カメラ

【レビュー】Anker PowerConf C300 / 業務用に特にオススメ 超広角フルHDウェブカメラ

Anker PowerConf C300

1080pの超広角レンズと60fpsを実現したAnker初のウェブカメラPowerConf C300を使ってみました。zoomやteamsなどのテレビ会議用ソフトで使った感想です。

 

Webカメラ

Web Cameraとその選び方

ウェブカメラはこれまでは、どのノートPCにもついている割には個人ではあまり使われていない周辺機器・ガジェットでした。個人が目にするのは、入国管理や銀行口座を作成する際に入管や銀行のPCに乗っているような業務用だったりでは?

もちろん、遠く離れた家族とビデオ会議するために性能のいいwebカメラをつかう方もいらっしゃるとは思いますが、webカメラはキーボードやマウスのようにまでは一般的な商品ではなく、我が家のように割と、というか、かなりマニアックな人が使うような製品だったかもしれません。

Anker PowerConf C300-Logicool StreamCam

ところが、コロナによって、状況は一変。

ワークフロムホーム、リモートワークが一般化してくるようになると、家庭でも、そしてオフィスでもテレビ会議、zoom飲みのように、ウェブカメラは一般的な商品になっています。

PCについているウェブカメラよりもきれいな絵にしたい、というニーズにこたえる商品になります。

Webカメラの性能、良さは、画質で決まります。

画質は画素数、いろんな明るさに対応できる性能、色の再現性、ピンと合わせ、つまりオートフォーカスの早さ等。

どうやってウェブカメラを選べばよいかですが、画素数はFull HD1080のものでどこの会社も大差はありません。

でも、明るさへ対応できる性能は、各社、製品によりまちまちです。

つまり、暗い室内で顔が黒くなって見れなかったり、逆に窓の光で白く飛んで見えなかったりすることも会社によってはあります。

Webカメラを選ぶときはこういったことも注意するといいでしょう。

 

AnkerのWebカメラ

家庭用のウェブカメラは、logicoolの製品が圧倒的に強く、品質、価格でも満足がいくものになっています。

昔、海外に住んでいた時に、スカイプの多人数会話やプレステのビデオ会議機能の時代から、いろいろ試してきましたが、logicoolが一番というのが私の評価です。

(というか競合が実質的になかった)

Ankerは、バッテリーや充電器、ケーブルを中心に周辺機器のラインアップを拡充させている会社ですが、PowerConf C300は、Ankerが初めて販売するウェブカメラです。

今回、レビューの機会をもらいましたので、いつものように、忖度なく、使ってみた感想を書いてみようと思います。

 

PowerConf C300レビュー

Anker PowerConf C300 Review

では、PowerConf C300レビューをしていきます。

外観

PowerConf C300の見た目は、一般的な「ウェブカメラ」です。オーソドックスなデザインになっています。黒なので、黒色のモニターやスピーカーのふちに合うデザインです。

使用時は、LEDライトが点灯するようになっているのは便利です。

Anker PowerConf C300-LED Light on

スピーカーの上においたところ。黒なので色が合わせやすい

 

単体でも設置角度の調整は可能ですが、三脚穴があるので、三脚もを利用可能です。

卓上の三脚を使えば、向きを自由に変えることができるので、モニターの上で固定しておくのではなく、会議室とかで使うときは特に便利だと思います。

 

 

 

プライバシーカバーもついていますが、テープで止めるようなタイプ。

Anker PowerConf C300-Privacy Cover

Anker PowerConf C300の同梱品

文字通り、取ってつけたようなもので私は使いませんでした。

接着剤が弱くなった時の為か、予備もついています。

 

特別なソフトをインストールすることなしに使用可能

Anker PowerConf C300は、標準ドライバで動作可能なので、特別なソフトをダウンロードすることなしに、USBに差し込むだけで使用可能です。

お勤め先の会社のPCでウェブカメラを使う場合、会社によってはセキュリティの関係からユーザーがPCに新しいソフトを入れることが禁止されている会社も多いかと思いますが、ソフトなしで使用ができるのは便利だと思います。

 

但し、画角の調整や、Anker PowerConf C300本体のファームウェアのアップデートには、Ankerのソフトをダウンロードしてインストールする必要があります。

 

画質 超広角で会議室で使える

Anker PowerConf C300を使ってみてまず思ったのは、映る範囲(画角)の広さ。

GoPro並みとは言いませんが、超広角です。

 

パッケージを開けてそのまま、自分一人が写るビデオ会議用だけに使いたい、という人には面倒かも、と思いました。

Web会議の時は、顔さえ写っていればよく部屋のあちこちまで写ってしまうのは、ちょっと・・・ですよね。

 

もちろん、Ankerのソフトを入れることでズームすることができ、画角を調整することができます。

設定は至極簡単で、ソフトを開いて、「Device」のタブから、「画角」のラジオボタンにチェックをつけるだけです。

(78度、90度、115度といった複数の視野角に加えて、AIフレーミング=自動変更や追尾することもできます)

