一条工務店の家でLANコンセント、情報コンセントを設置すると、スイッチングハブと呼ばれる、LANケーブルを束ねる機器が必要になります。我が家ではスイッチングハブは、TP-LinkのTL-SG116というものを導入しました。16口あってアマゾンで8000円以下で購入可能です。
目次
スイッチングハブとは？
スイッチングハブは何のために必要か？
何本ものLANケーブル
スイッチングハブは複数本のLANケーブルを束ねることができる機械です。例えば、LANコンセントは一口しかないけれど、複数機器に有線LANをつなぎたいときにスイッチングハブを使います。例えば、テレビ裏のLANコンセントにスイッチングハブをつなげば、テレビやHDDレコーダー、アンプやゲーム機に有線LANで接続することができます。たこ足配線をするような電源タップの有線LAN版といったらよいでしょうか？
一条の家でスイッチングハブが必要な理由
一条工務店の家では、情報コンセントを設置することで各部屋と情報コンセントの間にLANケーブルを設置してもらうことができます。一条工務店の家は、床暖房にアルミパネルが引いてありますが、アルミは電波を通さないので、Wifiの電波も遮断してしまいます。全館床暖房の一条工務店の家でWifiが通りにくい理由です。
これを回避するために、各階に情報コンセントを設置している方も多いと思いますが、情報コンセントとは反対側の情報ボックスには、複数本の有線LANケーブルが集まってきます。
この複数本のLANケーブルをプロバイダーから借りたルーターに全部刺すには、差し込み口が不足している場合があります。
例えば、我が家は安い楽天ひかりを使っていますが、楽天ひかりのルーターには、有線LANケーブルを一本しかつなぐことができません。
各部屋から来たLANケーブルを接続するには、ケーブルをまとめて接続することができる、スイッチングハブが必要になります。
各部屋のLANケーブルは、情報コンセントに集まってきます
設定は難しい？ 実は簡単!!!
スイッチングハブと聞くと、LANネットワークの設定が難しそうですが、実は、電源さして、LANケーブルを接続するだけでおしまい。
さらに、どのLANケーブルをスイッチングハブのどこの口に指すか、なんて悩む必要がありません。
なんの設定もいらないので、設定は簡単というよりも、設定不要というのが正確です。
スイッチングハブの選び方
スイッチングハブの選び方は、①差込口の数（ポート数）、②転送速度、③ケース素材、④静穏性です。それぞれのおすすめも書きました。
- ポート数：接続する機器の数に合わせて、5ポート、8ポート、16ポートなどのモデルを選びます＝＞余裕を持って選ぶと安心。
- 転送速度：スイッチングハブと機器の間で行われる通信の最大速度です。100BASE-TX（100Mbps）、1000BASE-T（1000Mbps）、2.5GBASE-T（2500Mbps）、10GBASE-T（10000Mbps）などいろいろありますが、一般的なのは、1000BASE-T（1000Mbps）。2.5GBASE-T（2500Mbps）、10GBASE-T（10000Mbps）はまだ高く、スイッチングハブの他、機器側でも対応する必要があります。＝＞よほどコダワリがなければ、1000BASE-T（1000Mbps）で十分でしょう。
- ケース素材と静穏性：プラスチック製は安価ですが、放熱性能が低く熱がこもりやすいと言われます。逆に、金属製のモデルは高価ですが、効率的に熱を放出できるため、熱暴走が起こりにくく安定した性能を発揮します。静音性：ファンレス設計のモデルは動作音がほとんどなく、静かな場所で使用する場合におすすめ。1000BASE-T（1000Mbps）は通常ファンレスです。＝＞高いものでもないので金属製でファンレスを選んでおけば問題ないと思います。但し、2.5GBASE-T（2500Mbps）以上のものは発熱量が多いのでファン付が無難です。
我が家のスイッチングハブ
TP-Linkの16口、1000BASE-T（1000Mbps）、金属筐体、ファンレスのものを導入しました。
TL-SG116という機種でAmazonで8000円弱です。
TP-Linkは、有線・無線LANに強い会社で、家庭用の他業務用にも使用されています。
スイッチングハブも値段も安くAmazonでの評判も悪くありません。
| 公式HP | https://www.tp-link.com/jp/ | |
| 公式Twitter | https://twitter.com/tplinkjapan | |
特に設定もなく、電源ケーブルをつないで、LANケーブルを刺していくだけ。
金属製の筐体なので、しっかり感があります
16口もいらないかなと思いましたが、なんだかんだで8口では足りなかったので、差込口数が多いもので正解でした。
ウォールマウント用のねじ穴が開いているので壁の取付もできます。
設定難しかったらどうしよう、と思いましたが、電源つないでケーブルを刺すだけ。
説明書も本当にシンプルです。笑
新居の引き渡し後、ずっと使っていますが、何の不具合もありません。
安心感のある機種でよかったです。
耐久性については継続でレビューしていきたいと思います。
TP-Linkの16口タイプ
16口迄いらないよ。8口で十分という人はこちら。
2000円ちょいで購入可能です。
一条工務店 LAN関連
一条工務店の家はWifiが通りにくいので、各階にＬＡＮケーブルを引いておいて、そこにＷｉｆｉ子機を設置し、親機と有線LANケーブルで接続する方法のメッシュWifiにするのがおすすめ。Deco XE75という機種を使っていますが設定も簡単で快適に使用しています。
【やばい!?】広い家のメッシュWifiルータ TP-Link Deco XE75 自宅２か月使用後レビュー
有線LANは一部を速度の速いカテゴリー6Aにしておくと、後々まで安心です。
一条工務店 LANケーブルをCAT5eからCAT6A対応10Gbpsに変える
