ARUHIスーパーフラット5は35年固定金利なのに金利は1%以下。特にAruhi スーパーフラット5Sはのすごく安いように見えますが、実はそんなことはありません。Aruhiのスーパーフラット5Sで検討していましたが、いろいろとデメリットに気づいて他の銀行のローンにしました。他の銀行の方が、初期手数料も利払い総額も抑えられます。Aruhiで取った見積もりや、Aruhiのスーパーフラット5Sの注意点、Aruhiの評判と口コミをまとめました。
目次
Aruhiのスーパーフラット5
Aruhiの住宅ローンは、購入金額のうちに占める自己資金と融資金額の割合によって、金利の優遇を行っています。
不動産購入価格と借入金の割合は、以前は、不動産購入金額を10としたときに融資の割合が8で自己資金が2のスーパーフラット8という商品までしかありませんでした。しかし、人気の商品になり、最近では不動産購入金額を10としたときに融資の割合が5で自己資金が5のスーパーフラット5まで、スーパーフラットシリーズを増やしてきました。
手元に現金があっても高額の不動産を買いたい人から見れば、8割だすのと5割だすので金利が同じ、というのはちょっと納得しづらいですもんね。Aruhiのスーパーフラット5は、そういう方のニーズをうまくとらえた商品設計だと思います。
優良住宅ならSがついたAruhiのスーパーフラット5Sが借りられます。
新築はもちろん、中古であってもここ最近の物件であれば、優良住宅扱いなので、たいていの家がSで借りることができます。
ARUHI スーパーフラット5Sの1月実行金利は、団信込で年0.810%。
一見すると、お、ものすごい金利が安いじゃん!というように見えますが、実際のところはどうなんでしょうか?
2024年3月実行金利 | ||
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金利引き下げ期間 (当初5年間または10年) | 金利引き下げ期間終了後 | |
ARUHI スーパーフラット5 | 年0.810% | 年1.060% |
ARUHIスーパーフラット5の注意点
ARUHIスーパーフラット5は、35年固定金利なのに、金利がものすごく安いように見えます。
が、ARUHIスーパーフラット5の最大の落とし穴は、ARUHI全疾病保証に加入する必要があり、表示金利に別途+年0.15%の上乗せがされてしまうことです。
ARUHIスーパーフラット5 で金利Aプラン、当初10年、上乗せ前金利0.83%、上乗せ金利0.15%、8000万円借り入れ、35年返済の場合、
毎月の返済額が229952円、総支払額、9658万円。事務手数料176万円。
実はARUHIスーパーフラット6が一番安い
ARUHIスーパーフラット6であれば、ARUHI全疾病保証に加入する必要がありません。0.15%上乗せの特約は不要で、35年固定で保証は団信で十分という人には、ARUHIスーパーフラット6がAruhiの中で支払総額が一番安い住宅ローンになります。
ARUHIスーパーフラット6 で金利Aプラン、8000万円借り入れ、35年返済の場合、
毎月の返済額が220646円、総支払額、9469万円。事務手数料はスーパーフラットと同じ176万円です。
事務手数料が高い
ARUHIスーパーフラットは事務手数料が消費税込みで2.2%と、結構高い手数料がとられるようになっています。
見積もり
電話では見積もりは出せない、と言われましたが、ARUHIのマイページからARUHI navi に入り、「メッセージ」機能を使って依頼をすると、見積もりを出してもらえます。
子育て支援型・地域活性化型
ARUHIスーパーフラットでは、子育て支援型・地域活性化型による金利の優遇は受けられません。
ARUHIの見積もりでの手数料
フラット35の手数料です。
見積書に入っていない場合もあるので要注意。
登記費用
登記費用は司法書士宛の手数料も含めた概算
確定日付料
フラット35の場合、貸付けを独立行政法人住宅金融支援機構にアルヒから譲渡します。
これを債権譲渡とよんでいて、その債権譲渡の際に、公証人役場に文書成立日の証明のため手数料を払う必要があるそうです。
確定日付料、さぞかしお高いのでは、とおもったら700円でした。
てか、700円ぐらいならアルヒに支払う手数料の中に入れてくれればいいのに。。。
アルヒさん、態々、項目を一つ増やして700円をとる方が手間ではないでしょうか?
保証料
保証料はフラット35の場合は不要。
つなぎ融資
フラット35の融資実行は、建物の引き渡し時。
土地から購入し、土地の融資が必要な場合は、つなぎ融資という形で、土地代の部分だけ先に融資を受けることができる。
逆に言うと、Aruhiというか、どこの銀行のフラット35でも、フラット35は建物の引き渡し時でないと融資が下りません。
土地から家を建てる場合や、注文住宅で家を建てる場合は、土地代、注文住宅の着工時や建設が進んできた段階で必要となる資金をつなぎ融資や自己資金で賄う必要があります。
つなぎ融資は金利が高く設定されていることがほとんどなので、土地から家を建てる場合や、注文住宅で家を建てる場合は、フラット35の利用はあまり向いていないかもしれません。
尚、フラット35でない銀行の住宅ローンは、土地から家を建てる場合や、注文住宅で家を建てる場合でも、土地決済時や注文住宅発注時に住宅ローンとして融資が受けられるので使い勝手がよい、という特徴があります。
その点、三井住友信託なら、土地決済時、建物を建てる際に必要となる支払いタイミング(着手、中間、引き渡し)に合わせて融資を行ってくれるので、金利が高いつなぎ融資も必要なく、1本の住宅ローンで組めるので便利です。
アルヒの評判と口コミ
アルヒはフラット35の取り扱いで急成長している会社です。
フラット35の販売代理店、と考えると性格だと思います。
アルヒの対応は悪くはありませんが、銀行の方が、従業員のレベルが高い気がします。
例えば、質問をしたとき。アルヒも大手銀行もどちらも丁寧に答えてはくれますが、返答の深みが大手銀行とは違う印象を持ちました。
街の不動産屋さんとかみたいな、カジュアルな対応がアルヒで、大手銀行は大手航空会社みたいな丁寧なサービスの印象です。
アルヒのキャンペーンコード
Aruhiのスーパーフラット5Sは、正直おすすめできませんが、見積もりだけは取っておいて、他の銀行と比べてみることをお勧めします。
見積もりを取る際には、アルヒのキャンペーンコードの入力だったり、見積もりを取るだけで手間なく4000円程お小遣いがもらえる方法があります。
【2024年3月最新版】ARUHIのキャンペーンコードと知らないと損する裏技
アルヒより安い三井住友信託銀行の住宅ローン
Aruhiのスーパーフラット5Sを検討しましたが、思っていたのと違うので、結局他の銀行の住宅ローンにしました。
アルヒの長期固定35年ではなく、30年の固定になりますが、支払総額も数百万円安く借りれる銀行があります。
変動と固定の組み合わせもできたり、フラット35ではできない土地と建物の決済毎の融資を受けられたり、8000万円以上かりれること、手数料・金利・サービスのどれをとってもフラット35よりも上です。
三井住友信託銀行の住宅ローンについて徹底的に解説します。
ホームページにも乗っていない情報満載です。