竹富島で一番安く泊まれるゲストハウスジュテームに子連れで泊まってきました。
目次
竹富島旅行記
竹富島
竹富島は、石垣島から一番近いフェリーでいける離島。
竹富町役場の人口動態によると人口はわずか350人程度、島内には商店が1軒しかありません。
小さな島ですが、観光地としてはかなり有名で、年間50万人もの人が訪れるといいます。
観光客の目当ては竹富島の集落を散策すること。
竹富島の集落は、赤瓦の屋根とそれにのったシーサー、白い漆喰、グックとよばれる珊瑚の石を積んだ石垣で統一されていて、全国では24番目の国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
島内の宿泊は民宿の他、星野リゾートのホテル「ほしのや」に加え、高級リゾートの建設計画もあります。
竹富島のゲストハウス
竹富島の星のやに泊まるはずだったのですが、台風でフェリーが欠航になりホテルはキャンセル。
石垣島に延泊して、台風が通過して竹富島に行けるようになったのですが、今度は星のやが予約を取っていない。翌々日は小浜島に泊まれる予定にしていたので、1泊分空いててしまいました。
石垣島からいける八重山諸島には魅力的な島がいっぱい。
どこの島に泊まろうかと考えて、それでもやはり竹富島に泊まってみたい。
でも、その次は小浜島に行く予定でそのホテルの予約は生きているので、竹富島に長く泊まるわけではない。
そこで、手ごろな値段のホテルはないのかしら、と探して見つけたのが、「ジュテーム」というゲストハウス。1泊一人4000円ぐらい。
ゲストハウスは広島県・宮島の三国屋以来です。
竹富島ゲストハウスジュテーム宿泊記
石垣島から竹富島まで
石垣島の離島ターミナルからフェリーにのります。
フェリーの運航会社は2社あるようですが、切符はどちらの船にも乗れるようになっているので、どっちの会社なのかはあまり気になりません。
行きはデッキなしの船でしたが、帰りはデッキ付きの船なので、デッキにいって子供達は大はしゃぎでした。
港を出ると15分ほどで竹富島へ。
フェリーを降りると、各ホテルの人が自分のお客を待っているのは、沖縄の離島らしい光景です。
今回はゲストハウスの滞在なので、港に待っている人がいるはずもなく、乗り合いバスを探すと15号車にのってください、とのこと。
方面によって号車が分かれているようです。
出発間際のバスに飛び乗って、宿泊場所を伝えると、近くのバス停で降ろしてもらえることに。
船は混みあっていましたが、このバスに乗ったのはうちの家族以外は二人ほど。
バスを降りて、スーツケースのキャスターをじょりじょり、いわせながら進みます。
集落内の道路は未舗装で、年2回、浜から砂を運んで整備しているそうです。
バスを降りてから、3分ほどで宿に到着しました。
ゲストハウスジュテーム
部屋
外のテラスで受付。説明を一通り伺ってチェックイン手続きを終えると部屋に移動です。
家族連れだったので個室タイプの部屋が2室アサインされました。
お部屋は決して広くはありませんが、必要にして十分。
子供は、2段ベッドがうれしそうです。
相部屋タイプも見せてもらいましたが、同じように二段ベッドがおいてありました。
ベッド以外のスペースは写真のものよりちょっとせまめ。
室内での飲食は禁止。お客さんからはクレームもくるそうですが、アリがすぐ来たりするそうです。
管理人さんが一人でいろいろやっているので、手間が大変なのかもしれません。
ちょっと窓回りとかを掃除してあげました。
建物の中は、冷房も十分効いていて快適でした。
各部屋にはエアコンはありませんが、個室が衝立で分かれているので、冷えた空気がよく入ります。
但し、隣の部屋の音も聞こえるので神経質な人には向きませんね。
当日は、我が家以外は2人しかいなかったのでとても静か。
雨が降るとトタン屋根にあたる音が、静かな部屋によく響いて落ち着いた雰囲気でした。
トイレ
トイレは共用。宿泊棟から外に出たところにあります。
無茶苦茶清潔!というわけではないですが、きれいなキャンプ場にある感じのトイレといったら雰囲気が伝わるかな?
