一条工務店のバルコニーやルーフガーデン、屋上は、WPCかタイルかどちらかで床材を選ぶことができます。WPCとタイル、どちらがいいのでしょうか?双方のメリット、デメリットや気になるメンテナンスも。
目次
WPCかタイルどちらがいいか?
一条工務店のバルコニーやルーフガーデン、そして屋上の床は、FRP防水加工の上にウッドデッキ調のWPCパネルやタイルを敷く仕組みです。
iSmart、グランセゾンだと、どちらも標準仕様で追加料金が無く選べるので、どちらがいいか悩みますよね。
先に言っておくと、私はWPCではなく、タイルにしました。タイル派です。
WPCもタイルもそれぞれメリットデメリットがありますので、良く把握したうえで、選ばれることをお勧めします。
WPC
WPCとは?
WPC (Wood Plastics Combination)とは、天然木にプラスチック樹脂を注入・充填したDAIKENの商品です。Daiken以外の各社も同様な商品を出していて、人工木といわれています。
WPCのメリット
WPCのメリットは、主に以下の3つであるといわれます。
- 木の風合い
- 水はけがよい
- FRPのメンテナンスがしやすい
WPCのメリットを細かく見ていきましょう。
木の風合い
WPC/人工木のメリットは、天然木の風合いを持ちながら、耐久性と手ごろな値段を実現できるところにあります。
本物の天然木だと、塗り替えの手間があったり、ささくれてきたりするのですが、工業製品のWPCであればそういった手間がありません。
水はけがよい
WPCのバルコニーは、床の上にパネルを敷いた形になります。
そのため、水が流れやすく、WPCの上は乾きやすいという特徴があります。
FRPのメンテナンスがしやすい
WPCは敷いてあるだけなので、タイルと違って簡単にはがすことができます。
WPCの下にあるFRPのメンテナンスもタイルより用意にできることになります。
WPCのデメリット
- 見た目が完全に木と同じわけではない
- メンテナンスフリーというわけではない
- タイルと比べれば日に弱い
質感はご自身で実物をご覧になるのが良いかと思います。
また、WPCであっても、メンテナンスフリーというわけではなく、掃除や組み換えも必要になる場合もあります。
例えば、WPCの下にゴミがたまってしまうので、気になる方は組み換えを行ってケルヒャーで洗浄する方も。
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アルパカさんの動画もありました。入居後2年目のお掃除だそう。
そして、WPCについて気になる記事がありました。
- 砂や土、埃がパネルの下に溜まり排水がしっかりできないことがある
- 雨漏りするまでバルコニーの劣化に気づかない
場合があるとのことです。
修理に行く家によくあるバルコニーのスタイルが
“パネルの敷き詰め”
をしているところのようです。防水屋的には雨水の酸にも弱いとの事です。
パネルを敷き詰めてる状態だと砂や土、埃がパネルの下に溜まり、またバルコニーなので洗濯物を干したりした時に出るゴミも溜まります。
この状態で雨が降ったりすると、雨水がしっかりと排出されず、FRPを劣化させてしまうとの事です。
またパネルを敷き詰めていると下の状態(FRPの劣化具合)が確認できないので、雨漏りしてからバルコニーの劣化に気付くケースがほとんどだそうです。
人はめんどくさがり(が多いと思います)なので、パネルを敷くと、それを外して掃除をしないのが原因になるようです。
WPC派の方
WPC、タイル、どちらの方のご意見もしっかり目を通しておくといいかもしれません。
WPCを選択された方のブログです。
「いえろぐ」さん
タイルとWPCで悩んでる?圧倒的にWPCをお勧めするよ!ベランダとルーフガーデンの床物語
タイル
一条工務店のバルコニーやベランダに「タイル」を選択すると200mm角の磁器質タイル仕上げとなります。
タイルの下はWPCと同様にFRP防水になります。
タイルのメリット
- 掃除が簡単
- 耐火性もある
- それなりの高級感もある
掃除が簡単。
耐火性もある。BBQに向いているのはこちらかもしれません。
タイルのデメリット
- 汚れが目立つ
- 夏にタイル表面が熱くなる
タイル派の方
一条工務店のインスタグラマーの中でも豪邸に住んでいることで有名なじゅんぴーさんのお宅もタイルです。
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「NanakoHome」さんのお家もタイル。7畳の大きなバルコニーの使い方を紹介されています。
「しんパパ」さん
「バルコニーはタイル仕様にすればメンテナンスフリーの可能性がある」
バルコニーのメンテナンスはタイルにするかWPCにするかで変わってくるように思います。
私の家はバルコニーに行く予定もありませんし、メンテナンスの事を考えてもタイル仕様にしようと思います。
(洗濯物は一年中、部屋干し予定です)でもタイルもひび割れか何かをして、雨が浸透したら雨漏りの心配も出てくるので、チェックは必要かなと思います。
ちなみに別の展示場の営業さんからの話で、工場で作られて、ジョイントするだけのバルコニーですが、規格されてるものもありますが、間取りによってバルコニーの広さが変わると、その場での施工もあるようです。
そうなるとまたメンテナンスについても変わるかもしれません。(わかりません。)
担当営業さんはタイル仕様なら大丈夫と言ってます。
最後に
防水屋の友人は一条工務店で建てた施主さんで、バルコニーがタイル仕様で「メンテナンスフリーだ!」と言ってました。メンテナンスが面倒ならタイル仕様にした方がいいかもしれません。
一条工務店のバルコニーはWPCよりタイルの方がお得になるかも。
バルコニー関連
一条工務店で屋上を作ります。