自宅のインターネットの速度が遅いなと思ったら、無線LANのチャンネルが混雑しているチャンネルに設定されていることが原因である場合があります。チャンネルの固定化を試してみてください。
チャンネルの固定化
自宅のインターネットの速度が遅い理由の一つに、Wifiを使っていて、いろいろなWifiの電波が干渉している可能性があげられます。
特に都市部ではいろんな職場や家のいろんな機器のWifiの電波が飛び交っていて、混線状態になってしまい、接続スピードが低下してしまうケースもあります。
そんなときに試してもらいたいのがチャンネルの固定化です。
チャンネルとは?
Wifiの電波には、テレビのようなチャンネルがあって、どのチャンネルを使って通信をするか選べるようになっています。
チャンネルは車の車線のようなもので、おなじ車線を複数機器が使う干渉を起こして接続が不安定になったりスピードが遅くなったりします。
なので、空いているチャンネルを見つけて空いているチャンネルにつなぐと接続が安定し速度が早くなります。
2.4GHzで使えるチャネルは、1CHから13CH(11gの場合)、あるいは14CH(bの場合)です。
一方、5GHzの場合は、36から140までのチャンネルがあり、無線LANの規格により使えるチャンネルが異なります。
どのチャンネルが空いているか
結論から言えば、昔からある2.4GHz帯は混みあっていていますが、5GHz帯はがらがらにすいています。
昔からある古い国道と出来たばかりであまり知られていない高速道路のような感じです。
最近の機器であれば、ほとんど5GHz帯に対応しているものと思いますので、5GHz帯での使用をお勧めします。
Wifi Analyzer
実際に、自宅や職場の周りでどのWifiのチャンネルが使用されているかは、Wifi Analyzerというソフト(無料)を使う事で調べることができます。
PC版のソフトはマイクロソフト公式ページからダウンロードすることが可能。
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/wifi-analyzer/9nblggh33n0n?activetab=pivot:overviewtab
アンドロイド版のアプリもあって、スマホで見ることもできます。
Wifi Analyzerをみてみると、無線の強さがリアルタイムで刻々と変わっていくのが見て取れます。
チャンネルごとに何機種が使っているかもわかるので、どのチャンネルが混んでいてどのチャンネルがすいているかも一目でわかります。
下の例なら13チャンネルとかが割と空いているのがわかります。
5Ghzはがらがらですね。
ご近所のどの端末がどのチャンネルを使っているかが一目でわかります。
ルーターでWifiチャンネルを固定化
空いているWifiチャンネルを見つけたら、チャンネルの固定化を行う事で接続が安定することがあります。
Wifiのチャンネルを固定化は、ルーターの設定画面から行う事ができます。
ルータのWIfiセクションに入っていって、使用するチャンネルを選び、適用、あるいは確定ボタンを押すだけです。
使用するチャンネルは大抵は「自動」になっているかと思いますが、空いていそうなチャンネルをWifiアナライザーで調べてそのチャンネルを選ぶのが楽だと思います。
これはフレッツのルーターからチャンネルを固定化するところ。
NURO光の場合も同様。
チャンネル固定化後の速度
AC接続で実測352Mbpsぐらい出るようになりました。
Wifiカードは、Intel Dual Band Wireless AC3165。
ルーターはファーウェイのHG8045Qです。