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EOS 5D mark 4 レビュー Mark4とMark3の違い

我が家ではこれまで、EOS 5D Mark2, EOS 5D Mark3とお世話になってみました。風景、建物、人物、旅行写真、手広くこなしますが、EOS5D Mark3も発売から4年も経過し、Nikonの同価格帯の機種とも差が開いてきた感もありました。そんな中での満を持してのEOS 5D Mark 4の登場。機能の進化はキャノンらしく派手さはありませんが、Mark3との違いを中心にEOS 5D Mark4の気になる点をまとめてみます。

カメラ、レンズともに、ニコンに後れを取っているような印象もありましたが、主力レンズもEOS 5D Mark4のリリースと合わせてリニューアル。

いわゆる小三元レンズの一角をなす「EF24-105mm F4 L IS II USM」(10月下旬発売)は、前モデルから実に11年ぶりのリニューアル。

大三元レンズの広角側「EF16-35mm F2.8 L III USM」(10月中旬発売)は、前モデルから9年ぶりのリニューアルです。こちらは、2001年発売の初代、2007年発売のII型に続く3代目になります。

 

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EOS 5D Mark4の性能向上点

高精細化に加え、ダイナミックレンジが改善した画素センサー性能の向上、AFの向上という基本性能のブラッシュアップは勿論ですが、GPS搭載という点が嬉しい所です。

EOS 5D Mark4の性能向上点の主要なポイントは以下の通りです。

  • デュアルピクセルAF (位相差AFとコントラストAFの両方を1つの画素センサー上で行う事が出来ます。新世代センサーを採用することによる恩恵です。)
  • 3040万画素新センサー (EOS 5D Mark3は2230万画素。画素数の増大とともにダイナミックレンジが減るとも言われますので、大体この辺で良いのでは?)
  • 17:9のデジタルシネマ規格(4096×2160)での4K/30p記録に対応。 (EOS 5D Mark4から4K動画対応です)
  • 61点 AF システム。内、41 点はクロス測距。中心部は測距輝度範囲がEV-3
  • デュアルピクセルCMOS AF (-4EV) により静止画、動画サーボAF (動画のAF機能の向上は、新世代センサーの採用によるところが大きいです)
  • 常用感度ISO100~32000。拡張設定でL(ISO50相当)、H1(ISO51200相当)、H2(ISO102400相当)。EOS 5D Mark3
  • 連写は最高約7コマ/秒 (最高約6コマ/秒からアップ。順当な進化です。)
  • DPRAW(デュアルピクセルRAW/解像感、ボケ、ゴーストを微調整)
  • 測光システム 約15万画素RGB+IR測光センサー
  • 3.2型固定式(3:2、約162万ドット)のタッチパネル液晶
  • Wi-Fi/NFC/GPS機能 (GPS機能の搭載は嬉しいです。)
  • タイムラプス撮影を簡単に実現できるインターバル撮影に対応。最大3600回まで指定した時間の間隔にあわせて自動撮影。
  • 防塵・防滴性の向上

EOS 5D Mark4の特に嬉しい機能向上点

EOS 5D Mark4の嬉しい機能向上点としては、個人的には上記の中で、GPS対応をあげたいと思います。

画像管理にはLightroomを使っていますが、膨大な写真の中からお目当ての一枚を探す時に、検索できる情報が多いと嬉しい物です。

GPSで位置情報が記録されていると、Lightroomの地図から、撮影地点で探せるので位置データが入るのはとても便利です。

Canonの一眼は超上位機種の1Dと入門期の6DにGPSがついていました。

スマホですら、位置のタグが打たれるのに、専門機種でタグがつかないのは、、、と思っていましたが、この機能は本当に嬉しいです。

 

EOS 5D Mark4 軽量化

全機種に比べて60g軽量化されています。軽量化して機能も進化という順当なブラッシュアップで嬉しいです。

 

EOS 5D Mark4の価格

EOS 5D Mark4は正直かなり高い。。というのが素直な皆さんの印象ではないでしょうか?購入に最大のネックは価格ですね。

5Dシリーズは、APS-C機が主流だった時代に「手に届く35mmフルサイズ機」として2005年に初代モデルが誕生し人気を集めましたが、アマチュアのみならずプロも常用モデルとして使っているということから、よりプロ向け、ハイアマチュア向けに高付加価値高価格戦略へ舵を切ったように見えます。もはや「手に届かなくなった35mmフルサイズ機」ですね。。

また、ドル建てで見るとそんなに変わっていないので、高価格の背景は円安も影響かもしれません。恨むべきはキャノンの政策転換か、円安誘導のアベノミクスか、、

いづれにしても高い事には間違いありません。

ただし、EOS 5D Mark4の先代EOS 5D Mark3も発売当初はボディのみの実勢価格は33万円程度していたので、EOS 5D Mark4も時間が経つにつれて価格がこなれている事を期待します。

EOS 5D Mark IVの初月の出荷は、EOS 5D Mark IIIの1.5倍を見込んでいるとの記載もあるそうで、買える人は買えるんですね~。

キャンペーンのトランクはいらないので、素直に値段を下げてほしいです。

 

EOS 5D Mark4 のライバル機種

他社カメラでは、 Nikon D810 (3640万画素。実売価格24万円程度)、Sony Alpha 7R II( 4200万画素。実売価格20万円程度)がライバルです。

価格的には、EOS 5D Mark4が圧倒的に図抜けています。キャノン派には辛い所です。

上記機種以外にもニコンのNikon D810後継機らしき機種の噂もあり登場の噂もあり楽しみですね。

 

Canon主要機種 対比表

EOS 5D Mark IV EOS-1DX Mark II EOS 5D Mark III EOS 5D Mark II
EOS 5D Mark IV EOS-1DX Mark II EOS 5D Mark III EOS 5D Mark II
実績価格 (Body) 40万円 66万円 27万円 発売終了
発売年 2016年 9月 8日 2016年 4月28日 2012年 3月22日 2008年11月29日
センサー 約3040万画素 フルサイズ 約2020万画素 フルサイズ 約2230万画素 フルサイズ 約2110万画素 フルサイズ
映像エンジン DIGIC 6+ デュアル DIGIC 6+ DIGIC 5+ DIGIC 4
ISO感度(静止画時) 100~32000 100~51200 100~25600 100~6400
コマ速/秒(約) 最高7コマ 最高14コマ(超高速16コマ) 最高6コマ 最高3.9コマ
AF 61点AF 全点F8対応 EV-3~18 61点AF 全点F8対応 EV-3~18 61点AF 最大41点クロス EV-2~18 9点+ アシスト6点 中央1点クロス EV-0.5~18
液晶 ワイド3.2型 3:2 162万ドット タッチパネル Dual Pixel COMS AF ワイド3.2型 3:2 162万ドット タッチパネル Dual Pixel CMOS AF 3.2型 3:2 104万ドット クリアビュー液晶II 3.0型 4:3 92万ドット クリアビュー液晶
GPS 内蔵 内蔵 (GP-E2)
Wi-Fi 内蔵(WFT-E7B可) (WFT-E8B) (WFT-E7B) (WFT-E4IIB)
NFC
重さ(CIPA基準) 800g(890g) 1340g(1530g) 860g(950g) 約810g(905g)

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