一条工務店の家づくり。着手承諾が終わった後にやること。上棟から引き渡し迄のスケジュールです。
目次
着手承諾後の流れ
間取りや仕様の最終確認のことを一条工務店では「着手承諾」と呼んでいます。
着手承諾が終わると、いよいよ、確定した図面や仕様に基づいて、申請手続きや工事が開始されます。
スケジュール
着手承諾後、引き渡しまでのスケジュールです。
スケジュールの決め方は、上棟をどの時期に行うかを軸に、それに間に合うように基礎工事着工日や配置確認を行う日を、営業さんが取りまとめて決めていきます。
上棟がボトルネックになってしまって、それまでの作業がどんなに早く終わっても、それ以後の作業は勧められませんし、上棟までに必要な作業が終わらなければ上棟を延期しなければなりません。作業をみたスケジュール管理が営業員の腕の見せ所になります。
さて、着手承諾から引き渡しまでのスケジュールをまとめてみました。
カッコ内の分数は一条工務店宛の支払い時期と支払額の割合です。
- 着手承諾
- 建築確認申請&許可、長期優良/低炭素申請提出&許可(一条側作業)
- 一次外構
- 配置確認(地縄の確認)・地鎮祭(任意)・ご近所御挨拶
- 預り金・着手金支払い(1/3)
- 基礎工事着工
- 上棟・上棟金支払い(1/3)
- 大工工事・気密測定
- 竣工・完了検査
- 引き渡し・建物登記・最終金支払い(1/3)
基礎着工後引き渡しまでの期間
着手承諾から基礎工事着工まではしばらく時間がかかります。
基礎工事着工後、引き渡しまでにかかる日数は契約書に記載されていますが、建物の大きさ、建設地域によって異なるようです。
基礎工事着工後、引き渡しまでの期間は、大体3か月~6か月。建物が大きい場合には10か月程度かかる場合も。
上棟枠
上棟とは、早い話、基礎工事の後に行われる壁と屋根を作る工事のことです。
一条工務店は、フィリピンの工場の生産キャパを元に、全国各地の拠点毎に、一定期間に上棟ができる数を割り振っています。わかりやすく言うと、南関東のXX事業所には3月中、X軒迄上棟が可能、という具合です。
そして、ある拠点に期間毎に割り振られた上棟可能数を、その拠点の「上棟枠」と呼んでいます。
営業さんは、契約後、上棟枠を押さえておき、出来るだけ早く引き渡しができるよう調整してくれますが、上棟枠が先に契約した方により相当先まで押さえられている場合がほとんどです。
特に、一条工務店は近年特に人気のハウスメーカーになってしまっていて、今から建てる人は上棟後1年先に引き渡しというケースも。
上棟枠は、グランセゾンのような木造軸組構法用の枠と、iSmartのようなツーバイ用の枠があって、グランセゾンの枠の方が少ないようです。
軸組工法のグランセゾンは、対応できる大工さんの数も少なくなっていて、2年待ちとなるケースも出ています。
【2024年最新版】人気ハウスメーカー販売戸数ランキング ベスト10+1
引き渡しが早まる場合
上棟枠にキャンセルが出た場合は、上棟が前倒しとなり引き渡しが早まることもごくごくまれにあるようです。
この投稿をInstagramで見る
上棟・引き渡しまでに並行してやること
- 外構業者選定
- 火災保険選び
- 引っ越し業者選び
- インターネットプロバイダー選び&申し込み
- テレビアンテナ業者は?
- 施主手配品の調達
- 新居での家具・家電
引き渡し
引き渡しが遅れるケース
残念ながら引き渡しが遅れてしまうケースもあります。
引っ越しや、仮住まいの契約時期、ネットの開通時期には注意しましょう。
この投稿をInstagramで見る
完了検査と引き渡し
受け渡し時期は引っ越しや仮住まい退去のタイミングにも影響してくるのでハラハラしますね。
完了検査をして特に手直しが不要なら約一週間で引渡しとなります。
手直しが必要となった場合には、手直しに要する日数がかかります。
クロス屋さんが入り、最後の電気屋さんがコンセントカバーやエアコンの取り付けで終了でした。
特に問題がなければ、着手承諾時の予定表より早く引渡しになるケースも。