことで、天井の見た目をすっきりさせるというコンセプト。
Panasonicの照明計画はシンフォニーライティングというコンセプトでしたので、ある意味正反対といえば正反対かもしれません。
散らかった印象にならない照明計画を望むならこちらでしょうか?
ちなみに、Panasonicでも集中配灯はできますし、ダイコーでもシンフォニーライティングのような照明計画も、もちろん可能です。
オーデリック
Ra値が高い照明が数百円Upで導入できたりいろいろと設備が意欲的な照明メーカーです。
Connected LightingでBluetooth接続が出来たりしてすごい。
これがあれば、照明スイッチがどこにでもおけることになるので、よくありがちな、照明スイッチをあそこにすればよかった、という後悔から解放されるのではないでしょうか?
カタログはどれを見てもキレイ。
施行事例集も素敵です。
間接照明のカタログは、おさまりや、照明の意図、ワンポイントアドバイスまで書いてあって教科書的な使い方もできます。
但し、なぜか、私のプランニングはイマイチな感じでした。
プロのコーディネーター
プロの照明コーディネーターにお願いする方法。
Ripple
公共施設から保育園、個人宅まで。
個人宅は200㎡以下なら30万円でやってくださるそうです。
シリウスライティングオフィス
照明デザイナーの戸恒 浩人さんの事務所。
ホテルなどの大型建築の他、個人宅もやってらっしゃるそう。
受賞歴をみると華麗な経歴です。
一条工務店の不満なところ
一条工務店の不満なところは、いくつかありますが、照明計画もおざなり。