他の方のブログでも紹介されていたので、ご覧になるとよいかも。
シャワー
シャワーは2か所。
共用部
ロビーはありません。
玄関を入ってすぐ右側に冷蔵庫と電子レンジがあります。
カップ麺とかビール・チューハイがリーズナブルな値段で売られているので、長期滞在の人には便利です。
室内は飲食禁止ですが、テラスにテーブルとイスがあるので、そこで食べることができます。
食事
宿の中に食事場所はなく、室内での飲食は禁止です。
食事は外の居酒屋や食堂で食事をすることになります。竹富島の集落自体がこじんまりとしていて、食堂や居酒屋までは宿から近いので、気軽に行ける距離です。
大規模リゾートで、部屋から食堂まで、廊下をあるいて、エレベーターのって、違う建物に行って、食事会場まで5分以上ということもよくあるので、部屋から食堂への移動は気になりません。
小さい島なのと、コロナで営業を休止しているお店もあるので、食堂でも事前に予約をしておくことをお勧めします。
沖縄らしい食事を食べて大満足。
夜は天の川が見えるほどの星空の下、木製の電柱に灯った明りを見ながら宿に帰るのはなかなか風情がありました。
食堂からの帰り道といえば、宿の管理人さんたちが、道端のホタルの幼虫を教えてもらいました。
写真真ん中の緑の光がホタルの幼虫。
ホタルの幼虫がいるとわかると、結構あちこちで見かけるように。
ジュテームに泊まってよかったこと
島の中心部にある
竹富島のゲストハウス、ジュテームは、島の中心部にあるので、島に暮らしているような気持ちになれます。
コンドイビーチも歩いていきました。
お隣の民宿の小浜荘。こちらも竹富島ではリーズナブルな値段のお宿だそう。
3歳の子もいましたが、ジュテームから西桟橋までが10分、そこからコンドイビーチまで10分ぐらい。
コンドイビーチは、波はなく静かな海で、小さい魚もあちこちで泳いでいました。
ビーチには人も少なく、広いビーチに10人以下。
竹富島の名物らしい野良猫の方が多いのではないか、というぐらい、静かなビーチでした。
コンドイビーチのビーチサイドには、シャワーも無料できる公共の小屋があります。
砂と塩を洗い流せるので便利です。
ビーチからの帰りは、お散歩中の島のお爺さんとおしゃべりしながら帰りました。
竹富島のキービジュアルになっている、赤い瓦の家々が見渡せる展望台も、ジュテームから徒歩2,3分ほどの距離にあります。
朝散歩ができる
竹富島観光は自転車で回るのが人気ですが、徒歩でも十分楽しめます。
朝の散歩は特におすすめ。
まだ涼しく暗いうちから、あちらこちらから聞こえる小鳥のさえずり。
静かな集落。
どこからと聞こえるラジオ体操(しかも三線バージョン!)。
サンゴの道路を掃き清める人。
水牛の散歩。。。
竹富島の中心部に泊まったからこそ、ゆったりと島の清浄な空気を気軽に楽しめます。
ホテルでは味わえない体験ができたかも。
他の方との交流
ゲストハウスの愉しみの一つは、宿の人や他のお客さんとの距離の近さ。
ジュテームという名前のためか、フランス人の旅行者も多いそうです。
ゆんたくも
ゆんたく、とは沖縄の方言で「おしゃべり」の意味。
泡盛を飲みながら旅人同士、おしゃべりをすることができるよう、ゆんたく、の時間を設定していて、参加したい人がテラスに集まる仕組み。
我が家は旅の疲れで早々に寝てしまいましたが、この宿の評判の一つのようで、次回は是非参加したいと思います。
竹富島ゲストハウスジュテームの評判と感想
竹富島ゲストハウスジュテームの評判について。
低評価な口コミ
ジュテームの口コミは、高評価なものと低評価なものに分かれています。
低評価なコメントをよく見ると、ゲストハウスなのにホテルなみのサービスを求めている人が多いように感じました。
ジュテームは、ゲストハウスであって、ホテルではありません。
自分で簡単な掃除をして、宿の人を助けてあげるぐらいの心構えでいると失敗がないかと思います。
おシャレで泊まってみたい山小屋の記事でも書きましたが、ホテルのサービスを求める人はホテルに行った方が幸せになれると思います。
評価が高い口コミ
低評価な口コミがあるといっても、ブッキングコムでも10点満点中8.4点。十分合格点ですね。
ゲストハウス好きはやっぱり好きになるようで、ゆんたくも評判です。
ジュテームにオススメな人
値段は、一人一泊大体4000円。一人旅にはお得ですが、子供一人が添い寝でベッド使用が4人分だと16,000円。人数が多いと、正直、お得感はないかも。
また、子連れは、一緒に泊まるお客さん次第の部分もありますが、あんまり騒ぐ子だと、気を遣うので、普通にホテルに泊まった方が無難かな。
ジュテームに向いていると思う人は、
- 泊まった時よりも帰るときにはキレイにするとまでは言わないまでも、自分のことは自分でできる旅行者。
- 他のお客さんと適度にコミュニケーションが取れる人。
お客さんは、男性が多いのかな、と思いましたが、意外と女性ばっかりの時もあるそうです。
コロナ前迄は海外の人も多く来てたということなので、世界各国の旅行者と泡盛でワイワイやるのは考えただけでも楽しそうですね。
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石垣港にも近く、出来たばかりでキレイで清潔な宿。
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石垣島限定のお土産
日本最南端の農産物直売所。石垣島のフェリーターミナルから歩けるので、竹富島にいった帰りに石垣島・八重山のお土産探しにどうぞ。石垣島にしかないものがたくさん売っています。
【石垣土産なら】JAファーマーズマーケットやえやま ゆらてぃく市場