一条工務店のコストパフォーマンス最強の人気オプションはホームシアター。憧れのホームシアターも一条工務店のオプションで意外と安く作ることができます。ホームシアターのつくり方、おすすめのアンプを紹介します。
目次
天井埋め込みスピーカーで何ができるか?
一条工務店のホームシアターのオプションは天井スピーカー5台と設置がパッケージになって費用は5万円程です。
ホームシアター専門の業者に頼むと、スピーカーの設置と配線費用だけでスピーカー1本あたり1万円は余裕でしてしまいますが、設置費用分だけでスピーカーがついてくるお得なオプションです。
5台のスピーカーがあれば、ウーファーと呼ばれる低音用のスピーカーを設置して5.1チャンネルのホームシアターシステムが作れます。
天井埋め込みスピーカーとは?
天井埋め込みスピーカーは、その名の通り、スピーカーを天井に埋め込んだものです。
主な用途は、リビングルームはシアタールームに設置して、映画やゲームにスポーツ観戦を迫力の音響で楽しめるようにするために使います。
天井埋め込みスピーカーは、リビングルームだけでなく、ダイニングやキッチン等、好きな場所に設置することができるので、家中のいろいろな場所に設置して、同じ音楽や違った音楽を流すこともできます。
一条工務店のオプションでは、JBLの天井埋め込みスピーカー5本が5万円で付けられます。
天井埋め込みスピーカーのメリット
天井埋め込みスピーカーの最大のメリットはすっきりとスピーカーを配置できること。
天井に埋め込むことで、据え置き型のように場所を取らず、見た目もすっきりしていて、掃除も楽になります。
一条工務店のシアターシステムでは、スピーカーが標準で5台ついているので、前方の右・正面・左に加えて、後方の右・左に置くことができます。
スピーカーから伸びた線をアンプにつなげば、手軽にシアターシステムの完成です。
シアターシステムは天井埋め込みスピーカーでなくてもできるのですが、5台のスピーカーを床置にすると、結構目立ちますし、邪魔で掃除もめんどくさいのですが、天井埋め込みスピーカーならすっきりします。子供にイタズラされる心配もありません。これがメリットですね。
また、上でも書きましたが、天井埋め込みスピーカーは、施工費に1台1万円ぐらいかかるのですが、一条工務店のオプションならスピーカー代だけで取り付け迄やってくれるのでかなりお得です。
5.1.2や5.1.4チャンネルも組める
サラウンドシステムに凝りたい場合は、スピーカードルビーアトモスという規格があります。
天井埋め込みスピーカーがあれば、頭上からの音も再現でき、映画館さながらの音響効果を自宅で気軽に楽しむことができます。
5.1.4では合計9台のスピーカーが必要になりますが、一条工務店の天井埋め込みスピーカーは、5台一組がセットでスピーカーが足りません。
一条の天井スピーカーは1台単位での追加ができないので、2セット分を購入する必要があります。それでもお得です。
余ったスピーカーは、キッチンの上や洗面所など好きなところに設置することができます。
うちの場合は、スピーカーを別で買って天井用には数セット買ってあちこちにリビングやキッチン、ダイニングにと天井スピーカーを埋め込みました。
スピーカーの組み合わせも自由にできるので、割と自由度が高いです。
天井埋め込みスピーカーのデメリット
天井埋め込みスピーカーのデメリットは特にはないのですが、しいて言えば、一条工務店のスピーカーは普及機であるので、音質にこだわる人はもっと良い機種が欲しいということでしょうか。
あと、上の階に響くという人もいます。
この辺は、宿泊体験で試すことをお勧めします。
壊れた時を気にする人もいますが、スピーカーはよほどのことが無い限り壊れることはありません。万が一、壊れてしまっても交換が可能です。
天井埋め込みスピーカーの数
5台セットでの販売となっており追加はできない。
ただし、5台単位での追加購入は可能。
7.1chスピーカーとか、結構希望があるようです。
他社のスピーカーは施工してもらえる?
一条工務店のJBLのスピーカーに変えて、他社のスピーカーを入れる場合、施工は行ってもらえるが、詳細検討が必要。
ただし、防火の観点から天井裏へ火が回らないようにするため、天井内にBOXを作らなければならないとかいろいろ手間。
一条工務店のオリジナルJBLスピーカーはこのボックスが専用で作られている為、計画が可能です。
壁にスピーカーを埋め込むことはできるか?
