たまたま空いた休みの日。東京からドライブで行ける近い距離で非日常が楽しめる場所を探して見つけたのが日本平ホテル。日本平ホテルに子連れで行ってきました。夫婦+小学生二人+赤ちゃん一人の家族5人の宿泊滞在記です。
日本平ホテルは、海や街を見下ろす標高300Mの高台にあって開放感がある非日常的なキレイな絶景が部屋から楽しめ、ホテルもデザインが良く落ち着いた雰囲気の建物から風景美術館といわれるほど。スタッフの応対も良く、東京から近いのに、非日常を気軽に楽しめる宿でした。
立派なホテルなのに、値段もそんなに高くないので、家族連れはもちろん、若いカップルでも頑張れば泊れちゃうと思います。
昼間もいいですが、夜のホテルも素敵です。ドライブデートにいかがですか?
目次
日本平ホテル 子供と行く旅行記
日本平ホテルとは?
日本平ホテルは静岡県静岡市にある「日本平」にあるリゾートホテル。
日本平と書いて、にっぽんだいらと読みます。
日本平は、日本観光地100選や国の名勝地にも選ばれている観光スポットで、眺めがよく、夜景もキレイです。
サッカー好きなら清水エスパルスのホームスタジアムがあるところということで「日本平」の名前を聞いた事があるかもしれません。
ちなみに「にほんだいらほてる」では、ナビの入力で出てこないので注意しましょう。(笑)
ナビに入力するときは「にっぽんだいらほてる」です。
日本平ホテルは、1964年開業ですが、2012年に建て替えが行われて、21世紀のモダンなデザインの建物のホテルです。
全室80室。
東京からは180km、新幹線でも車で大体2時間半から3時間ぐらいの距離です。
東京から近い静岡のホテルなのに、絶景が楽しめることと、2012年に建て替えたばかりのデザインで評判の良いホテルです。
チェックインとチェックイン時間
日本平ホテルのチェックイン時間は14時から。ちなみにチェックアウトは12時なので、ゆったりホテルステイを楽しめます。
今回の旅行では、予定では、早めにチェックインをして、評判のアフタヌーンティーをホテルでゆっくり楽しもうと思っていましたが、途中、渋滞があったり、海水浴にいったりで時間が無くなってしまいました。
評判の日本平ホテルのアフタヌーンティー行けずに残念。
日本平ホテルに到着
日本平ホテルには、清水側と静岡側から上がれますが、静岡側から行きました。
「静岡日本平パークウェイ」という道で、つづら折りのカーブが続く峠道です。
すれ違うのは、たまにバス、タクシー、そして峠を攻める車たち。
夜の山道を走っていくと、日本平ホテルの看板が、案内に沿って進むと立派な建物が。
事前に到着時間を伝えていたからか、ベルガールが二人待っててくれました。
石張りの建物とカッコいいエントランスです。
荷物を降ろして、エントランスの入り口近くの駐車場に、ベルガールが誘導してくれました。
日本平ホテルへのアクセスについて
車で行きましたが静岡駅からの無料送迎バスもあります。
日本平ホテルのシャトルバスの案内はこちらをどうぞ。
車では、静岡側と清水側から上がれます。域は静岡側から、帰りは、清水側からおりました。
清水側には、「清水日本平パークウェイ」と「日本平 さくら通り」があって、日本平 さくら通りは、茶畑の間を通っていて途中下の街が見下ろせて眺めが良かったのですが、生活道路というか農道というか大型バスは入れない道。
「日本平 さくら通り」は、道幅が狭いので、乗用車でも大きなSUVでは運転しずらいかと思います。
夜は夜景がきれいに見れるかもしれませんが、避けた方がいいかも。
日本平ホテルの客室
ホテル滞在の満足感に大きな影響を与える要素の一つ、客室。
チェックイン
チェックインカウンターはロビーに入って右手。スムースに手続きも終わりました。
案内の方がついて荷物を持ってくれて、客室に行きます。
4Fに上がるとエレベーターホールんは盆栽?が。
館内の雰囲気は和モダン。和を感じさせる要素がさりげなく取り入れられています。
今日の部屋は411号室でした。
客室
お部屋に入ってびっくりしたのは広い玄関があったコト。
「ホテル」ですが、和室の手配だったことを思い出しました。
靴を脱いでから部屋に上がります。
畳敷の廊下は素足に気持ちがいいです。
廊下を進むと手前にベッドが二つ。
奥に子供たち用の布団が2客既に敷いてありました。
ベッドは日本のホテルらしく低めでマットレスも固め。
これは好みですね。
子供用の布団の奥には、窓。床から天井までのハイサッシ。
窓の外には清水の街並みと海が広がります。夜景がとてもきれいです。
お部屋は新しく清潔。
雰囲気よくまとまっていました。
お風呂
部屋のお風呂は結構広め。
洗い場も浴槽も広くとってあります。
