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【レビュー】Deco X50-PoE Wifi6&メッシュWifi対応ルータ

Deco X50-PoE ReviewTP-LinkのLANケーブルから給電可能なWi-Fi 6メッシュシステム、Deco X50-PoEを使ってみました。このレビューでは、その性能、特徴、そして実際に使ってみた感想をお伝えします。

 

Deco X50-PoEの特徴

Deco X50-PoEはWi-Fi 6対応のメッシュシステムで、PoEに対応しているという珍しい商品です。

Wi-Fi 6対応のメッシュシステムは種類が増えてきていますが、PoE対応製品であるというところが、最大の特徴になります。

  • Wi-Fi 6対応で高速かつ安定した接続
  • PoE(Power over Ethernet)対応で100VコンセントからではなくLANケーブル一本で電源が取れる
  • 有線接続も高速なマルチギガ対応(2500Mbps対応)
  • TP-LinkのメッシュWi-Fi 「Deco」に対応していて、スマホアプリで複数のDecoネットワークを作成・管理可能
  • シンプルですっきりとしたデザイン インテリアの邪魔にならない色
  • 壁や天井への取り付けも可能
  • 簡単なセットアップと管理
  • 1台1万円台のお手頃なお値段

我が家では、すでにTP-LinkのWifiルータを使っていてメッシュWi-Fiのネットワークを作っているのですが、これにDeco X50-PoEを付け足してみました。

 

サイズ感の比較 Deco X50-PoE(左)、けん玉、Deco Deco XE75 (右)

商品はTP-Linkさんから提供いただきました。

 

Deco X50-PoE 最大の特徴:PoE対応

Deco X50-PoEの最大の売りは、名前にもあるようにPoE機能。

これにより、電源がない場所でもネットワークケーブル一本で接続可能です。これは特にオフィス環境や大きな家庭での設置において大きなメリットとなります。

 

PoEとは?

PoEとはPower over Ethernetの頭文字を取ったもので、通信に利用するLANケーブルで、通信と電力供給を行う技術のことです。

要は、通常、インターネット等の通信に用いられるLANケーブルに通信だけでなく、電源コードの役割も持たせたものです。

 

普通のWifiルータやセキュリティカメラ等のネットワーク関連機器は、通常、①電源と②インターネットの両方に接続する必要がありますよね。

つまり、電源コードとネットワークケーブルの2本のコードが、普通は必要になります。

しかし、PoEという技術を使えば、この2本のコードを1本にできるんです。どういうことかというと、ネットワークケーブル(これは通常、データを送るためだけに使われるものです)を使って、データと一緒に電力も送ることができるようになります。

 

 

PoEのメリット

PoEのメリットは、コードが少なくて済むこと。

機器を設置するときに、電源コードを気にする必要がなくなります。特に電源の近くにない場所に機器を設置するときに便利です。

LANケーブルだけ引いておけば、電源コードが不要になります。電源コードを別に用意する必要がないので、防犯カメラの設置に特に便利です。

電源コードが少なくなるので、工事費も安くなったり、じゃまなコードによるつまずきのリスクやコードが絡まる問題が減ります。

 

PoE機能を使うために必要なもの

Deco X50-PoEのPoE機能を使うには、①スイッチがPoE対応であること、②スイッチからLANケーブルでつなげる必要があります。

 

PoE対応スイッチングハブの例-だいたい5000円ぐらいです。

 

総評

Deco X50-PoEを3か月ほど使った感想です。

 

接続 セットアップ

冒頭にも買書きましたが、我が家では、もともと、TP-LinkのメッシュWi-Fi 6を使っていて、今回はそれにつけたしをする形で、Deco X50-PoEをつなぎました。

接続自体は、LANケーブルをDeco X50-PoE刺すだけ。PoE接続をするのであれば電源アダプターとの接続は不要です。

設定は、TP-Linkのスマホアプリ「Deco」上で行いました。

Decoの画面を開いて右上の「+」を押して「Decoユニットを追加」を選択。あとは画面に従っていくだけなので、ものの5分で既存のネットワークに新しいDeco X50-PoEをつなげることができました。

 

Deco X50-PoE設定時のDeco画面スクショ

こうしてみると、設定作業を17:34分から始めて17:37分には接続が完了しているので、設定作業はちょうど正味5分というところ。

簡単ですね。

 

 

速度と安定性

Wifiで気になるのは、高速で安定した通信ができるかどうか、という点。

家族の人数が多い我が家では常時30台以上のWifi機器がネットワークにつながっていますが、通信が不安定になることもなく、安定してつながっています。

正直言えば、今回レビュー記事を書くまで、追加したことを忘れていました。笑

それだけトラブルがなかったということです。

一度接続・設定してしまえば、後は気にせずに使える、電気や水道のサービスみたいに、空気のような存在感になる、Wifiルータの理想形かも。

 

Deco X50-PoEのお勧めの使い方

Deco X50-PoEの最大の特徴はPoE機能が使える事。

LANケーブルが引いてあるお店や家庭であれば、電源コードを別に持ってくる必要がなく、メッシュWifiのアクセスポイントを増やすことができるので便利です。

今回はDeco X50-PoEを子機として使いましたが、Deco X50-PoEを親機として使うこともできDeco X50-PoEだけでメッシュWifiシステムを作ることができまるので、Deco X50-PoEを数個まとめて購入するのもありだと思います。

また、PoE機能に目を奪われがちですが、壁、天井固定もできることもDeco X50-PoEのポイント。

壁や天井の目立たない場所にLANケーブルを通しておけば、インテリアの邪魔にもならず、すっきりしていいかも。

元々LANを敷いていて、Wifiのアクセスポイントを増やしたい、といったニーズや、新築やリフォームですっきりとしたWifiシステムを入れたい人にもおすすめかもしれません。

 

LANケーブル一本で電源も取れます

 

 

電源アダプターもついてくる

TP Link Deco X50 adaptor

Deco X50-PoEには電源アダプターも付属しています。

電源アダプターを使えば、LANケーブルに接続せず、メッシュWifiの子機としても使うことができるので、今はPoE機能は使わないけれど、将来、PoE機能をつかいたい、といった使い方もできます。

ただし、PoE対応機器の方が数千円高くなっているので、PoE機能を使わない人は、素直に普通のルーターを購入することをお勧めします。

Deco X50-PoEとDeco X50の主な違いPoEの対応有無、大きさ形状、値段です。Deco X50-PoEはLAN端子が2500Mbps対応なので、Deco X50-PoEの方が高性能とも言えます。

PoEを使わず、壁掛け・天井付けはしない、というのであれば、Deco X50をお勧めします。

 

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