クラフトビールがブームになって久しいですが、中でも一度飲むと病みつきになるタイプのビールはIPAではないでしょうか? IPAビールとは何か、IPAの由来から、お勧めのIPAの銘柄、どんな料理に合うか、わかりやすく解説します。
IPAとは?
いまでは、ちょっとしたレストランに行けば飲めるクラフトビール。中でもIPAは独特の風味と味で、他のビールとははっきり違った個性を感じるビールです。由来と味について。
IPAとは?
IPAとはビールの種類。インディア ペール エールの頭文字(India Pale Ale)に由来します。
「ペールエール」という用語は、もともとペールモルトから醸造されたエールの事でした。(エールは、上面発酵酵母を使ったビールで、日本で一般的なラガービールは下面発酵酵母になります。)
イギリスの植民地であったインドにビールを輸出する際に、輸送中にビールが傷まないようアロマホップを効かせて作ったとされます。
IPAはとくにアメリカとカナダで永い歴史を持っていて、北米各地のビール醸造所では様々なIPAビールが作られています。
IPAの味
アロマホップが大量にはいっているので、香りと苦みが他のビールより豊か。
クセになる味とはこのことで、はまってしまうと日本の普通のビールでは、物足りなくなってしまう危険なビールです。
どんな料理に合うか?
ビールの風味がかなり強いので、繊細な風味を大切にする、お刺身とか和食より洋食、香辛料を使った料理やステーキなどの肉料理に合うと思います。
わが家では、ステーキだけでなく、餃子やカレーを食べるときに合わせて飲むことも。
海外のIPA
海外でも大手ビールメーカーもありますが、日本のように少数のビールメーカーが90%以上のシェアを支配している国はありません。
各地のビール醸造所が作ったビールのうち、好みや気分に合わせて飲むのが一般的。
そんなビール文化を持つ海外でも、IPAの発祥の地イギリスはもちろん、アメリカ、カナダでは人気のビールです。
日本では、なかなか一般的ではないIPAも、輸入ビールの取り扱いがある量販店で購入可能なところが増えてきました。
変わったところではビックカメラでも買えます。(笑)
日本のIPA
クラフトビールブームにあやかって大手ビール会社もIPAを一時作っていたこともありましたが、正直いっていまいち。
IPAの良さは、こだわりを持った醸造家が作る個性にあると思います。
大手メーカーも作ってましたが、、
日本の大手ビールメーカーが作るビールは、どちらかというと、数を狙いに行って、万人受けするビールを狙いがち。IPAはわりと少数のビール好きが飲むようなビール。大手ビールメーカーが作るIPAは、ビール愛好家にも、一般の人にもなんだかなぁ、という中途半端で残念なビールになってしまいます。
こういうビールは、分かる人が分かればいい、という姿勢で作ってほしいな。
その中で、気を吐いているのが、ヤッホーブルーイングのインドの青鬼。
正直、いって、いまいちなパッケージとネーミングだと思いましたが、味は、本場のIPAに近い感じがしました。
輸入ビールは、一本400円とか結構な値段がしますが、インドの青鬼は定価292円。
手頃な価格だけでなく、ちょっとしたスーパーや酒類量販店でも買えるインドの青鬼は、IPAビール好きとしてはブームに終わらずなくならないで欲しいな、と思います。
その他日本のIPAビール
志賀高原ビール
日本の山岳リゾート志賀高原の酒屋さんがつくるIPA。長野県内のスーパーで購入可能。
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コエドビール
「毬花」というブランドで売られています。
しろくまビール
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