Google Homeを買ってから気が付けば2年になりました。Amazon Echoもあるので両方使った感想をGoogle Homeの感想という視点からレビューします。
スマートスピーカーやAIスピーカーというと、日本ではなじみがなかったかもしれませんが、乱暴にいってしまうと、音声操作ができるラジカセといったらわかりやすいでしょうか? もちろん、音楽を聴くだけでなく他にもいろいろな便利な使い方がありますが、詳しくは後程、Google Homeでなにができるのか?というコーナーで紹介します。
スマートスピーカーは、Amazonが発売している「Amazon Echo」がもともとの始まりです。Amazon Echoはアメリカでは、大人気で、対応デバイスはすでに1億台以上が出荷されていて、アメリカではアマゾンエコーは新しい物好きの商品というよりもどこの家にもある定番商品になろうとしています。
我が家でもアマゾンエコーを4年程使っています。Google Homeは、最初は物珍しさから買ったおもちゃ的な家電でしたが、最近は生活の一部になった身近な家電になりました。アマゾンエコーもGoogle Homeも便利に楽しく毎日使っています。
Google HomeをAmazon Echoの両方を実際に使って比較したレビューは日本ではまだ珍しいと思いますが、両方使ってみたからわかるそれぞれの良さや違いも含めた感想も入れてレビューしてみます。
目次
Google Home とは?
Google Homeは音声で操作ができるスピーカーです。インターネットとつながっているので、インターネット経由で音楽を聴けたり、調べ物ができたりします。
小型で軽いのでどこでも持っていけそうですが、Google Homeには電池が内蔵されていないので、電源につないで使う必要があります。
スマートスピーカーの分野ではAmazon Echoが先を行っているのですが、IT業界の巨人Googleもアマゾンに負けずと参入してきました。
現在、Googleは、「Google Home」という名前を「Google Nest」という名前に変更中。「Google Home」という名前がなくなってしまうのはちょっと寂しいです。
AIスピーカーとは?
Google Home/Google Nestのレビューをする前にまず、AIスピーカーのおさらいです。
AIスピーカーは、ネット経由でサーバーにつながっているスピーカーで、機能をどんどん広げていけるようになっています。
実質的な世界初のAIスピーカーは、Amazon Alexaを搭載したAmazon Echoでアメリカでは普通の家にある普通のラジカセみたいな位置づけになっています。
日本ではラインのクローバに続き、Google Homeが2017年に発売されました。
Google Homeのラインアップ
2019年11月現在、Google Home純正のスピーカーのラインアップは画面の有無の違いで2種類、合計5機種です。
画面がないスピーカーだけの「Google Home」と「Google Home Mini(第一世代)/Google Nest Mini(第二世代)」。
画面が付いたものが2種類。10インチの「Google Nest Hub Max(税込28,000円)」と7インチの「Google Nest Hub(税込28,000円)」になります。
その他、オーディオメーカーからもGoogle Homeと同じ機能が使えるGoogle Assistantが搭載されたスピーカーが発売されています。
Google HomeとGoogle Home Miniの違い
画面なしのスピーカーであるGoogle Homeは二種類あります。Google HomeとGoogle Home Miniです。
Google HomeとGoogle Home Miniの違いは値段と大きさ、そして音質。Google Homeの小型版が、Google Home Miniです。小型版でも機能は大きなGoogle Homeと同一です。Google HomeとGoogle Home Miniに機能の違いはありません。
Google Homeは、実売価格1万2千円ぐらいしますが、Google Home Miniは5000円以下と値段も半額近くて安いので、手が出しやすいかもしれません。
ちなみにアマゾンエコーも大きなエコーと小さなDotという機種があります。
【使用4年目レビュー】Amazon Echo Alexaを日本で使ってみたと感想と注意 驚異のAI対応スピーカー。子供が喜びますよ。
音質は大きなGoogle Homeのほうがいいので、音質を気にするならGoogle Homeをお勧めします。
Google Nest Hub/Google Nest Hub Max
画面が付いたのがGoogle Nest Hub。
Maxは2万8千円と値が張りますが、Nest Hubなら1万5千円程度で購入可能です。
Google Assistant搭載スピーカー
LF-S50G
Google Homeと同じ機能が使えるGoogle Assistantが搭載されたスピーカーの中で音質面、価格面で評判が良いスピーカーがSonyのLF-S50Gです。
発売当初は27000円ぐらいしていましたが、値段もこなれてきて9千円程度で購入可能です。
バッテリーは内蔵していません。
JBL LINK 20とJBL LINK 10
JBL LINK 20とJBL LINK 10のウリは音質の良さとバッテリーが内蔵であるところ。
