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【レビュー】Canon EOS 6D Mark II スペックと感想

Canon EOS 6D Mark II

手が届くフルサイズ機 EOS6Dも発売からしばらく時間がたってしまい、他社のカメラやキヤノンでも他の機種と比べるまでもなく、古さを感じさせるようになって来ました。そんな中、満を持して後継機種のCanon EOS 6D Mark IIが発表されました。Canon EOS 6D Mark IIはどんなカメラなのでしょうか?先代EOS 6Dとの違い、上位機Canon EOS 5D Mark 3やCanon EOS 5D Mark 4との違いも気になる方も多いかと思います。

以下ではCanon EOS 6D Mark IIをスペックを中心にレビューしていきます。発売予定日は8月4日です。



キヤノンの一眼レフカメラとミラーレスカメラ

Canonは世界最大のカメラメーカー。レンズ交換ができるタイプのデジタルカメラのラインアップは大きく分けて3種類。①フルサイズ一眼レフ、②APSサイズの一眼レフカメラに③Mシリーズと呼ばれるミラーレスカメラと、市場に出回る主なデジタルカメラの規格をすべて網羅しています。

フルサイズとAPSサイズの一眼レフの違いは、センサーサイズの違い。センサーが大きいフルサイズのカメラは、カメラ愛好家の憧れで、プロカメラマンも使っています。センサーサイズが大きいのでそれを納めるカメラも大きくて重くなってしまうというのが難点ですが、大きなセンサーとフルサイズ機種用のレンズで撮った写真は、やっぱりきれいです。

Canon EOS 6D Mark IIはフルサイズの一眼レフの中ではエントリーモデルという扱いですが、入門機と呼ぶには性能も(値段も)高い立派な本格的な一眼レフです。フルサイズの入門かもしれませんが、カメラの中では、中級機以上です。

但し、中級機というのはあくまで値段やカメラの性能の話で合って、中級機だから複雑な操作がいるというわけでもなく、基本的にはシャッターを押すだけで写真は撮れるので、初心者の方でも予算があればお勧めしたいカメラです。

>> 2017年 Canonの人気一眼レフカメラ比較

 

 

EOS 6D Mark II

Canon EOS 6D Mark IIボディ単体が税別22万5,000円前後、。Canon EOS 6D Mark IIとEF24-70mm F4L ISレンズキットが税別32万7,000円前後、。Canon EOS 6D Mark IIと24-105 STMキットが税別26万9,000円前後。

入門機と呼ぶには値段設定は高め。といっても、最近発売されたカメラは円安の影響もあって軒並み高めの発売価格。スマホがこれだけ世の中に出回っている中、カメラメーカーもひと頃のように安く売って多く出すということよりも、高くてもいいものを求める層に向けて性能と価格をシフトしている気もします。

 

EOS 6D Mark II 主要スペック

  • 有効画素数:2620万画素 (総画素数:2710万画素)
  • 映像エンジンDIGIC 7
  • オールクロス45点AF
  • 連写:最高6.5コマ/秒 (先代の最高約4.5コマ/秒から向上)
  • ファインダーは視野率約98%、約0.71倍。
  • 内蔵ストロボは非搭載。(ストロボなしのほうが好きです。)
  • 液晶モニター:バリアングル式3型約104万ドット。流行りのタッチ操作対応で、タッチAF/タッチシャッターが可能。キヤノンのフルサイズセンサーとしては初となる機能。
  • GPSも搭載!! (EOS 6DやEOS 5D Mark IVと同様)
  • Wi-Fi/NFC/Bluetooth
  • 重さ:685g (本体のみ) 、765g(バッテリー・SDカード含む)
  • サイズ:144.0 x 110.5 x 74.8 mm
  • ファインダー倍率は、約0.71倍。
  • 視野率が上下左右とも約98%(アイポイント約21mm時、アスペクト比3:2設定時)
  • バッテリーはLP-E6N/LP-E6。撮影可能枚数は約1,200枚 (かなり撮れますね)

 

EOS 6DとEOS 6D Mark IIの違い

2012年11月30日に発売された初代EOS 6D。その約4年半後のリニューアルとなり昨今のカメラ業界ではまぁこんなもんね、というながさのモデルチェンジのサイクルです。

EOS 6DとEOS 6D Mark IIの大きな違いは画素センサー。 2020万画素から約2620万画素になっています。

又、4K(30P)に対応したことも大きいですね。ただし、30Pなので、ヌルヌル動くという事ではありません。

その他の主要な違いは、

  • ISO感度の向上25600から40000
  • 測距点11点から測距点が45点へ。
  • ライブビュー時のAFもデュアルピクセルCMOS AFで高速化。
  • 連写機能4.5コマ秒から6.5コマ秒 (バッファメモリが強化され連写時の待ち時間のイライラが少なくなりました)
  • AFフレーム選択数77エリアから91エリアに 店は最大325点
  • モニターがタッチパネル対応に
  • モニターの解像度は104万ドットのままで変更ありません。
  • 重さは、10g重くなって765gになりました。まぁしょうがないですね。

