最近人気のLEDのテープライト。数千円のテープを張るだけでお部屋が間接照明のホテルライクになるというとてもコスパが高いおしゃれアイテムです。LEDテープライトの設置場所の一番人気はテレビやPCモニターの裏。我が家でも今回はテレビ裏に貼りました。使ったのは、TP-Link Tapo L930-5というRGB LEDと白色LEDをダブルで搭載した贅沢なLED テープライト。LED発光制御用のICも積んでいて、色や明るさを細かく自由に変えらので、光によって部屋の雰囲気がかなり変わります。プリセットされた演出パターンを試してみると、子供はもちろん、大人もびっくり。驚きと感動がギュッと詰まったかなり面白いLEDテープライトです。
目次
LEDテープライトの良さ
LEDテープライトは、LED(発光ダイオード)がテープの上に取り付けられている照明器具です。
LEDテープライトは、家の内外のデコレーション、キッチンのキャビネットの下、階段、テレビの背面、店舗や展示スペースの照明など、さまざまな用途で使用されますが、LEDテープライトの良さは、なんといっても、間接照明を簡単に取り付けられることがまず挙げられます。
テープライトは取り付けを簡単にするための粘着裏面が付いていて、テープ自体は曲げやすく、さまざまな形状や曲線に合わせて取り付けることができます。
間接照明
リビングの天井等についているシーリングライトは、ライトが直接ものを照らしますが、間接照明は一度、壁や天井などに光を当て、反射光を利用して空間を照らす手法です。直接目に光が当たらないので、やわらかな雰囲気が作れます。
コンパクトで省エネ・長寿命なLED照明の登場で、電球や白熱灯では実現が難しかった間接照明が気軽に実現できるようになりました。
しかも、最近は、LEDの価格が下がってきたことで、LEDテープライトによる間接照明が隠れたブームになっています。
※ 間接照明のセオリーについてはこちらもご覧ください。大手照明メーカーによる無料解説ページへのリンクもあります。
【間接照明おおめ】一条工務店の照明 LEDキャンペーン利用か社外品か
取り付けが簡単
LEDテープには両面テープがついているので、これをはがして貼るだけで、取り付けができます。
テープの貼り跡が気になる人は、一度マスキングテープを張って、その上からLEDテープを張るという裏技もあります。
両面テープは、一度はがすとの粘着力が落ちてしまいますが、LEDテープは軽いので、両面テープを張ってあげてその上から貼れば大丈夫です。
電源はコンセントからとるので、テープを張った後、コンセントにつなげば、すぐ完成です。
テープが余ったら、なんと、ハサミで切ることもできます。
Tapo L930-5 レビュー
今回使ったテープライトはTP-LinkのTapo L930-5というもの。
Tapo L930-5には、5MのLEDテープライトが一本、コントローラーとACアダプタが同梱されていて、それらをつないでコンセントにさしてスイッチを入れるだけでLEDが光ります。
TP-Linkは、中国のネットワーク機器メーカーで、ルーターだけでなく子機や中継器も含めたWi-Fi機器全体での世界シェアは堂々の第一位だそう。日本でもコストパフォーマンの良さからWifiルータやLAN関連製品を中心に大きな存在感を示しています。
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最近では、Wifiルータ以外の家電も積極的に展開してきており、LEDテープ以外にもロボット掃除機なんかも出してきています。
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Tapo L930-5は、3年保証もついているので、安心です。
テレビ裏に貼ってみる
LEDテープライトで一番相性がいい場所はテレビ裏ではないでしょうか?
リビングの中心にあり、視線が集まりやすい場所で間接照明をつけると家の雰囲気がぐっと良くなります。
テレビ視聴時、特に照明を落として映画を見るときは、テレビ裏に間接照明をつけるとテレビ画面との明暗差が少なくなり、目にも優しく、目の疲労も軽減されるともいわれています。
LEDテープライトは何本もありますが、TP-Linkのものは今回が初めて。
今回はテレビ裏に使ってみましたが、取り付けは、他社のものと変わらず、テープをはがすだけで簡単でした。
LEDテープの裏側にはスリーエム(3M)が貼ってあり、シールをはがしてテレビに貼るだけで間接照明ができてしまいます。
ただし、難しかったところは、テレビの四隅の部分。90度に曲げることができません。
ただ、難しいといっても、角をくるっと、丸めておくだけなので、小学生でもできそうです。
貼り付けた後、点灯してみた写真が下の写真です。
自画自賛ですが、うーん、なかなかいい感じではないでしょうか?
