北海道では高級コンドミニアムが建設ラッシュです。キロロのコンドミニアムYu Kiroroの情報をまとめてみました。Yu Kiroroの建設作業は順調に進んでおり19年末には開業予定。半数が販売済となり、宿泊予約を始まっています。
目次
道新 新聞記事
~キロロにコンドミニアム タイの不動産大手、19年12月開業へ~
後志管内赤井川村のキロロリゾートのオーナー企業でタイ不動産大手のプロパティ・パーフェクトは、キロロ敷地内に富裕層向けの高級コンドミニアム「YU KIRORO(ユー・キロロ)」(108戸)を建設する。購買力のあるアジアの富裕層の需要を見込む。今年5月に着工し、2019年12月の開業を目指す。
同社は今月から販売を開始。投資額は非公表で、敷地内の「シェラトン北海道」と「トリビュート・ポートフォリオ・ホテル北海道」の二つのホテルの間にある約6400平方メートルの土地に建設する。同社がキロロでコンドミニアムを建設するのは初めて。北海道はアジアからの観光客に人気があり、今後も伸びが期待されるため、需要があると判断した。
地上6階、地下1階建てで、延べ床面積は1万4471平方メートル。家具付きの寝室やリビング、台所を備えた1戸62~267平方メートルの部屋を108戸作る。
ttps://www.hokkaido-np.co.jp/article/166893
イメージ動画
全体像がよくわかります。
設計・デザイン
Yu Kiroroの設計・デザインはIlya。鹿島建設グループの会社です。
家具美品の手配では、コンラッド東京や客船飛鳥Ⅱ迄実績あり。
https://www.ilya.co.jp/?industries=interior-design&post_type=project
Yu Kiroroの価格
気になるお値段は、
PRICE: USD 641,753 - USD 1,892,929
キロロのショールームで対応してくれた方はお手頃価格といっていましたが、ニセコ、ルスツに比べれば、確かに半額近い印象はあり。
但し、投資の対象としては、慎重になるかも。
所有の形態も気になりますね。区分所有なのかな?
固定資産税、別荘税、県民市民税などはどうなってるのかも聞いておけばよかった。
年利回り3-5%といいますが、そんなに回るのかな?
レントアウトの手数料は35%。
65%がオーナーの取り分。ニセコでも同じスキームとの説明。
7000万円のコンドミニアムで、表面利回り5%とすると350万円。
必要な売り上げは538万円。
仮に一部屋5万円で貸したとして、年間108泊。
稼働率30%なんだけれど、オフシーズンは、お客さんが入るのかな~。
ピークシーズンは、12月の20日から2月の半ばの精々2か月。30×2で60日。
それに3月の週末、7,8月の週末を足してまぁギリギリ埋まるのかな。
楽天トラベルをみるとそんなに埋まっていなきもするけど。。
Yu Kiroro 宿泊プラン
とは言え、管理費も結構かかるみたいだし、将来、管理費の値上げ、オーナーと運営側の取り分変更とかないとも言えませんし、それなりにリスクはありますよね。
なので、美術品のように、インカムゲインの経済性を気にしない人が買える物件なのかも。
新幹線が小樽まで通って、更にこれからキロロの開発が進んで、という将来性にかけたキャピタルゲイン狙いかな。
Yu Kiroroの予約
Booking.comやexpediaで予約が開始されています。
楽天トラベルでも予約が開始されていたので、日本人だったらこっちが予約しやすいかな。
過去のリゾートコンドミニアム
とはいえ、こういう事例もあるからなぁ。
安比グランドヴィラ1-メゾネット 500万円(3LDK+S(納戸))
情報提供日:2018/8/28
70m2の広々したメゾネットタイプ。吹き抜けの明るく開放的なお部屋です。リフト1日券20枚かシーズン券1枚のいずれかを選択していただけるオーナー特典があります。
価格(管理費) 500万円 (51万3,324円/年(委託(常駐)))
築年月(築年数) 1988年(築30年)
面積 70.78㎡(登記)
売ホテル・売旅館 ペンションエスペランサ
ペンションに至っては1000万円。
勿論、Yu Kiroroとは、北海道、スキーイン、スキーアウト、最新の設備、インバウンド需要という違いはあるけれどね。
価格 1,000万円
所在地 八幡平市松尾寄木第1地割
まぁ、Yu Kiroroを7000万円キャッシュで払うなら、他の投資にお金を使ってその利益でココに泊まった方が、お得な気もするけど、どうかな。
余裕資金がたくさんあって、海外別荘もあちこち持っている人むけかも。
キロロの開発計画
スキーインスキーアウトを実現する新リフトと新コースが建設中。今のファミリーリフトのあたりが終点。
ゴンドラと普通のチェアリフトが同じリフトに乗ります。
こういうの海外でもよくありますね。
既に2019-2020年のゲレンデコースマップにはYu Kiroroと新コース、新リフトが乗っていました。
無事完成しそうで嬉しい!
オーナー企業によれば、今後10年間で1000億円の投資を行う計画だとか。
定住者用のスーパーマーケットの開設、更に新コースの話もあるそうです。
アジアのスノーリゾート北海道という夢にかけるか、安比や湯沢のように夢で終わってしまうのか。
いずれにしても、建築はもう始まっていて販売も開始されています。
オーナーでない日本人でも、コースが増えて、賑わいが増すのは嬉しいですね。
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