一般的なホテルのスイートルームぐらいのサイズ感でした。
残念ながら日本平ホテルには温泉や大浴場はありません。
部屋風呂も悪くないですが、富士山&夜景を見ながら入れる大きなお風呂、しかも露天風呂があれば最高なんですがね。
もう少し高くてもいいので、是非検討してください!(笑)
洗面台とアメニティ
ダブルボールの洗面台。大きなドライアーもありました。
アメニティは、フランスブランドのAlgotherm。
今回は使いませんでしたが、クレンジングや化粧水のセットは、無料でフロントにあるそうです。
子供用アメニティ
子供用のアメニティもありました。
大人っぽい落ち着いたホテルですが、子供も歓迎されている感じで嬉しいです。
部屋着
大人と子供もお揃いの部屋着。浴衣はありません。
子供たちはお医者さんごっこをしていました。
客室冷蔵庫
51リットル。標準的なサイズ。ミニバーの商品も入っています。
日本平ホテル滞在中のイベント
日本平ホテルの花火
当初の時間よりだいぶ遅れてチェックイン。
日本平ホテルの人からは、20時から花火があります。と事前に連絡をもらっていたので、それにはなんとか間に合いました。
到着後、「どこで花火を見るのが良いか?」と聞いたところ外でも部屋からでも見れますよ、とのことだったので、部屋から見ることに。
部屋から見ると音が聞こえないな~とおもって、外をよく見ると、部屋の外にはなんとバルコニーがありました。
バルコニーが一段下がっていて、客室の床の高さにベンチがあり、外に自由に出られるようになっていました。
柵はガラス張りで、クルーズ船のバルコニーのような感じ。
客室からは、バルコニーが見えない仕掛けになっていて、面白い演出だなと思いました。
カウントダウンが始まって、打ち上げ開始。
部屋の前、バルコニーの升席から目の前の花火を見るのはとても贅沢で格別なひと時。
目の前なので、音も体に波動になって伝わってくるほど。
長女も身を乗り出してみています。
日本平ホテルがある高台は夜景の名所でもあるので、清水(旧清水市合併されて静岡市)の夜景をバックにした花火は本当にきれいです。
お風呂上りの次女も見に来ました。
大迫力です。子供たちに今回の日本平のホテル滞在で楽しかったことを聞いてみると花火をあげていました。
夏休みの思い出になったみたいです。
部屋から見れるので、プライバシーを気にする家族やカップルにもこの花火大会はよさそう。
お風呂に入った後、ビールを飲みながらベンチで花火を見たら最高だと思います。
高台にあるので、夜風が涼しくて気持ちがいい。
子供は「ダラダラしながら見れるね~。」といっていましたが、その通りにダラダラしながら見ました。(笑)
日本平ホテルの花火はサマーガーデンというイベントだそうで、1週間ぐらいやっています。
Instaをみたら、花火は、下から見ても大迫力ですね。
打ち上げ花火、上から見るか下から見るか?(笑)
来年も行ってみたいな~。
宝物探し
ホテルの敷地・建物内に隠された宝物探しです。
フロントで地図をもらって探します。
この日は暑かったのでホテルの建物内での宝物探し。
子供ってこういものが好きなんですね。
終わってからもう一度やりたい!というほど、とても喜んで宝物探しをしてしまいました。
16世紀徳川家康の時代に、スペインの船が千葉沖で難破したことがありそのエピソードをモチーフに宝探しにしています。安易にキャラものに頼らず硬派でいいですね。(笑)
ちなみに、家康公は、難破した乗組員を手厚くもてなし、帰国できるように船まで作ったんだとか。そんな家康公にお礼として機械式置時計が送られたとか。いまもこの時計が日本平ホテル近くの久能山東照宮に保管されているそうです。日本平ホテルのロビーのチェックインカウンター横にはこの置時計のレプリカが展示されていました。
館内設備
館内の紹介も。
2012年完成の新しい建物。バブル後のホテルで21世紀に出来たホテルですが、ケバケバしくなく、いい意味で落ち着いたゴージャスなつくり。
ロビーがある2Fと1Fは、石張りの壁で落ち着いた雰囲気。
石張りでも明るい色なので、軽やかな雰囲気です。
ところどころに盆栽がおかれていたり、和のエッセンスも感じさせます。
Upper Lounge
ホテルステイの楽しみの一つはラウンジでまったりすること。
日本平ホテルには、6Fにラウンジがあり夜は17時からバータイムです。
宿泊者割引の10%引き券がもらえるので、ビールやカクテルなら一杯税サ込で1000円ぐらいで飲めるので、夜景を見ながら、ホテルのバータイムを気軽に楽しめます。
禁煙席はありませんが、エリアを分けて配慮してくれています。
子供も飲めるノンアルコールのカクテルもあり、家族みんなでいかがでしょうか?
