液晶? 有機EL? 新しい4Kテレビを買うならどっちがいいか? はっきり言って、おススメは、有機ELです。更に言ってしまえば、そもそも液晶テレビと比べること自体が間違いなんじゃないかと思うほど有機ELテレビは素晴らしい。液晶と有機ELは同じテレビでも「ライト兄弟の飛行機」と「ジェット機」、いや、同じ焼きそばという名前がついていても「カップ焼きそば」と「屋台の焼きそば」ぐらいの違いがあります。イチオシの有機ELですが、その理由をわかりやすく解説します。最後には私がお勧めする有機ELも紹介します。
目次
液晶? それとも有機EL? 新しい4Kテレビを買うならどっちがいいか。
ボーナスをもらって、オリンピックもあるし、コロナもどこまで続くかわからないし、新しいテレビを買って家での生活を豊かにしようとしている方も多いのではないでしょうか?
新しいテレビを買おうとするとき、液晶? それとも有機EL? 新しい4Kテレビを買うならどっちがいいか。
悩むポイントであると思います。
でも、私のお勧めは断然有機EL。
有機ELをお勧めする理由は①画質と②デザイン。
特に、有機ELの画質の良さは圧倒的です。
有機ELをお勧めする理由 ① 画質が綺麗
有機ELの画質の違いは圧倒的です。
有機ELと液晶を比べてみるとすぐにわかります。
明るいシーンでも、暗いシーンでも、圧倒的に綺麗なのは有機ELのテレビの方です。
実際に有機ELと液晶の画質を比べてみたのがこちら。
Amazon Primeの4K番組を映してみました。
まずは、4K映像を正面から見てみたところ。
写真の左の有機ELテレビでは、暗いところは暗く表現されているのに、明るいところはしっかり明るくなっています。
一方、写真左の液晶テレビは明るい部分と暗い部分の差があまりありません。
この明暗の差の幅を広く出せて画質にメリハリがあるのが有機ELの特徴です。
液晶テレビでも調整によって、画面を明るくすることは出来ます。しかし、そうすると、液晶テレビでは画面全体が明るくなってしまって映像が全体的に白っぽくなってしまい、暗い部分が変に明るくなってしまうことになります。
視野角も液晶と有機ELテレビの大きな違いです。
液晶と有機ELテレビを、ヨコから見てみたのが下の写真になります。
奥の有機ELの写真のような映像と、手前の液晶のなんとも言えない映像。
これは、有機ELの特徴である視野角の広さによるものです。
写真の液晶テレビはIPS液晶という横から見ても見やすいとされる高視野角の液晶なのですが、それでも有機ELの視野角にかないません。
視野角が広い有機ELテレビは部屋のどこからでもテレビがきれいにみることができます。
つまり、有機ELは、テレビの真正面のソファーでみても、キッチンや廊下、トイレ?など真正面でない角度からみても、画面をキレイに見ることができます。
ちょっと専門的になりますが、有機ELと液晶は画面パネルに異なった技術を使っていますが、有機ELの方が、画質が高くなる仕組みを採用しています。
液晶はバックライトを発光させているので、特に横から見ると色合いがどうしても不自然になってしまいます。
一方、バックライトを使わない有機ELは、部屋のどの位置から見ても、濃い色がくっきり鮮やかに見えます。
また、液晶は、グレアパネルというパネルだったので、映り込みもありますね。
液晶を使っている時は不満が無かったのですが、有機ELと液晶テレビを比べてみたらここまで違うとは驚きでした。
有機ELと液晶テレビの違いを一言でいうと、有機ELは液晶テレビと比べて色が濃い。
一方、液晶テレビは、色の濃さがありません。
液晶テレビは、気の抜けたビールみたいにしまりのない何とも言えない画質です、
設定である程度、変えることもできますが、それでも、もともとの能力に限界があるので、画質の差は埋めようがありません。
画質にこだわるAppleのiPhoneも高級機は全部有機ELです。
この辺のことを考えてみても、液晶テレビの画質はお察しですよね。
有機ELをお勧めする理由 ② スリムでコンパクト
有機ELは本当に薄い。
初めて家に来た時、子供も大人も「薄っ!!!」と思わず声に出してしまったほど。
Wiiのセンサーも乗っからないほどです。(たとえが古いかもしれませんが、桃鉄をやるのでWiiを使っています。)
一応、比較のために液晶テレビにもWiiのセンサーを乗っけてみた図。
有機ELテレビは画面の四辺を囲む枠も細くてスタイリッシュ。
有機ELテレビと比べると、液晶テレビはふちが厚くもっさりして見えます。