気楽に外に持ち運べるような作りで、Bluetoothスピーカーとしても使えるので便利です。
キャンプをしたりBBQをしたりするような家族にはこちらのスピーカーがお勧めかもと思いますが、あまり売れませんでした。
Google Homeの設定と操作方法
Google Homeの設定方法
電源をコンセントに入れて、スマホでセットアップします。
スマホが家のwifiに接続されていれば、改めてパスワードを聞かれることもなく、すんなり、簡単にセットアップできます。
スマートでいいですね。
Google Homeの最大の機能である音楽を聴く事が出来る機能を使うため、SpotifyあるいはGoogle Play Musicに事前に登録しておくといいかも。Spotifyは無料でも結構使えて便利です。
一度セットアップが終わると、最初に「OK Google」とスピーカーに向かって言うと、スピーカー上部が光ります。
これができれば設定は終わりです。
Google Homeの操作方法
「OK Google」とスピーカーに向かって言うと、スピーカー上部が光るようになったら、その状態で、行いたい操作(音楽を聴く、電気をつける、Youtubeを見る)や調べて欲しい事(日本の人口は? 自分の今日の予定は?)をいうと、スピーカーが答えてくれる仕組みです。
いろいろ機能がありますが、一般的な機能を見ていきましょう。
Google Homeで出来ること
さて、設定が終わったらGoogle Homeを使ってみましょう。
音楽が聴ける
2019年11月現在、Google Play Music、Youtube MusicとSpotifyが利用できるようになっていて、それらの無料サービスを使うことができます。
購入したらぜひこの二つは使ってみてください。
「Youtube Musicでノラジョーンズをかけて」とか、「Spotifyで気分が落ち着く曲をかけて」とか言って操作します。
再生中は、歌詞をスマホで見ることもできたりするので便利です。
「新しい曲をかけて」といった使い方もできますが、Amazon Echoと比べると、思っていたのとちょっと違うな、という選曲が多いです。
無料版でのSpotifyでもなぜかCM無しで聞くことが出来るので、とても便利です。
スケジュール管理
Google Calendarと連携させておけば、お出かけ前に「今日のスケジュールは?」と確認することができます。
この機能は地味に便利です。
簡単な調べ物をする
今日のプロ野球広島の試合は? とか、北海道の天気?
今日は暑い? とか聞くと教えてくれます。
出かける前に、例えば、渋谷に行きたい。とかいうと、自宅から渋谷までの乗換案内をしてくれます。
時計としてつかう
その他の操作は、AppleのiPhoneについているSiriやアンドロイドの音声操作と基本的には一緒です。
「XX時に起こして」とか、「タイマーで3分測って」とかそういう使い方ができます。
家電のコントローラーとして
対応電球を買うと、照明のオンオフもできます。
Philips HUE、LIFXのほか、アイリスオーヤマからも対応機種が。
将来的には、Internet On Thingsが進んで、エアコン、電子レンジ、テレビ、いろいろと音声操作ができる家電が広がってくると思います。
ちなみに、アメリカではAmazon Echoで車のオンオフもできます。
日本は、規制の問題もあるかもしれませんが、家電が音声で操作できる日もそんなに遠くはないはずです。
ちなみにクラウドサービスで機能がアップデートされていくため、発売時はできなかったことも、時間がたつにつれて、機械を買い換えなくてもできるようになると予想します。
語学の勉強として (会話)
まず、Amazon EchoよりGoogle Homeがすごいのは、対応言語の数。Google Homeは、英語、ドイツ語、フランス語、デンマーク語、ヒンディー語、イタリア語、韓国語、スペイン語、オランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語、そして日本語に対応。
2017年10月時点では、ドイツ語、フランス語、英語、そして、日本語の対応のみでしたから、着実に増えています。
Amazon Echoほど会話が上手ではありませんが、簡単な受け答えはこなせます。
言語設定の変更も簡単。
スマホで設定変更が可能です。
語学の勉強として (単語調べや簡易翻訳機として)
そして、意外と便利なのは、翻訳機能。
Google Homeの操作は日本語で行ったとしても、様々な言語の単語や文章に翻訳してくれます。
未来を感じさせる機能。これはものすごいです。
例えば、単語をある国の言葉でなんというか、調べるのに重宝します。
この前も、ロシアから友達がきて家でお寿司を作ったのですが、寿司ネタの名前をロシア語で教えてもらう事ができました。
「シマアジ、ってロシア語でなんていうの?」
とか、聞くことができます。
結構、便利です。
ちなみに「南蛮漬けって、英語でなんていうの?」と聞いたら「Namban Pickle!」と答えてくれました。
そうなんだけど、ちょっと違うといえば違うなぁ。笑
文章の翻訳も結構凄くて、「ロシア語で、赤ちゃんが泣いています。」とか「ロシア語で、おはようございます」とかそういった文章も、正確に翻訳してくれるのでびっくりです。
GoogleはGoogle Glassという日本未発売の自動翻訳機能も作っているので、こういう分野ではかなり強いのかも。
Amazon Echoにはできない芸当です。
簡単な語学の勉強にいいのでは?