コースターは、富士山。
ロビー
ガラス張りで開放感のあるロビー。
北海道で以前泊った、ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパのような感じ。
ホテル内から絶景をゆったり鑑賞できます。
朝食はここで食べます。
芝生の庭園
ホテルの正面には、芝生張りになった広々としたお庭があり、ここは本当に素敵。
ホテルの系列にゴルフ場運営会社があるだけあって、広々とした芝生はよく手入れされています。
ホテル内の敷地で、車も入ってこないし、変な人とかもいないので安心。
赤ちゃんでも安心して遊ばせることができます。
高台にあるので、静岡の町中より2度程度気温が低く夏でも気持ちがいい。
ホテルでは、バドミントンやフリスビーも借りれるそう。
三保の松原に舞い降りた天女の話がありますが、下界の街から離れた天女の世界はこんな所かなのかな~?と想像してしまいます。
お庭はキムタク主演のドラマ「華麗なる一族」で華麗なる一族の自宅の庭として登場したそうです。
テラス
子供と宝探しをしている時に見つけたテラス。
6Fのバーラウンジ横にあります。エレベータをおりて右手です。
テラスには、パーゴラがあるだけで、特に椅子とかはありませんが、景色が眺められるようになっています。
欲を言えば、隣のラウンジとつなげたり、ソファーを置いたり、ファイアーピッドを置いたりしたらいいのにな~。
いっそ、ラウンジをつぶして、ここを広げて大浴場を作ってくれたら最高!
露天風呂もあればなおよしだけど、難しいかな~。
温泉・プール
お風呂のところでも書きましたが、2018年現在、日本平ホテルには温泉や大浴場はありません。
ちなみにプールもありません。眺めがいい場所でプールか温泉があれば贅沢でいいと思います。
日本平ホテル景色
客室からの景色
朝起きると窓の外に広がるのは、芝生の先の清水の町並み。駿河湾。
テラスから見るのが気持ちがいいです。
天気が良いと富士山も観れるそうですが、この日はカスミがかかって富士山は見れませんでした。
見れたらラッキーぐらいな感じでいいかもしれません。
カスミがかかっていないと、こんな感じ。
やっぱり富士山みてみたいなぁ。次回また行く言い訳ができました。(笑)
天気が良ければ、更にすごい景色が観れそうです。
夜景もキレイで、夜景好きなら誰もが知っている夜景遺産にも選ばれています。
「日本夜景遺産」は日本各地に埋もれている美夜景を再発見&発掘し、一定の価値を付与することで観光資源としての成立を目指し、認定された夜景の価値を内外に訴求する活動です。夜景による国内初のブランドとして2004年よりスタートし、年数十か所の夜景遺産地が誕生しています。全国約4500名の夜景鑑賞士や各地の自治体、民間企業から多数のノミネート、全国の「一級夜景鑑賞士」27名と事務局による投票、さらには夜景遺産の認定基準を基にした現地調査を経て、厳正かつ公平な審査により決定されるそうです。
今回の日本平は、「山上や高台等の自然の中で鑑賞できる夜景」として自然夜景遺産に認定されました。また、日本平は光と闇の黄金比「45:55」とされ、とてもバランスのよい景色です。山頂にある日本平ホテル(6Fアッパーラウンジ)では夜景遺産認定にちなんで作成されたオリジナルカクテル「45:55」というカクテルもあります。
日本平観光協会:日本平が「日本夜景遺産」に登録されました!
注意事項
全室80室の全ての部屋から富士山が見えるのかと思ったら一部見えない部屋があるそうです。
「スタンダードダブル」、「スタンダードツイン」という部屋タイプが20室ほどあり、富士山は見れないそうです。
富士山は見えなくても、富士山ビューの側のお部屋は海と街が見えてキレイなので、部屋が空いているなら少々高くても富士山が見える側をお勧めします。
日本平ホテルの朝食
静岡名産のシラスや桜エビも。
地産地消という言葉が言われて久しいですが、地のものがあると、旅行者としてはうれしいです。
嬉しいといえばノドグロもありました。
朝食は別記事で。
日本平ホテル お土産ショップ
ロビー階玄関から入って、左側と右側に二つあります。
普通のショップ
玄関を入って右側チェックインカウンターの奥にあります。
ミカンジュースがおいしい。
工芸品のショップ
地元の作家さんの工芸品が展示されているショップ。センス良くまとまったお店は眺めているだけでも楽しめます。
日本平ホテルの感想
日本平ホテルは前から気になっていたホテルでしたが、今回初めて行って、いい意味で期待外れなほど、良いところでした。
静岡は熱海伊豆ぐらいしか泊ったことはなかったのですが、日本平ホテルは東京から近いのに非日常を楽しめる素敵なリゾートホテルで、設備は立派だったし、接客も丁寧でした。
富士山はあいにく見ることができませんでしたが、それでも十分、夜の夜景と昼間の絶景はすごい。
ホテルの前が広大な芝生になっているというのも日本になかなかないと思います。
客層は、子連れ、カップル、シニア、三世代家族といろんなお客さんがいました。東京から2-3時間で行ける距離なので、気分転換やデートに気軽に行って、14時チェックイン12時チェックアウトでホテルでゆっくりというのがいいかも。
ランチブッフェやアフタヌーンティーも人気で評判のようですので、次回はトライしてみようと思います。
出来れば連泊して、日本平の展望台、東照宮、富士山世界遺産センターも評判なので行ってみたいな。
Anycaの招待コード
日本平ホテルへはBMWをエニカという個人間カーシェアで借りていきました。
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