テレビは、リビングの目立つ場所に置かれることがいいので、すっきりしているのは、インテリアとしてもシャープですっきりとした印象になり気に入っています。
有機ELをお勧めする理由 ③ 動きの速い映像も得意 PS5にも
液晶テレビと有機ELではパネルの原理に違いがあり、画質の他にも、応答速度の違いが出てきます。
有機ELの応答速度は、液晶テレビよりも100倍ぐらい早いので、わかりやすいはなし、ゲームや動きの激しいスポーツを見るなら、残像感が断然少ない、有機ELがお勧めです。
PS5にも応答速度が速い有機ELはお勧めです。
残像感の違いといわれてもピンとこないかもしれませんが、実際の比較映像がありました。
液晶はスクロールした後、応答速度が遅いのでぼやけますが、有機ELはくっきりしています。
有機ELをお勧めする理由 ④ 消費電力も実は高くない
消費電力も液晶テレビの方が小さいと思われていましたが、有機ELの方が液晶より若干少ないぐらいです。
まぁ、わずかの差なので、年間のランニングコストはさほど変わりませんが、具体的に見てみましょう。
例えば、ソニーの2021年モデルの有機ELテレビの年間の消費電力と電気代は以下表の通りです。
サイズ | モデル名 | kwh/年 | 年間電気代 |
77インチ | XRJ-77A80J | 303 | 8484 |
65インチ | XRJ-65A80J | 211 | 5908 |
55インチ | XRJ-55A80J | 183 | 5124 |
同じくSonyの2021年モデルの液晶テレビの年間の消費電力と電気代は以下表の通りになります。
サイズ | モデル名 | kwh/年 | 年間電気代 |
75インチ | KJ-75X85J | 316 | 8848 |
65インチ | KJ-65X85J | 201 | 5328 |
55インチ | KJ-55X85J | 171 | 4788 |
あれれ、75インチを見てみると、液晶テレビの方が有機ELより若干か少し消費量が多いですね。その他のサイズもそんなに液晶と有機ELで電気代は変わらないようです。
ソニー公式ページによれば、計測基準は、有機ELの場合は、「2021年4月現在、有機ELテレビについては省エネ法に基づく年間消費電力量が定義されていないため、液晶テレビの基準で算出した参考値です」とのこと。
一方、液晶の場合は、「年間消費電力量とは、省エネルギー法に基づいて、一般家庭での1日の平均視聴時間(4.5時間)を基準に算出した、1年間に使用する電力量です」と記載されています。
なので、計測条件はどちらも同じ条件とみてよさそうです。
液晶テレビが有機ELテレビより優れている点
ご覧いただいたように、当ブログ記事では、有機ELをイチオシしますが、有機ELのテレビにも液晶テレビと比べてデメリットとなる点もあるのも事実です。液晶テレビが有機ELより優れている点も解説します。
価格
有機ELの液晶テレビに対する最大のディスアドバンテージは、価格の高さ。
価格は液晶の方が有機ELより安いです。
2024年4月時点では、同じSonyの2020年4月発売の55インチのテレビが3割ぐらい安く売られていました。東芝も同じような感じです。
Sony BRAVIA
モデル名 | KJ-55A8H | KJ-55X9500H |
発売時期 | 2020年4月発売 | 2020年6月発売 |
パネル | 有機EL | 液晶 |
価格 | 189200 | 139,200 |
ランキング | 23位 | 1位 |
東芝 REGZA
モデル名 | 55X8400 | 55Z740XS |
発売時期 | 2020年5月発売 | 2021年3月発売 |
パネル | 有機EL | 液晶 |
価格 | 157800 | 157,609 |
ランキング | 59位 | 7位 |
(ランキングは価格コムの売れ筋ランキング、液晶テレビと有機ELテレビを合わせた全サイズ全体のもの)
LG
有機ELのおすすめメーカーは、LG。
有機ELテレビのパネルは実はすべて、LGが作っています。
ソニー、Panasonic、東芝ブランドのどのテレビを買っても、パネルは結局LGのもの。
日本メーカーのブランドのテレビの方が、いいという人もいますが、気になる画質、操作性は違いが判りません。
そして、有機ELは液晶テレビと比べて高めですが、LGの有機ELは、値段は圧倒的に安いので、断然LGの有機ELがお勧めです。
しかも、今なら、アマゾンで55インチが12万円台!
