OM-D E-M10 Mark2はオリンパスOMDシリーズの入門機。他社のカメラのように迷ったり遅くなったりせず、速いピント合わせ。強力な手振れ補正で手軽に気楽に撮れ、入門機としては充実&十分な機能が搭載されていて、値段もお手ごろ。大人気のカメラです。(2019年2月追記)
目次
OM-D E-M10 Mark2
2015年9月4日発売のオリンパスのミラーレスカメラOM-D E-M10 Mark2。実売ボディのみで5万5千円ぐらいしていました。最近(2019年)では値段がこなれてきて標準ズーム付きで5万円ちょいで販売されることもあります。
実は私がオリンパスのカメラで一番お勧めするのは、この記事で紹介するOM-D E-M10 Mark2ではなく、OM-D E-M5 Mark2なのですが、初心者さんには安いOM-D E-M10 Mark2をすすめてしまいます。
OM-D E-M5 Mark2との違いは、OM-D E-M10 Mark2は、防塵防滴が無い、手振れ補正が半分程度のその補正効果はシャッター速度換算で4段分というのが大きな違い。
OM-D E-M5 Mark IIは、他社よりも優秀な手振れ補正が大きな魅力なので、4段分と5段分の差は2万円以上の差はあると思いますが、カメラ初心者の方には2万円はちょっと高いと思うので、このカメラがお勧めになります。
(正直個人的には2万円を出してOM-D E-M5 Mark IIを買ってほしいとは思いますが、予算は人それぞれだとおもいますのでお財布と相談してくださいね。)
初心者向けにお勧めのカメラ OM-D E-M10 Mark2
OM-D E-M5 Mark2を勧めましたが、OM-D E-M10 Mark2にもOM-D E-M5 Mark2より良い点があります。
まずは「価格」。そして「軽さ」です。
OM-D E-M10 Mark2の方が安いので、一般的な用途には良いかもしれません。本体も軽いし。
約390g (CIPA準拠 付属充電池およびメモリーカード含む、アイカップなし)
約342g (本体のみ)
OM-D E-M10 Mark2はバリアブル液晶ではなく可動式液晶モニターとなりますが、これは好みかも。
個人的には、レンズの光の軸と同じ軸上にモニターがある可動式モニターが好きです。
AFターゲットパッドも便利ですね。
OM-D E-M5 Mark2と比べて、OM-D E-M10 Mark2は手振れ補正の効果が半分程度で防塵防滴機能がついていないという事が、機能面で劣る点です。
ただし、手振れ補正はOM-D E-M5 Mark2の半分とはいえ、4段分。これは、3年ぐらい前までは20万円もするカメラに搭載されていたものと同等の機能を持っています。
今でもここまで強力な本体内蔵の手振れ補正がついているカメラはこの価格帯ではこのOM-D E-M10 Mark2だけです。
これだけの高性能は他社のこのサイズとこの価格のミラーレス機、一眼レフ機には搭載されていません。
防塵防滴はついていませんが、室内や晴れの日にしかカメラを持ち出さない人には無くても良いかもしれません。
OM-D E-M10 Mark2は、オリンパスのカメラらしくコストパフォーマンスに優れたミラーレスカメラです。
アマゾンでもOM-D E-M10 Mark2は、ミラーレスカメラで売り上げNo.1。人気の様子がうかがえます。
オリンパスのミラーレスカメラ
わたしは、フルサイズ機はCanonのEOS 5Dシリーズを使ってきていますが、ミラーレスはオリンパスをつかっています。(この記事中の写真は全てオリンパスのミラーレスカメラで撮影したものです。)
オリンパスは好きなメーカーの一つです。ミラーレスが出る前からフォーサーズ(マイクロフォーサーズではない)を使っています。
オリンパスのミラーレスカメラとその歴史
マイクロフォーサーズシステム規格が発表されたのは2008年8月。その翌年の2009年にオリンパス・ペン E-P1が発表され、2009年7月より発売が開始されました。
PLシリーズは、Pen Lightの意味で、オリンパスのミラーレスカメラの入門機です。
ペンシリーズのカメラは、ペンと軽量版のペンライトの2種類。以前はペンマイクロというシリーズもありましたが、ペンライトとのすみわけがあいまいになって現在は発売されていません。