通常壁に埋め込み施工は、耐力壁である為取り付けができない。
さらに、耐力壁でなくとも、柱や梁と直結する壁となる為、火災時に燃え広がらない様に対策が必要となる。スピーカーの開口は大きすぎる為、対応ができない。
そこで我が家はふかし壁にしました。
天井埋め込みスピーカーとサブウーハー
一条工務店のホームシアターシステムはスピーカーとサブハーに分かれます。
スピーカーシステム
一条工務店のシアターシステムに使われる天井埋め込みスピーカーはJBLの「SP6CⅡ」というモデルになります。
高音域専用チタン製トゥイーターと低音域専用アルミニウムウーハーの2種類のスピーカーを重ねて一体化したスピーカーという説明です。
SP6CⅡのスペックを張っておきますね。
周波数特性 | 40Hz~20kHz(-10dB) |
許容入力 | 80W |
インピーダンス | 8Ω |
感度レベル | 88dB(2.83V/lm) |
クロスオーバー周波数 | 2,600Hz |
重量は2.0kg、埋め込み寸法は108mmです。
小売用にはもう終売になっているようで、一条工務店のシアターシステム用のスピーカーも在庫がなくなればそのうちモデルチェンジがあるかもしれません。
ウーハー
一条工務店のオプションとしてついてくるウーハーは、JBL社のサブウーハーSTAGE A100Pです。オプション表では税別26000円。
価格コムでは、税込み27000円ぐらいでしたが、円安影響で31000円ぐらいになっています。
ウーハーは別にJBLのものでなくてもよいので、ちょっとでも安く買いたい人は人気のヤマハやソニーのものを通販で購入するのもいいかも。
どのみち、設置は後から自分ですることになりますし、そんなに難しい作業でもないです。
天井埋め込みスピーカーの注意点
和式天井、勾配天井には埋め込むことはできません。
アンプ設置場所にスピーカーケーブルの配線取り出し口を付けるので、アンプをどこに置くか、決めておく必要があります。
設置位置
一条工務店の天井スピーカーは割と自由に設置位置を決められます。
但し、梁があったり物理的に設置することができない箇所にはおけません。
埋め込みスピーカーの設置位置について、ホームシアター専門会社の方に伺ったところ、「壁から400mmぐらいがよい」とのことです。
梁があったりする場合もあるかもしれませんが、この辺りを目安としてください。
一条工務店のシアターシステムのアンプは?
シアターシステムを作るためには、①スピーカー、②AVアンプ、③テレビかプロジェクターが必要です。
実はスピーカーだけでは足りないので気をつけてください。
① スピーカー
ホームシアターの音楽再生方式は、様々あります。シンプルな5.1chにするか、さらに立体オーディーオ対応にするかによって必要本数が変わってきますが、どうせなら、7.1.2ckの立体オーディーオに対応したホームシアターシステムにする事をお勧めします。
立体オーディーオは上から音を均すことで平面的な音響システムではなく、文字通り3次元の立体的な音響空間にするためのシステムです。
オブジェクトオーディオとも呼ばれます。
簡易的に天井にスピーカーを向けて、上から音がしているようにする仕組みもありますが、しっかりやろうとすると天井スピーカーが必要なシステムです。
一条工務店以外のハウスメーカーでこれを実現しようとすると、かなり値段がしてきますが、一条工務店は天井スピーカーが埋め込みスピーカーが安くできるので、本当におすすめです。
② AVアンプ
AVアンプと呼ばれる機械もホームシアターシステムには必要です。
AVアンプは、スピーカーやテレビ、ゲーム機等の中心になって接続切り替えを行うほか、選択した機器の音をスピーカーから音を鳴らすために必要です。
メーカーによっては、AVレシーバーとも呼ばれます。
一条工務店のシアターシステムには、一般的なAVアンプと組み合わせることができます。
5.1ch以上のものであれば問題ないでしょう。
安いのは5万円しないものもありますが、一条工務店のシアターシステムシステムにお勧めのアンプはこちら。
7.2ch対応で7台のスピーカーから音を均せます。一条工務店の天井スピーカー5台に加えて、2台のスピーカーを追加することが可能です。
又、こちらは、HEOSというシステムが搭載されている機種で一番安いものになります。
HEOSは、Amazon MusicやSpotifyなど、ネットワーク音楽の再生ができたり、もう一台、HEOS対応機器を追加すれば、家中のスピーカーで音楽が聴けるようになります。
③ テレビかプロジェクターとスクリーン
映像を映す機械も必要です。
ホームシアターシステムというと、プロジェクター&スクリーンの組み合わせを連想されるかもしれませんが、テレビでもシアターシステムを組むことができます。
テレビの利点は出しっぱなしにしておけることと、暗くしたりする必要がなく普段使いできるところ。