4Kチューナーは内蔵、USBの外付けHDD録画ももちろん対応していて、ネットに無線LANでつなげば、Amazon PrimeもYoutubeもテレビのリモコンで見ることができます。
操作も簡単なので、我が家の3歳の子供は、かってにYoutubeでヒカキンやフィッシャーズを見たり、Amazon Primeで好きな番組を見ています。
これはかなり危険です。(笑)
しかも、この4K有機ELは、アマゾンでのレビューも上々なのに、こんなに安く買えちゃっていいのという値段。おそらく赤字でしょう。本当にこの値段でいいんですかね?
LG 55型 4Kチューナー内蔵 有機EL テレビ OLED 55BXPJA Alexa 搭載 2020 年モデル
小さいテレビも選べる
有機ELは一番小さいテレビでも55インチからです。
例えば、40インチや43インチの有機ELテレビはありません。
狭い部屋にはサイズが小さいテレビがいいかもしれませんし、いろいろな理由で小さいテレビの方がいい方もいらっしゃると思います。
我が家の場合は42インチの液晶テレビから55インチの有機ELテレビへの買い替えでしたが、画面の周りのフレームが薄いのもあって、テレビは大きくなりましたが、逆にすっきりした感じもします。
あまりテレビに近すぎるのもどうかと思いますが、テレビの画面から3メートル以上とれる方は40インチぐらいのテレビより大きな55インチの方が幸せになれると思います。
寿命
有機ELのパネルは液晶に比べて寿命が短いと言われます。
画面の焼き付きも気になる方もいるかもしれません。
この点についても、つけっぱなしにするのではなく、普段数時間しかみないとか、一つの静止画を流すといった使い方ではない、普通に使っている分には問題ないと思いますが。。。
液晶パネルも寿命がありますし。。
結論
55インチ以上のテレビを購入することを検討されているならば、間違いなく、有機ELをお勧めします。
画質が圧倒的にキレイで、デザインもすっきり。
電気代の差は実質的に気にするようなものではない。
寿命についていえば、液晶にしても、有機ELにしても消耗品。液晶テレビにしても、パネル以外の部分が傷んでくるかもしれませんので、有機ELでも液晶でもリビングのメインとして使うのは、精々、7-8年ぐらいではないでしょうか?
となれば、画質が綺麗な4K有機ELのテレビをかっておいた方が幸せになれる、と断言できます。
では、どの有機ELがオススメか?
値段も大分安くなってきたので、購入を検討されている方は、今、買って損はないと思います。
上でも書きましたが、2024年4月現在のおすすめは、LGの65インチの2020年モデル。
2020年モデルなのですが、2021年モデルとの違いはほとんどないのにもかかわらず値段が3割ほど安いのでお得。
もちろん、4Kチューナーもついていて、Youtubeやアマプラも他の機械を買わずにテレビから直接見ることができます。外付けHDDにも当然対応、音声操作ができるリモコンでYoutubeも検索できるので、我が家の3歳の子供はすっかりYoutube漬けになってしまいました。危険なテレビです。(笑)
いまならタイムセール中です。
Amazon LG 65V型 4Kチューナー内蔵 有機EL テレビ
65インチはちょっと大きすぎる、という人には55インチ版のこちらをどうぞ。
13万円を切ります。
LG 55型 4Kチューナー内蔵 有機EL テレビ OLED 55BXPJA Alexa 搭載 2020 年モデル
あと、アマゾンでは、クリックするだけのエントリーをして最大5000円分のアマゾンポイントがもらえるキャンペーンをやっているので、これを忘れずに。
このキャンペーンは、「表示されている方限定キャンペーン」なので、もし、「キャンペーンにエントリーする」というボタンがない場合は、残念ですが、あきらめてください。
LG有機ELテレビ モデル毎の違い
民生用有機ELテレビのパネルを作っているのはLGだけ。
値段も安く、最新のパネルを搭載したテレビが販売されています。
イマイチわかりにくいLGの有機ELのモデルの違いを解説します。
キャンプにもっていくモバイルプロジェクター
我が家は、自宅リビングでは有機ELですが、寝室ではプロジェクターで映画を楽しんでいます。
セール時は5万円ぐらいのプロジェクターですが、電池が内蔵されていて、アマゾンプライムにもwifiでつながるので、どこでも映画館になるものすごい商品です。映画好きならおすすめ。アマゾンプライムで映画が見放題です。
アウトドアにももっていけます。
AnkerのNebula Capsule2をキャンプ場で使ってレビューします。
【キャンプ場でレビュー】モバイルプロジェクター Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)を使ってみた。