OMDは、フォーサーズのE420やE620の系統を受け継ぐマイクロフォーサーズの本格派です。どの機種もオートフォーカスが速く正確なので、他社のカメラのようにピントが合わずイライラすることもありません。
これから写真を始めようとしている人にお勧めのカメラです。
初代 OM-D E-M10
2014年2月28日発売。OM-Dの入門機です。軽量でオリンパス自慢の3.5段分の強力な手振れ補正機能(3軸対応)。ボディはマグネシウム外装。ものすごいカメラです。
シャッターを半押しすると手振れ機能が働き「コーッ」という音が出ます。この音がするとカメラにジンバルがついたように絵が安定するので、効果を確認することが出来ます。
二世代目 OM-D E-M10 Mark2
2015年9月4日発売。前世代のOM-D E-M10から1年半後の登場です。
OM-D E-M10 Mark2は手振れ補正機能がなんと4段分に向上しています。
(OM-D E-M5 Mark2は5段分)
因みに、2013年10月19日発売のオリンパスのフラッグシップ機OM-D E-M1でも4段分の手振れ補正なので4段分も十分凄い性能です。
OM-D E-M10 Mark3 (まだ未発売)
1年半周期の発売だとすれば、OM-D E-M5 Mark3は2018年頭の販売開始でしょうか?
2017年7月発売という噂もちらほらしていたら7月になってしまいました。
OMDでフラッグシップの1、5と10の3ラインを維持してペンシリーズもPLとFで2つのライン行くのはちょっとモデル数も多いきもして微妙な気もしますが、選択肢があるのはいいですね。
OM-D E-M10とOM-D E-M10 Mark IIの違い
最大の性能差は手振れ補正機能が3.5段分から4段分への進化。
4段分はこの前までのオリンパスのフラッグシップ機に搭載されていたものと同等の性能です。
20万円したカメラに搭載されていた機能がOM-D E-M10 Mark IIにも搭載されているので、驚きです。
初心者向けミラーレスカメラ比較
OM-D E-M5 Mark IIの購入の際、ライバル(=検討候補)となる機種を纏めてみました。
初心者向けにお勧めのミラーレスカメラ比較です。
初心者向けにおすすめのオリンパスミラーレスカメラ
OM-D E-M10 Mark IIのお得な買い方
これからOM-D E-M10 Mark IIを買おうとしている方に、お勧めの購入方法を紹介します。
結論を言うと、本体とレンズ(12-50)をバラで買うのをお勧めします。
予算があるなら、逆にばら売りではなく、本体と望遠レンズをセットで一緒に買うのがおすすめ。
OM-D E-M10 Mark II セット
普通に買うなら、レンズキット、つまりレンズと本体が一緒になったセットを買うのが楽ですね。
キットレンズとダブルズームキットの違いは望遠レンズがついているかどうか。
望遠レンズがついているのがダブルズームレンズキット。望遠レンズがついていないのはキットレンズです。
セットで買うと安いという理由からか、望遠レンズがついているダブルズームキットが売れているようです。
ダブルズームキット
標準ズームと望遠レンズの二本のズームレンズが付いたセット。一番売れている組み合わせです。
標準ズームはコンパクトな電動ズームになっています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 評価とレビュー
キットレンズセット
ダブルズームレンズキットから望遠レンズを取り除いたセット。ダブルズームレンズはいらないよ、ほしくなったら後から買います。という方にどうぞ。
OM-D E-M10 Mark IIは色が2色あるのでお好きな色をどうぞ。
ひと手間かけた買い方
本体とレンズをバラで買います。セットのレンズより大きいのですが、広角側からズームがスタートし望遠の倍率も大きいので、上のキットレンズより、広く大きく写真が撮れます。
キットレンズが叩き売りされているので、セットで買うよりも本体とレンズをバラで買った方が安くつくという不思議な商品です。
本体
