ミラーレスカメラはカメラ初心者・初級者に人気のカメラですが、中級者や上級者にも魅力的なカメラです。
特に、技術の進歩で、ミラーレスカメラの弱点とされていた動体追従性能は、ミラーレスカメラで使用されているAF方式の像面位相差AFの能力向上により大幅に向上。
オリンパス、パナソニック、ソニーの各社から新機種が続々と発表された2016年秋冬は、ミラーレスカメラの歴史上、これまでで一番盛り上がったシーズンだったかもしれません。
そして年があけた2017年にはフジからも新製品が発表。PanasonicからはフラッグシップのGH5、CanonもEOS M6を投入してきました。特に、中判サイズのミラーレスカメラの発売は大きなニュースです。
2018年には一眼レフの最大手Canonからも初心者向けのミラーレスKissが登場。今後もミラーレス機の進化は期待できそうです。
目次
中上級者の為のミラーレスカメラ比較
ミラーレスの上位機種でこれまでの課題であったオートフォーカスの性能、具体的にはAFの精度や動体補足力やが大幅に強化されたモデルが各社より発売されています。
いままでは、一眼レフと比べるとミラーレスカメラはAFが遅かったり、特に動体補足能力が弱かったこともあり、ミラーレス一眼がお勧め出来ない理由となっていましたが、技術の進歩によって大分改善されて、カメラ中級者の方だけでなく、上級者にもお勧めできるようになりました。
そんな2018年のミラーレスカメラのお勧めしたい上位機種を価格別にまとめてみました。
オリンパス OM-D EM1 Mark II
OM-D EM1 Mark II
本体価格21万円。
ミラーレス一本足のオリンパスが作る最新鋭フラッグシップ機です。初代OM-D EM1から3年ぶりとなる2世代目の機種。
AF追従18コマ秒を達成。
AFと連写を求めるなら OM-D EM1 Mark IIをどうぞ。
新センサーの搭載により画質面でも改善され、画質を示すスコアもかなり改善しています。
本体価格で21万円するので買える人は限られていると思いますが、2016年のミラーレスカメラの中での一番のニュースはOM-D EM1 Mark IIだったのでは?
オリンパスにはファンも多いので、12月の発売開始後は、OM-D EM1の買い替え需要を含めて売れいます。
OM-D EM1 Mark IIの評価とレビュー
Panasonic Lumix GH5
オリンパスと同じマイクロフォーサーズ規格を推進しているPanasonicのフラッグシップ機GHシリーズ。
新機種GH5は。2017年3月発売の最新鋭機種。
パナソニックのミラーレス機の特徴は、動画の撮影機能。
ミラーレスでも一眼レフでも、そしていまやスマホでも画質が良い4K動画撮影機能が一般的になってきましたが、多くの機種は、一秒間に30枚の画像で動画ができる4K30Pにとどまります。
ところが、GH5は、4K60Pの撮影もこなす性能の高さ。動画撮影の画質は、フルサイズの一眼レフをも凌駕します。これもGH5が動画撮影をメインとするユーザーに売れる理由です。
Sony α6500 評価とレビュー
Sony α6500。本体価格14万円
元々はオリンパスの技術である5軸手振れ補正を搭載。防水防塵機能もついています。ソニーらしく4K動画撮影(30P)も可能。
ソニーのAPSミラーレスで5軸手振れ補正が搭載されているのはこのカメラだけなので、α6500のバリューはかなり高いです。
パナソニックやオリンパスのミラーレス(マイクロフォーサーズ)より画素センサーが大きいAPSサイズというところもこの機種のウリ。
お値段は、14万円台。昨今のカメラの値上がりを考えれば、もはやミラーレス上位機としてはお手頃と言える価格です。
Sony α6500 評価とレビュー
フジフィルム X-T2
アツいファンが多いフジフィルムのフラッグシップ X-T2。
2016年販売です。下のX-T20寄りは少々お高め。
富士フィルム X-T20
フィルムメーカーらしい写真画質にこだわったミラーレスカメラ。フィルムでとった写真の風合いを再現することが出来ます。
2017年発売の新製品。APSサイズですが、軽量に作られています。
写真画質にこだわる人に人気でヨーロッパで特に人気のカメラです。
富士フィルム X-T20 スペックとレビュー