本体内手振れ補正はありません。手振れ補正付レンズで対応するという考え方です。

タッチパネル対応はCanonのフルサイズ一眼レフとしては初めての対応。AFのポイントを合わせたたり設定を変更するときに便利です。

初代EOS 6Dより全般的に機能が強化、改良されています。値段は上がりますが、その分、価値がある進化だと思います。

EOS 5D Mark 4とEOS 6D Mark II比較

EOS 5D Mark 4が、重さ以外は高性能。

ダイナミックレンジの広さを含めたセンサーの良さ、操作性が異なります。

予算が許すのであれば、EOS 5D Mark 4。

 

 

EOS 6D Mark IIを敢えて選ぶ理由を考えてみましたが、軽さを求めるという点はもちろん、同じバリアングル液晶のEOS二けた機からの乗り換えならEOS 6D Mark IIへの乗り換え安いというのはあるかもしれません。

Canon 公式 EOS 5D Mark 4とEOS 6D Mark II 商品比較

 

EOS 5D Mark IIIとの違い

EOS 5D Mark 4とEOS 6D Mark IIでは性能に差があり、お金があって少し重くても良いなら、迷わずEOS 5D Mark 4でしょう。

但し、EOS 5D Mark IIIは、EOS 6D Mark IIの上位モデルですが、発売時期の関係で一概にどちらが優れているとは言えません。

EOS 6D Mark IIが優れているのは、GPS搭載、軽さ、大きさ、画素数、動画性能、Wifi、タッチパネル。普通に使う分には、EOS 6D Mark IIの方がスペック性能が高そうです。

5DmarkⅢは1/8000という高速シャッター、視野率100%のファインダー、広いAF領域と値段が魅力。もともとプロも使う機種なので、耐久性も高そうです。例えばシャッターの耐久数は15万回。(EOS 6D Mark IIは10万回)

EOS 6D Mark IIのAF領域については、AFシステムがAPS機の80Dと同じものを使っているため、AF測距点が中央に集中していて、横方向のカバー範囲が狭くなっています。まぁ、普通に使う分には問題ないかもしれませんが、気になる人には気になるかも。

 

最新のエントリー機EOS 6D Mark IIと型落ちの中級機EOS 5D Mark IIIのどっちがいいか?

ちなみにこの話題はよくある話題で、EOS 6D が出たときは、EOS 5D Mark IIとの比較で盛り上がりました。笑

中古であれば、値段がダイブ安いので、安くていいフルサイズを買いたい!という人は、中古の型落ちを買って、余ったお金でいいレンズを買う。というのもお勧めします。

>> EOS 5D mark 4 レビュー Mark4とMark3の違い

EOS 6D Mark IIのニコンのライバルは?

ニコン D750が、EOS 6D Mark IIとの比較対象です。

AF性能とダイナミックレンジは、D750が良いという話も。

 

EOS 6D Mark IIと一緒に買いたいもの

メモリーカード

忘れてはいけないのがメモリーカード。家に何枚かあるかもしれませんが、高い物ではないのでスピードが速い物を。

アマゾンで一番売れているのはトランセンドの32G。動画をとっても容量は十分です。

UHS-II Class3のSDカード

EOS 6D Mark IIはUHS-Iカード対応でUHS-II Class3には未対応ですが、下位互換性があるので、ストレスなく連写を楽しみたい方は、ちょっと値が張りますがこちらも検討してみてください。

上で紹介したトランセンドのカードより3倍読み書きが速いので、連写時のストレスがなくなります。

高速なメモリーカードの記事は以下でまとめました。

お勧めのUHS-II Class3のSDメモリーカード

わが家でもUHS-II Class3のSDカードを使っていますが、もっと早く買っておけばよかったと後悔しています

EOS 6D Mark IIの交換レンズ

フルサイズのカメラを買うからには、良いレンズもそろえたいもの。お勧めのレンズを並べてみまた。

 

大三元レンズ

Canonのレンズのうち、特に写りの良い高級なレンズにはモデル名Lがついています。

更に、Lレンズのうち、ズーム全域開放F値2.8通しの明るいレンズを大三元レンズと呼ばれています。

EF16-35mm F2.8L II USM

EF24-70mm F2.8L II USM

EF70-200mm F2.8L IS II USM

の三本です。

 

解像力もすごいのに、明るく背景をぼかしたいとき、キレイにぼかすことができます。

フルサイズと相性抜群。

 

EF70-200mm F2.8L IS II USMで撮影した運動会の写真

>> 運動会の写真の撮り方

 

小三元レンズ

大三元はズーム全域開放F値2.8通しですが、こちらはF値4通し。

軽く、標準レンズは手振れ補正機能がついているのが大三元レンズにないメリットです。

大三元レンズ持っている人でも、旅行の時は、軽い、EF24-105mm F4L IS II USMだったりし間sう。

EF24-105mm F4L IS II USMはお勧めです。キットレンズにもなっています。

 

EF16-35mm F4L IS USM

EF24-105mm F4L IS II USM

EF70-200mm F4L lS USM

 

単焦点レンズ

F値の小さいレンズは、ボケがキレイに出ます。

ズームはできませんが、大三元レンズより軽くコンパクトでそして安い。

 

F値1.4で撮った写真はこんなイメージです。

フルサイズ一眼レフは画質がきれい

 

 

フルサイズ+単焦点レンズは、ダカフェさんというカリスマブロガーのページもどうぞ。

>> 家族写真ブログリンク集

ダカフェ日記

 

ダカフェさんが使うシグマのレンズ。

ダカフェレンズとも呼ばれるとか。

値段もそれほど高くなく、お勧めです。

 

 

 

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