今回のテープライトはテレビ裏のもの。
壁に這わせている間接照明は今回のテープライトとは別に建設会社が間接照明用のLEDをつけてくれたものなのですが、間接照明器具は本体だけで5mで5万円します。施工費除いた金額なので実際はもっとかかっています。
しかも、間接照明器具ではスマホ操作で色を変えたりすることはできません。(できるのもありますが、さらに高くなります。そしてフルカラーはできてもグラデーションでの演出はできない)
テープライトすごすぎです。
Tapo L930-5のよい点
Tapo L930-5をしばらく使ってみて、よかった点、気になる点をレビューしていきます。
結論からいうと、Tapo L930-5はかなりお勧め。
Tapo L930-5をお勧めできる理由は、①別の機械を買わなくてもスマホで操作可能、②調光調色ができて光の色味もキレイ、という2点にまとめられます。
操作
- Tapo L930-5だけで家のWifi(無線LANネットワーク)につながります。スマートホン操作を行うのにスマートタップ等、別の商品を買う必要はありません。Tapo L930-5だけ買えばよいのでシンプルです。
- 単体での動作も可能ですが、ネットワークにつなげると、スマホやスマートスピーカー(アレクサやGoogle アシスタント等)で操作可能になります。スマホでは、アプリ経由だけでなくスマホのホーム画面でLEDテープのオンオフができるほか、色を変えたり、明るさを調整できたり、発光パターンを変えたりすることができます。これは本当に楽!WifiにつながらないLEDテープは、昔ながらのリモコンで操作をする必要がありますが、リモコンで色や発光パターンを変えるのはかなり大変。LEDテープは色を変えたりするのが楽しいのでスマホ操作ができるタイプをお勧めします。
- Apple Homekit対応なので、iPhoneのホーム画面からオンオフができます。いちいちアプリを開かなくていいので、地味に便利!
- アプリは設定をかなり自由に結構細かく設定できる。一度設定しておけば、好きな発光パターンで決まった時間にon/offしておくことができる。我が家の設定は、①日没の30分前に照明をつけて、②夜中の12時に照明の照度を25%に落として常夜灯代わりに使い、③日の出時間に消す、というような設定にしてみました。毎日12時や15時に「オーロラ」というLEDの演出パターンで5分間だけ点灯させる設定にしました。オーロラ発光が始まると、お昼とおやつの時間だ、ということがわかるようになりました。笑 鳩時計とか、そごうにあったIt's a small worldの演出のようです。 さすがに音楽は流してませんが。笑
- 実際にタイマーが作動したかどうかは、「履歴」から確認することもできます。
照明の色
びっくりしたのは、照明の色の質と色の変化のスムースさ。
我が家には安いLEDテープもありますが、Tapo L930-5は電球の色を表現できて、色の変化もスムースです。
- Tapo L930-5は、色が1670万色出せるフルカラーのLEDチップと白色LEDチップがダブルで使われているので、一般的なフルカラーのLEDでは難しい、繊細なグラデーションや白色、電球色がきれいに出てます。
- 色が次第に移り変わっていくグラデーションでの発光パターンがきれい。特に「オーロラ」はお気に入り。光の色が流れるように継ぎ目なく変化していく様子は本当のオーロラのようで、見飽きません。
- 白色LEDが搭載されているので、わりときれいな白色が出せる。ただし、演色性(Ra)は見た目まぁまぁな感じ。
- 普段は白熱灯色で色温度を低くして、ローソクのような明かりで使っていますが、お客さんが来たり、夜、雰囲気を変えたいときは、発光パターンや色を変えて遊んでいます。海外のパーティールームやバーコーナーっぽくなります。
その他
- 発熱がどんなもんだか気になりましたが、LEDテープライトの発熱は思ったよりなく、意外と熱くないね、という熱さでした。
Tapo L930-5の不満な点
普通に使う分には全く問題ないと思いますが、マニアックな点からみた、Tapo L930-5の不満な点です。
アプリのバージョンアップで改善もできそうなので、いつか改善されると嬉しいです。
- 光色はアプリ上で直感的に設定できるようになっています。白色発光の色温度だけを調整できるモードもあるのですが、感覚的な色温度と違って全体的に白っぽい感じで、私の好みではなく、使えませんでした。色温度をもう少し直感的な色にしてくれると嬉しいです。
- 白熱灯の色味を白色光の色温度調整機能では出せなかったので、1670万色の中からえらんでいます。1670万色対応なので、色合いを好みに調整することがスマホの画面タップで可能なのですが、1670万色のなかから、好みの白熱灯色を出したり、他の照明と色味を合わすことすのは結構難しい。下の写真のパレットで選ぶのですが、微妙な画面タッチで色が変わってしまいます。選ぶときに使うのは、黒線で囲った部分の色だけなので、白色等の色温度設定に変えて、例えば黒枠部分だけを拡大して、照明に使う色だけを選ぶことが選択できるようなモードがあったりするといいかも。(スマホカメラが進化して、部屋の写真から好みの照明の色をスポイトで選択して、それと同じ色を出すことができれば理想ですが、これはカメラ性能の関係から難しいかな。)