子供のおもちゃとして
冗談を言う、なぞなぞをする、しりとりをする、じゃんけんをする、そんな使い方を試してみてください。
子供はビックリです。笑
その他、我が家使っているGoogle Homeの使い方をまとめてみました。
Google Home で出来ることと使い方 小学生&幼稚園生の女の子がよく使う機能
写真は、2年前は赤ちゃんだった下の娘。頑張って話しかけようとしています。
Google HomeとAmazon Echoの違い
Google HomeとAmazon Echoの違いは、基本的には大きな違いはそんなにないないんじゃないかとおもいましたが、Amazon Echoの方かまだまだ自然な操作をするという意味では優れています。
「すみません。お役に立てそうにありません。」というのが多いGoogle Home
Google Homeに、ゆで卵は何分ゆでればいい? と聞くと教えてくれるかとおもったら、「すみません。お役に立てそうにありません。」その他にも、「もっと勉強して改善します。」とか「今後、さらに頑張ります。」という新人さん回答が現時点では多すぎる気がします。
Amazon Alexa(英語版)なら、半熟卵は12分です。とか教えてくれるんですけどね。
まぁ、世界有数のIT企業ですから、今後改善していくんでしょうけど、ちょっと残念。
料理中に手が汚れている時に音声で操作できるのは便利ですよ。
ここで誤解が無いように行っておくと、Amazon Echoは英語版は割と答えてくれるのですが、日本語版は回答してもらえなかったりするので、どっちもどっちかな~という気にもなってきました。
ーー追記ーー
と、ここまで書きましたが、2018年2月に「ゆで卵の作り方」と聞いてみたら、しっかり教えてくれました!
Google Homeは、日々進化しているようです。
ーー追記おわりーー
その他、音質がAmazon Alexaの方がよかったりとか、大きさの違い、充電池内蔵の有無とかいろいろありますが、一番の違いは、呼びかけるときの声。
Amazon Echoでは、「アレクサ」と人の名前を呼びかけてスピーカーを起動させますが、Google Homeは、「OK! Google!」とか「ねぇ、グーグル」と、2語を使って、会社名を呼ばないといけません。
なんか、Googleってサービス名や会社の名前を、アシスタントに対して呼ぶのは失礼な気がしちゃうんですよね。アレクサって人名で呼びかけた方が自然です。
だって、普通に生活したら、「OK Google」なんて言わないでしょ?