一度Ankerのソフトで画質・画角の設定をすると、ソフトを閉じても、その設定が維持されるので、次からはzoomをつないで使ってもそのまま使えます。

 

態々超広角に作ったのは、おそらく、超広角にしておけば、ソフトで超広角から脇を切り取った標準サイズ迄カバーできるけど、標準サイズのレンズにしておくと超広角は写せない、設定は一度してしまえばそれでいい。

だから超広角にした、ということかもしれません。

 

逆に言えば、広角のウェブカメラが欲しい人、例えば、狭い会議室で参加者全体の様子をクリアに映したい人やソフトの設定が苦にならない人に向いているウェブカメラかもしれません。

ちなみに明暗差に強くなるHDR機能のオンオフもソフト上でできるので、Anker PowerConf C300を買った人はぜひこのソフトをインストールして遊んでみることをお勧めします。

USB Type Cのケーブルですが、同梱のアダプターで多くのPCに使われているUSB Type Aとしても使えます。

 

画質 あかるさ 逆光への耐性 顔が暗くならない

明るい環境では、色が濃く、ポップな感じで出てきます。

明暗差・逆光にも強く、暗くなりがちな逆光時も表情がしっかり。

普段は、窓沿いの部屋で作業をしているのですが、steamのときは時間帯によっては逆光によって顔が暗くなり「取調室画像の様」と言われましたが、そういうことが無くなりました。

HDR性能の高さの成果か、白飛びしていた窓の外の景色もしっかり映ります。

景色がいいところに住んでいる人は、同僚に景色を自慢するのにいいかもしれません。(笑)

 

冗談はさておいても顔が明るく潰れずに映るのがこのカメラの大きな特徴です。

はっきり、顔の表情を映してくれるので、就職活動用のWebカメラにちょうどいいかもしれません。

 

画質 その他

ノートパソコンに内蔵されているwebカメラより圧倒的にキレイです。

但し、LogicoolのStream Camとの比較では、ワッフル状の生地の服を着ているとモアレ状の画像が出やすいようです。

Logicool StreamCam

Logicool StreamCam

 

 

Anker PowerConf C300レビューまとめ

Anker PowerConf C300の良さは良くも悪くも超広角であること。明暗差に強いところもいいところです。

ノートパソコンに内蔵されているwebカメラより圧倒的にキレイ。Logicoolのstreamcamのような高価格帯のweb cameraと比べても明暗差にも強く、白飛び、黒潰れがすくない。

画面が明るく、色が濃くはっきり出ます。

「あれ、いつもよりきれいだね?」(画質が)と言われます。(笑)

 

メリット

  • 115度の超広角レンズ
  • 低照度・明暗差にもつよい
  • HDRで色鮮やか
  • USBケーブルをつなぐだけでどのPCでも利用可能
  • 1080p/60fpsの撮影が可能
  • 取り外し可能なUSBケーブルは交換可能=> 長いコードにしたり短いコードに変えられる
  • USB-CとUSB Type-Aの変換アダプターも同梱
  • 価格が安い (アメリカのアマゾンでは130ドルで売られています。日本ではほぼ半額です。そのうち値上げになるかも。)

価格は、通常販売価格は9,990円(税込)。Amazonでは初回限定1,000個まで7,990円(税込)!!

Anker PowerConf C300 Cable Connector

ケーブルは交換可能です。

 

StreamCamやC920のケーブルは交換できません。

 

デメリット

  • 超広角(メリットでもありデメリット)=>映したくない部分まで写ってしまう
  • フェイストラッキングが失敗するときもある。(ソフトのアップデートで改善されるかもしれません)
  • 取り外し可能なカメラシャッターの安っぽさ
  • ソフトウェアが重い(設定時にしか使わないので特に気にはならないかもしれません)

業務ユースに特におすすめかも

Anker PowerConf C300-Logicool StreamCam

Anker PowerConf C300は、会議室に置いておく、会議の時にもって会議室にもっていくような、業務ユースで使うカメラとして特にオススメかもしれません。

画角の広さは会議室での会議に便利です。アマゾンで人気のLogicoolのカメラでは、デスクのPCモニターの上に置いて使うのには便利でも、会議室全体を映したり発言者を追っかけたりするのには向きません。

会議室に窓があって、カメラを窓の方に向けたり窓からの光が入ってきてしまう場合、一般的なウェブカメラでは出席者の顔が暗くなりがちですが、Anker PowerConf C300は明暗差につよくHDR機能と相まって黒潰れや白つぶれになりにくくしています。これはロジクールのC920やstream Camでは苦手とするところです。

ソフトをインストールなしでも使えますが、ソフトをインストールすれば、更に、AIが被写体の動きを追って水平・垂直に映像を調整する「モーショントラッキング(自動追尾機能)」や、被写体の人数を自動で検知して全員が映り込むよう画角調整する「オートフレーム(自動画角調整機能)」機能も使えます。

そして、zoom認証を取得したウェブカメラで、zoomはもちろん、teams/lyncやskype、webexでも使えます。

上司になぜこのカメラか、説明する必要がある人は、上の文章をそのままコピペして使ってください。(笑)

 

 

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