家のネット環境の高速化に向けた第一歩として、PCにネットワークカードを取り付けました。通常の10倍の速さの超高速ネットワークを実現する10GBase-T対応のPCIeネットインタフェースカードの取り付けです。取り付けたネットワークカードは、TP-Link TX401。TP-Link TX401は価格は10GBase-Tの製品としては安めですが、3年保証であったり、10 Gbps対応LANケーブルも付属しているのも地味にありがたいカードです。製品提供をいただいたので早速使ってみました。
目次
自宅のネットワーク高速化計画
インターネットやPC-ネットワークディスクドライブ(NAS)やらテレビをつなぐ家庭内のネットワークの速度を高速化しようと考えています。
目的は高速に安定的なネットワークをつなぐことで、待ち時間や遅延等をなくし、より快適な生活ができるようにすること。
具体的には、光回線を1Gbpsから10Gbpsに変えて高速インターネットをできるようにしたり、NASの転送速度アップさせてファイルの転送速度を10倍にすることを最終的な目標にしようと思います。
ネットワーク高速化のためには、色々とすることがあるのですが、今回は、まず第1歩としてPC側を10Gbps対応にしようと、PCのネットワークカードを入れることにしました。
10Gbpsに向けてする事
宅内ネット環境高速化(10Gbps対応)に向けて、やる事を書いてみました。
パソコンからインターネット回線迄、いろんな場所でアップグレードが必要になります。
今回の作業は1の「PCのLANカード増設 」です。終わっているのは宅内配線のみ。
まだまだ先は長そうです。笑
- PCのLANカード増設 (今回実施)
- スイッチのアップグレード
- インターネット回線の切り替え
- 宅内配線 (Cat6A) (済)
TP-Link TX401の取り付けと設定手順
TP-Link TX401
PCのLANカードに選んだのは、「TP-Link TX401」。(公式Web)
TP-Link TX401の価格は10GBase-Tの製品としては安めですが、3年保証であったり、10 Gbps対応LANケーブルも付属しているのも地味にありがたいところです。
お値段はアマゾンで9000円程度になります。
TP-Link TX401の取り付けと設定
TP-Link TX401の取り付け作業は、大きく言うと、①PCの筐体をあけてマザーボードにTP-Link TX401を取り付けて、②ドライバーをインストールするだけになります。
手間としてはなんだかんだで30分程度でしょうか?
- PCの電源をオフにする
- PCIe x4より長いスロットを探す
- 取り付け
- PCの電源をオンにする
- ドライバーをインストール (自動でドライバがインストールされる場合もあり)
- CD-ROMもついているが、公式ページで最新版をダウンロード。
PCI-Expressとは?
- PCI-Expressはパソコンの拡張部品を接続する規格。主に、グラフィックボードやUSBボード、キャプチャボード、サウンドカード、そしてLANカードを接続して使う。
- PCI-Expressにはx1、x4、x8、x16などの種類がある、最も高速な転送速度を持つのが x16で、スロットの幅も一番長い。
- PCI-Expressx16のスロットに、下位のx4やx1を入れることもできるが、転送速度はそのパーツの速度になる。通常はx4やx1のスロットが、PCI-Express x16のスロットとは別にあるので速度の遅いパーツはそこに増設する。
- x16を使うのは、グラフィックボードがメイン。
TP-Link TX401の注意点と気になるところ
TP-Link TX401の注意点と気になるところです。
取り付けスロットがあるか?
取り付けようとしているPCにPCIeスロットの空きがあるか要確認です。
PCによっては、コスト削減のため、十分なスロットがついていない可能性もあります。
例えば、外から見てスロット数が空いているように見えても、ソケットがマザーボードに取り付けられていない、というケースもあります。
写真は、DellのPCですが、Slot4の位置にソケットがついていません!
グラフィックボードを増設してあり、空きスロットがなかった、というケースもあります。
TP-Link TX401の購入前に、SLOTの空きがあるか、確認しておきましょう。
発熱? 不安定?
1Gbpsの通信だからかもしれませんが、気になるような発熱はありませんでした。
PCはすぐにTP-Link TX401を認識し、途切れることなく、安定的に稼働しています。
TP-Link TX401のアマゾンの口コミ
評判がよいのは、コスパ。逆に評判が悪い口コミは発熱を上げる方が多いようです。
よい口コミ
5つ星のうち5.0 コスパ最高です
中身はMarvell (AQtion) AQC107チップで、民生用の10GbEとして広く普及しているものです。それゆえドライバがWin, Linuxでも揃っています。
使用する際は、MarvellのHPにてAQC107のファームウェアアップデータと最新ドライバ入手して当てたほうがより安定します。AQC107 NICの中では他社製品と比べると安いですし、アクセスランプLEDがついている製品はこれぐらいしかないのでコスパが良い品です。効果は不明ですが、ヒートシンクも他社のNICに比べて大きめなので評価できます
評判の悪い口コミ
古いPCを使っている方に多いような気がします。