NearMe(ニアミー)を実際に使ってみた感想
NearMe(ニアミー)を実際に予約して、空港から自宅まで利用してみました。
使う前は「相乗りのタクシーみたいなものかな」と思っていたのですが、実際に乗ってみると少し違いました。
NearMeはUberでもないし、タクシーでもありません。
家の前まで迎えに来てくれたり、空港から家の前まで送ってくれたりするので、見た目はタクシーに近いです。
ただし、タクシーのように自分だけを乗せて、目的地まで最短ルートで走ってくれるわけではありません。
NearMeは、同じ方向へ向かう複数のお客さんが車をシェアする乗合型の空港送迎サービスです。
実際に使ってみて、
「電車よりラク。でもタクシーほど高くない」
というところにNearMeの良さがあると感じました。
NearMeはUberやタクシーとは仕組みが違う
NearMeでは、ほかのお客さんと同乗する可能性があります。
私が利用したときも相乗りでした。
空港を出発したあと、高速道路を降りると、出口から近い人の目的地から順番に回り、それぞれの家の前で降ろしていくようなルートでした。
そのため、
空港から自宅まで最短距離で一直線に帰れるわけではありません。
タクシーなら、自分だけを乗せて最短ルートで目的地まで走ってくれます。
Uberでも、基本的には自分の好きな時間に配車して、自分の目的地まで運んでもらいます。
NearMeはそれとは違います。
同じ方向へ行く人をまとめて乗せることで、効率よく運行する仕組みです。
そのため、多少遠回りになることもありますし、出発時間にも幅があります。
それでも電車よりかなりラクだった
実際に使ってみて感じたのは、移動時間そのものよりも、移動中のラクさが大きいということでした。
空港から電車で帰る場合、
- 空港内を駅まで歩く
- 電車を待つ
- スーツケースを持って乗り降りする
- 途中で乗り換える
- 最寄り駅から家まで歩く
といった移動があります。
NearMeの場合は、一度車に乗ってしまえば、あとは基本的に座っているだけ。
ほかのお客さんの家を回るので多少遠回りはしますが、最後は自宅の前まで送ってくれます。
実際の所要時間は、電車で帰る場合と比べて劇的に短くなるわけではありませんでした。
ただ、ずっと座っているだけで家の前まで連れて行ってもらえるというのは、旅行帰りにはかなりラクです。
大きなスーツケースを持っていると、この違いは想像以上に大きいと思います。
私が乗った便では一人客や子連れの人が利用
私が利用した便では、一人で乗っている人や、子どもを連れたお母さんが利用していました。
もちろん、これは私が乗った1便だけの印象です。
ただ、実際に使ってみてNearMeは、
一人でタクシーに乗るには少し高いと感じる人
や、
子どもと荷物を抱えて電車を乗り継ぐのが大変な人
には、かなり相性がよさそうだと感じました。
特に子連れの場合、駅の階段やエレベーター、混雑した電車、乗り換えなどを考えると、家の前まで座って帰れるメリットは大きいと思います。
乗車場所はマンション名やお店の名前でも検索できる
予約時の乗車場所の指定は使いやすくできていました。
住所を直接入力するだけでなく、マンション名やホテル、お店などの名前でも検索できます。
自宅そのものを指定することもできますし、車が停まりやすい近所の建物などを乗車場所として探すこともできます。
空港バスの場合はバス停まで、電車の場合は駅まで荷物を持って移動する必要があります。
NearMeでは、その最初と最後の移動をかなり減らせるのが大きなメリットです。
出発時間はタクシーほど自由ではない
一方で、NearMeにはタクシーにはない制約もあります。
一番大きいのが時間です。
NearMeでは、ほかのお客さんとの乗り合わせを調整するため、
「7時30分に自宅を出発したい」
といったように、好きな時間を細かく指定できるわけではありません。
実際に予約画面で条件を変えて検索してみると、出発時間の候補にはかなり幅がありました。
私が確認したケースでは、出発時間が早い場合と遅い場合で約1時間15分違いました。
一方で、空港への到着時間の差は約40分程度。
つまり、NearMe側で複数のお客さんを効率よく乗せるために、出発時間にはある程度幅を持たせているということです。
タクシーのように、
「この時間に家を出て、この時間に空港に着きたい」
という細かな調整には向きません。
ただ、飛行機に乗る日はもともと空港に余裕を持って到着する人も多いと思います。
多少早く着いても問題ないのであれば、大きなデメリットには感じにくいでしょう。
NearMeは「最速」を求めるサービスではない
ここは実際に使ってみて、かなり重要だと思いました。
NearMeをタクシーと同じ基準で比べると、
「遠回りする」
「時間を自由に指定できない」
という不満が出てくると思います。
でも、NearMeはそもそもタクシーとは別のサービスです。
最短時間で移動することよりも、移動の負担を減らしながら料金も抑えることを重視したサービスと考えると分かりやすいです。
どんな人にNearMeがおすすめ?