- いい色を見つけても他の設定にコピーすることができません。1670万色の色は一色毎に「#FFDBC2」のようにコード(Hexadecimal Color Code?)がふられていますが、これと全く同じ色をタップで選ぶのはダーツで真ん中を当てるより難しい。なぜか色がコードで入力できないので、色コードをコピーして直接入力できるようにしてほしい。
- 演色性(Ra)は確認したところ、80だそうです。よりきれいな演色性(Ra)の光が出るチップを搭載してほしい。Ra95とか。
- 発光パターンはゆっくりしたものが多いのですが、もう少しいろいろなバリエーションを増やしてくれると嬉しいです。車のLEDシーケンシャルライトのように流れる感じのものとかがあると楽しい。
- 消灯時に段階的に暗くしてくれるのですが、ちょっとぎこちない感じの照度Downなので、これをスムースにしてほしい。 点灯時や消灯時に、段階的にほわっと照度が変わる、ないし、シーケンシャルに点灯消灯する、といった演出があっても面白いかも。
- 音楽に同期させる際の発光パターンは1種類なので、このパターンも増やしてほしい。
- また、音楽に合わせて色が変わるモードは、スマホとWifiを経由するせいか、反応が少し遅い気がしました。音にダイレクトに反応していない気がします。また、複数台のTapoで音楽に同期させようと、2台以上のスマホで試してみましたが、うまくいきませんでした。
口コミや評判
LEDライトは特に海外で人気で、皆さん思い思いに楽しんでいます。
色の変化は動画だとわかりやすいです。
我が家のテレビ裏 LEDテープライト 失敗ポイント・今後の課題
長さが足りなかった
5メートルのテープでしたが、77インチのテレビの四周(外周5.4m)を回すのには、長さが若干足りませんでした。
別売りの部材で、テープをカットして、折り返しをなくして、4辺づつつなぎ目が目立たないようにキレイに貼ってみようと思いますが、意外と難しくて挫折。
※ カットとしたテープをつなぐことはメーカーでも推奨していません。保障外になります。
結局、テープライトをテレビの外周ギリギリに貼るのをあきらめて、テレビの画面外から6CMほど、外から中心に寄せて一周させることにしました。
テレビの電源連動にするか!?
連動タップを使うと、テレビの電源を入れるとLEDテープを点灯させることができます。
ただし、この方法では、タイマー設定やスマホでの電源オンオフができなくなってしまいます。
最後に
安いのもあるけど
LEDテープライトは、人気の商品になってきているので、Amazon等の通販や、IKEAやニトリやドンキ、ホームセンター等実店舗でもあちこちで売られ始めていますが、聞いたことが無いような謎な会社のテープライトもたくさんあります売られています。
Tapo L930-5の値段は、Amazonで5900円ぐらいです。LEDテープライトの中には、半額以下、極端な話、短いものは100均でもありますが、安いのは、白色の色味や、光が変わる演出が野暮ったく安かろう悪かろうといった感じです。
Tapo L930-5の良さとしては、まず光の色の質。1670万色のマルチーカラーで、白色LEDが搭載されているところ。実質テープライト2本分のLEDが乗っているので安いものとは色味が全然違います。
そして、wifiに対応してスマホとアレクサ、グーグルホーム対応であるところ。スマホのアプリでの設定、操作が直感的に行えるのは本当に便利です。
製品保証も良さの一つ。
別件で、電気工事会社の方と話したとき、「安いLEDライトは耐久性にバラつきがあり、長持ちするものもあるが、壊れるものは数か月で一部が点灯しなくなるなどの不具合が出てしまうことが多い。」とおっしゃっていました。
Tapo L930-5はTP-Linkという知名度のある会社の商品なのと、3年間の保証がついているので、安心感もあります。
LEDライトは2本、3本と増やしていきたくなる沼にはまるような商品なので、2本目、3本目の色味をそろえられたり、同じアプリで使えたりすることを考えれば、一つのメーカーでそろえていくのが良いかと思います。
他より高いといっても、間接照明専用器具程、高いものでもないでもありません。このページをご覧になってくださっている方には、Tapo L930-5をお勧めします。
次はどうする?
照明が変わると部屋の雰囲気がだいぶ変わります。特に間接照明は何とも言えない上品な雰囲気の明かりを演出してくれますが、Tapo L930-5は、色と光の強さを自由に変えられるので、部屋の雰囲気を自分好みにかなり変える事が出来ます。
Tapo L930-5にはかなり満足したので、今度は、食器棚の上にもLEDテープを取り付けて試してみたいと思います。
試してみました→
【LEDテープライト 間接照明】Tapo L930-10 食器棚の上にオーロラを出す