キッチンとレンジフード、それから洗面台の高さについて。高さが低いと腰を痛める原因になります。
キッチン高さ
使いやすいキッチンの高さは一般的には、身長÷2+5cmとされています。
160cmであれば、85㎝が使い勝手のいい高さということになります。
但し、海外製の食洗器を入れる場合は、86cmから対応可能だったりすることもあり、90cmのものにしておくのが無難かもしれません。
キッチンメーカーによっては、フロアコンテナがついているモデルの場合、キッチン高さが高くなるとその分収納力がアップします。
フロアコンテナなしのモデルの場合、台輪と呼ばれる土台が高くなるだけで収納量に変化はありません。
90cmか85cmがよさそうですね。
身長 キッチン高さ対応表
身長cm | キッチン高さ 身長÷2+5cm |
150 | 80 |
151 | 80.5 |
152 | 81 |
153 | 81.5 |
154 | 82 |
155 | 82.5 |
156 | 83 |
157 | 83.5 |
158 | 84 |
159 | 84.5 |
160 | 85 |
161 | 85.5 |
162 | 86 |
163 | 86.5 |
164 | 87 |
165 | 87.5 |
166 | 88 |
167 | 88.5 |
168 | 89 |
169 | 89.5 |
170 | 90 |
レンジフードの高さ
頭をぶつけないようにすることが大切です。
将来の売却や賃貸のことも考えておいたほうがいいと思います。
そのため、低くするのはお勧めしません。
レンジ台とフードの間隔を離しすぎると煙や油を吸ってくれないのでは? との心配もあるかもしれませんが、レンジフードの吸引力は相当なものなので、多少高さが高かったとしても実用的な使い勝手には影響はありません。
尚、消防法の規定で、レンジフードは調理器具からの高さは80cm以上離す必要があり、これ以下にすることはできません。
レンジフードの中には高さが電動で調整できるものもあります。
170cmでは頭をぶつけるという口コミも多数あります。
175cm以上の高さにするのがよさそうです。
賃貸 80cm コントローラー部分85㎝
洗面台の高さ
低めに作られていることが多い洗面台。古い住宅の洗面台の標準は75cm程度、現在でも一般的な高さは80cmです。
但し、洗面台の高さが低いと腰への負担がかかります。
そこで、クリナップは洗面台の標準の高さを85cmにしました。
こういったことを考えると、洗面台の高さは85cmぐらいがよさそうです。
腰痛は、国民生活基礎調査で自覚症状のある病気やけがとして常に1位、2位に挙げられる生活習慣病です。
高さ75㎝で洗顔をしたときの腰への負担は、直立姿勢で約25kgの荷物を持ったときと同じ負担が掛かっていることになります。同じく、手洗いをしたときには約19kgの荷物を持ったときと同じ負担が掛かっています。しかし高さ85㎝にすると、洗顔時に前屈みになる角度が約66度から約47度に改善し、腰への負担が約22%軽減します。同じく、手洗いをしたときには角度が39度から約17度に改善し、腰への負担が約25%軽減します。(成人男性で身長170㎝の場合)
http://cleanup.jp/topics/203.shtml
子供はちょっと届かないかもしれませんが、踏み台を使ってもらうことにします。
賃貸72cm