実際に使ってみて、NearMeが向いているのはこんな人だと思います。
- 一人で空港までタクシーを使うのは高いと感じる人
- スーツケースなど荷物が多い人
- 子どもを連れて空港へ行く人
- 空港まで電車の乗り換えが多い人
- 自宅から駅まで少し距離がある人
- 早朝便や夜遅い便を利用する人
- 空港に多少早く着いても気にならない人
- 移動時間の短さよりラクさを重視する人
逆に、
できるだけ早く移動したい人
や、
出発時間を細かく指定したい人
であれば、普通のタクシーやUberの方が向いています。
相乗りなのでピックアップ時間には遅れないように
NearMeでは、ほかのお客さんが同乗している可能性があります。
そのため、指定されたピックアップ時間に遅れると、そのまま車が出発してしまう場合があります。
タクシーのように、自分だけを待ってくれるサービスではありません。
当日は、指定された時間より少し早めに乗車場所で待っておいた方が安心です。
予約してすぐ確定するとは限らない
NearMeでは、予約を入れた段階ですぐ配車が確定するとは限りません。
まず仮予約を行い、その後、配車できるかどうかの連絡があります。
また、最終的な出発時間や車両は乗車日が近くなってから決まります。
普通のタクシー予約とは少し感覚が違うので、
「予約した瞬間に何時に迎えに来るか完全に決まるサービスではない」
と考えておいた方がよいと思います。
変更やキャンセルにも注意
NearMeは乗り合わせを調整して運行するため、直前の変更やキャンセルには制限があります。
旅行の日程が変わる可能性が高い場合は注意が必要です。
また、日時や乗車場所を変更したい場合には、一度予約をキャンセルして取り直す必要があるケースがあります。
利用するときは、予約画面に表示される最新のキャンセル条件を確認しておくのがおすすめです。
飛行機が遅れた場合は?
空港から自宅へ帰るときに気になるのが、飛行機の遅延です。
航空会社都合で到着便が遅延した場合などについては、NearMe側にも対応ルールがあります。
ただし、遅延の理由や利用する便によって扱いが異なる場合があります。
飛行機が大幅に遅れたときは、そのまま自己判断でキャンセルするのではなく、NearMeのサポートに確認した方がよいでしょう。
NearMeを使ってみた結論
実際に利用してみて、一番しっくりきたのは、
NearMeはUberでもタクシーでもない。
ということです。
タクシーなら、自分の好きな時間に出発して、自宅まで最短ルートで移動できます。
NearMeは相乗りなので、ほかのお客さんの家を回りますし、出発時間にもある程度幅があります。
その代わり、
空港から家の前まで、荷物を持って電車を乗り降りすることなく、ずっと座って帰ることができます。
実際に使った感覚では、電車よりものすごく早いわけではありません。
でも旅行帰りにスーツケースを持って電車を乗り換えることを考えると、
座っているだけで家の前まで連れて行ってくれるのはかなりラク。
これがNearMeの一番の魅力だと思います。
整理すると、
最速で移動したいならタクシーやUber。
とにかく安く移動したいなら電車。
多少時間がかかっても、できるだけラクに、タクシーより料金を抑えて移動したいならNearMe。
という使い分けになりそうです。
一人旅や子連れ旅行、大きな荷物がある旅行では、空港アクセスの選択肢として一度試してみる価値は十分あると思います。