「OK Google」の「OK」って何? 人の名前なのかな?笑 まだ「ねぇ」の方が、操作方法としては自然ですが。
しかも、アレクサだったら、一声で言えるのに、OK,とかねぇとかわざわざ言わなければいけないのも、Amazon Echoになれていると、まどろっこしいです。
起動の言葉を自由に変えられればいいんですけどね。
そしたら、「花子」とか、「ももちゃん」とか、そういう名前を付けてみようと思います。
Google Homeを呼んだときに、Google Homeが光でしか反応しないのも、聞こえてるんだか、聞こえてないんだかがわかりずらいので地味に使いづらい点です。
アマゾンアレクサは、光の他に音でも、聞こえましたよ、って合図があるので、それがないのもまどろっこしい。
さらには、Amazon Prime 会員になっているとAmazon Prime Musicが使えるので、この点もGoogle HomeよりAmazon Echoが便利な点かな。
Google Homeの音質は? Alexaの方が音質が良い
Google Homeよりアレクサの方が音楽スピーカーとしての音質は良い気がします。
Google Homeはなんか音がこもった感じがするんですよね。
Google HomeがAmazon Alexaより優れている点
Amazon Alexaのいい点ばっかり書いてしまいましたが、Google Homeにも良さがあります。
Google Homeで便利な機能は多分Chromecastの音声操作。これは、Google Homeの他にChromecastを買う必要がありますが、Chromecastを持っている人にはぜひ試してほしい機能です。
ユーチューブで見たい動画を指示したり、早送りを指示することができます。
言語対応機能もGoogle Homeの方が、素晴らしい。
Google Homeは、単語レベルなら、無数の言葉を教えてくれるし、操作も複数言語で可能です。
また、なぞなぞを出してもらったとき、レベルを言ってくれるのと、Thinking Timeにオルゴールのメロディを流してくれる配慮はGoogle Homeの勝ち!笑
Google Homeの購入
日本でのラインナップは、Google Home GA3A00538A16 税込15,120円と、Google Home Mini GA00210JP 税込6,480円の二つ。
海外製品にしては、珍しく、日本で買った方が海外で買うより安くなっています。
更に、いまはキャンペーン中でビックカメラで2台で2万円(税別)のキャンペーンをやっていましたが、現在は終了。
でも、いまは、楽天でなんと、3割分のポイントがもらえるキャンペーンをやっています。
キャンペーンは、11月29日までです。ビックカメラのキャンペーンよりお得だったかも!
と、思っていましたが、ビックカメラでは12月10日迄で半額セールをやっています。
仁義なき戦いですね~。
利益は出るんでしょうか?
【30%ポイントバック】Google Home(グーグル ホーム)
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Google Homeの感想
Amazon Echoは英語のみの対応でしたが、Google Homeは日本語対応の初めてのAIスピーカー。もちろん、今ではAmazon Echoも日本語に対応していますが、2台使って両方に同じ質問をしたりしています。
スマートスピーカーは、いろいろな機能があって子供が喜びます。
クリスマスプレゼントにいかがですか?
Google Home のレビュー
コラムニスト・漫画家 辛酸なめ子さんのレビュー
日本一、一番毒が入っている、Google Homeのレビュー by 辛酸舐め子さん。超絶zzzzzzzzz面白いです。笑
ちなみにこのレビューは2年前のものなのですが、今では、日本の負債額もしっかり答えてくれます。元刑場についてはまだ教えてくれませんでしたが。笑
話題のAIスピーカー Google Homeはポジティブシンキング?:辛酸なめ子のGoogle話
Google Home 関連記事
テレビでもいろいろと取り上げられていて、Google社の流行らせたいという意図を感じます。
多分、Googleが恐れているのは、アマゾンエコー。
本国アメリカでは圧倒的にアマゾンエコーが売れてますからね。
アマゾンエコーの発売は、2017年内の予定ですが、Amazon Echoの発売迄にGoogle Homeがどこまで売れるか、というところが勝負とみているのではないでしょうか?
もっとも、アマゾンエコーとしても、スマートスピーカーやAIスピーカーというこれまで日本では知られていなかった商品が世間一般に認知されるきっかけになるので、悪い話ではないと思います。
また、2017年12月にはAppleからもスマートスピーカーのHomePodの発売が予定されています。
iTunesとの連携もよさそうで音質にこだわるAppleのスマートスピーカー。HomePodはまずは、英語版の発売になりますが、日本語版もそのうち搭乗すると思います。楽しみですね。
AIスマートスピーカー市場がどう盛り上がっていくか。対応家電やサービスがどう増えていくか目が離せません。
昔、多くの人が想い描いていた、21世紀が本当に手に入るところまで来ています。
まずは、Google Homeからどうですか?楽しいですよ。
子供はすっかりはまっています。
Google Homeを購入してから、いつもよりうるさく元気になった気がします。笑
子供たちがよく使う機能をまとめてみました。
Google Home で出来ることと使い方 小学生&幼稚園生の女の子がよく使う機能
ちなみに、我が家ではAmazon Echoを2年間使っているのですが、その感想もまとめています。
よかったらこちらも見てください。
【使用2年目レビュー】Amazon Echo Alexaを日本で使ってみたと感想と注意 驚異のAI対応スピーカー。子供が喜びますよ。