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ 評価とレビュー 作例も
中古でもいいよという人には
中古でも気にしない人はこちらがおすすめ。
AmazonでもOM-D E-M10 Mark IIの中古を購入可能です。OM-D E-M10 Mark IIは、黒色とシルバーで別れているので、値段と状態のいいものをチェックしてみてください。
OM-D Em10 Mark2と一緒に買いたいもの
メモリーカード
忘れてはいけないのがメモリーカード。家に何枚かあるかもしれませんが、高い物ではないのでスピードが速い物を。
アマゾンで一番売れているのはトランセンドの32G。動画をとっても容量は十分です。
教本
カラー写真が載っているので、説明書より便利。撮影例も沢山載っています。ぱらぱらめくって、どんな機能があって、どんな写真がとれるのか、ざっと見ておくことをお勧めします。
画面プロテクター
付けている人は多いですが、これは好みで良いと思います。
レンズキャップ
キットレンズ(についているレンズにつける自動開閉キャップ。楽ですよ。色が黒とシルバーの2色あるので、購入するときに注意してください。
レンズプロテクター
わたしはレンズキャップ代わりにプロテクターを付けています。
つけっぱなしにしておいても傷の心配がないので、便利。
レンズの口径の大きさによってサイズが違いますので注意してください。
下のプロテクターは、12-50mmのレンズ用です。
交換電池
お守り代わりにどうぞ。旅行の時に持って行くと充電器を持ち運ばなくて済むので荷物を小さくすることが出来ます
アマゾンで買う時は、販売者が「Amazon.com」となっているものを買うようにしてください。
ここは注意が必要なのですが、名前を聞いたことがないようなお店で買うと、偽造品がおくられてきます。
偽造品の見分け方は、パッケージがついていなくて袋に入れられていたら偽造品です。
充電地の偽物販売者が多いので何とかしてほしいと思います。
偽物がおくられて来たら、お店の評価を最低につけて、アマゾンには返金請求をしましょう。
開封済みであっても、全額返金されます。(詐欺にあっているようなものですから、当然ですよね)
OM-D E-M10 Mark IIとあわせたい人気のお勧めレンズ
マイクロフォーサーズはオリンパスとパナソニックが主導して策定された規格なので、パナソニックのカメラでもオリンパスのレンズがそのまま使えるようになっています。
コンパクトなのに防塵防滴、インナーフォーカス電動ズームの使い勝手が良いレンズで、画角も35mm換算24mmスタートの広角ズームレンズ。本当は4万円近いレンズなのですが、なぜか黒色だけ投げ売り中です。(シルバーの半額)
レビューを書いたので良かったら見てみてください。
広角ズームレンズ
こちらの広角レンズもおすすめ。
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 評価とレビュー 作例も
OM-D E-M5 Mark2におすすめなレンズ
OM-D E-M10 Mark IIのまとめ
OM-D E-M10 Mark IIのレビューいかがでしたでしょうか?コンパクトで軽量、強力な手振れ補正がついているOM-D E-M10 Mark IIは、これから写真を始めようとする人にとって最高のカメラかと思います。
でも、私の本当のお勧めは、OM-D E-M5 Mark2。ただし、予算が許せば、こちらも検討してみてください。
カメラ選びの参考になれば嬉しいです。
おまけ OM-D E-M10 Mark IIのシャッター数の確認方法
オリンパスのカメラには裏コマンドの様なものが付いているのですが、OM-D E-M10 Mark IIでもコマンドを打つことで累積シャッター数が確認出来ます。OM-D E-M5 Mark IIのものですが、「モニター調整」→info ボタン →OKボタンを2回押し・・・・
に入ってからの手順は一緒です。
おまけ2 カメラを少しだけ安く買う方法
最後までOM-D E-M10 Mark IIの記事を読んでいただきましてありがとう御座います。
お礼と言うわけではないですが、ちょっとだけOM-D E-M10 Mark II が安く買える方法です。