プロジェクターは、テレビでは難しい100インチ以上の大きな画面を作れるところです。
最近のテレビは大画面化が進んで有機ELでも55インチなら10万円ほど、65インチでも10万円台後半で購入できるようになってきました。
画質は圧倒的に有機ELですが、液晶なら有機ELの半額ほど。予算次第ですがホームシアターシステムなら、画質が多少悪くても、より大きなサイズのテレビを購入されることをお勧めします。
【液晶? 有機EL?】答えは一つ 新しい4Kテレビを買うならどっちがいいか
ここ数年でさらに大型化と低価格化も進むでしょうから壁掛けテレビを考えている人は、今は一般的ではないサイズ、77や83インチといったテレビに将来買い替えても大丈夫なように設計をしておくといいと思います。
プロジェクターならテレビより安く楽しめます。
実際にお気軽に試せるプロジェクターもあるので、一度試してみることをお勧めします。
【徹底レビュー】モバイルプロジェクター Anker Nebula Capsule II(Capsule 2)をキャンプ場で使ってみた。
白い壁であれば実はスクリーンは必ず必要ではありません。
スクリーンに使える壁紙、というのも売られていますが、白い壁であれば十分です。
とはいえ、リビングですと、普段はテレビを設置しておいて、映画を見るときにプロジェクターを使うという使い方だと、テレビを移動させなければいけないので、スクリーンがあると便利です。
一条工務店のシアターシステムの電動スクリーンはnavio スクリーン100インチなので、もう少し大きいものを求める方も多いそうです。
スクリーンはシアターハウスということこが安くて品質もいいのでお勧め。
スクリーンを安くしたい、という方にはこんな方法もあります。1万円以下!
IKEAやニトリの遮光ロールスクリーンをプロジェクター用のスクリーンとして使う
④ 映像ソース
Amazon PrimeやNetflixなど。お好きなものをどうぞ。
勿論ブルーレイでも。
⑤ 座り心地の良い椅子やソファー
意外と忘れられがちですが、座り心地の良い椅子やソファーもホームシアターに必要。
シアタールームの感想
実際にシアタールームを作られた方の感想です。
グランドセゾン
リビングシアターがようやく仕上がりました。天井スピーカーシステムと組み合わせて7.1Chになります。
リビングチェアに座って観るスターウオーズは最高です…
うちはソファーを置かず、リビングチェアとスツールの組み合わせです。
この投稿をInstagramで見る
iSmart
テレビはSONYの有機EL BRAVIA 77V型
天井埋め込みスピーカーと
アンプのおかげで映画を見る時など
Dolby Atmos(立体音響技術)対応になり
サウンドが映像に合わせて前後
左右の音量が調節されるなどして
臨場感が増し増しになります🔈💕
サブウーハーも置いているので
お家でも映画館並みの迫力です🎞
.
天井スピーカーのおかげで、
スピーカーの数を最低限にすることができ
リビングもスッキリしています🧡
.
住み始めてから付けるのは大変なので
オプションで選んでおいて大正解でした👌
この投稿をInstagramで見る
吹抜けと立体音響システムをうまく両立させています。間接照明のお家の雰囲気もとても素敵です。
この投稿をInstagramで見る
シアターシステムに必要なもの まとめ
シアターシステムに必要なものをまとめてみました。一条工務店のシアターシステムの場合は、天井埋め込みスピーカーに自分でウーハーとAVアンプを買って手持ちのテレビと組み合わせれば完成です。
テレビの代わりにプロジェクターだと更によし!
- ① スピーカー(①5台のスピーカーと1台のウーハーで5.1ch再生ができる。②スピーカーを追加すると5.1.2や7.1.2が可能!)
- ② AVアンプ
- ③ テレビ or プロジェクターとスクリーン(白い壁でも代用可)
- ④ 映像ソース:アマプラとかブルーレイとか。
- ⑤ 座り心地の良い椅子やソファー
シアターシステムというと、昔は数百万円したものですが、いまはテレビの大型化やプロジェクターが安くなってくれたおかげで普通の人でもちょっと頑張れば手に届く商品になってきました。
更に言えば、4Kプロジェクターで120インチスクリーンでアマプラで映画が見放題なんて、昭和や平成時代の超お金持ちでも実現不可能だったことが、庶民でも十分手に届く趣味の範囲で導入ができるようになったのは、すごいことだと思います。
我が家のスピーカーシステム
検討中のもの。
5.1.4チャンネル
せっかくなので、ドルビーアトモスを組みました。
AVアンプの値段は大分上がってしまいます。
ホームシアターの専門家に聞いてみた
日本有数のホームシアターの専門家にコンサルを受けに行った話。
ホームシアターに必要な各機器も価格コムで1位を取るぐらい安いです。