日本で一番売れているデジタル一眼レフカメラ、CanonのEOS Kiss X7 ダブルズームキットのレビューと感想。発売からダイブ日が経ちましたが、後継機種もEOS Kiss X9iを含めていくつか発売されてます。それでも、手ごろな値段と一眼レフで世界最軽量の軽さでEOS Kiss X7の魅力は衰えずアマゾンの売り上げランキングでも上位をキープするなど人気は続いています。この記事では、EOS Kiss X7の評価の他、EOS Kiss X7とEOS kiss x7iやEOS kiss x7iの後継機種EOS kiss x8iとの比較。他社競合機種、ミラーレスカメラとの比較も。
目次
始めて一眼レフを買う人にお勧めのカメラ EOS Kiss X7 シリーズ
EOS Kiss X7は、キャノンの一眼レフの入門機EOS Kissシリーズのの9世代目の機種です。発売は、2013年4月24日ですが、スマホと違いデジタルカメラは既に成熟した商品なので、現役で売られています。
キャノンのカメラはプロが使う EOS-1D Xから始まって、EOS 5D Mark4、EOS 6D、EOS 7D Mark II等々色々ありますが、一番売れているのはEOS Kiss X7です。
EOS Kiss X7の他に似た名前の「EOS KISS X7i」やその後継機種の「EOS KISS X8i」というカメラもありますが、EOS Kiss X7の方が軽くて小さいので売れています。
EOS Kiss X8は?
EOS Kiss X7の後継機としてEOS Kiss X9(X9iのように「i」がついていない機種)がでるという噂もありますが、結局の所いままでに公式な発表はありません。
X9iが十万円近い価格で登場してきたことを考えれば、一眼レフカメラは高価格帯にシフトしていき、価格が安いX7の後継機はこのままでないかもしれません。
EOS Kiss X7とEOS KISS X7i/EOS KISS X8iの違い
EOS Kiss X9iは、数年前までの中級機クラスの性能と価格になってしまいました。
なので、値段も性能も違うので敢えてX7とは比べません。(参考:EOS Kiss X9i評価とレビュー モデルが可愛い)
EOS Kiss X7とEOS KISS X7i/EOS KISS X8iの違いは、主に3点です。
①大きさと重さ(EOS Kiss X7が軽くて小さい。EOS Kiss X7は世界最小最軽量です。)
②カメラ背面の液晶画面(EOS Kiss X7は固定式ですがEOS KISS X7iは動きます)
③価格(EOS Kiss X7の方が1万円ぐらい安い)
重くて、ちょっと高くても良いけど、どうしても背面の液晶が動くのが良い、という方でなければ、EOS Kiss X7を選んでおけば間違いないと思います。
EOS Kiss X7のいいところ。
大きなセンサーの一眼レフで手ごろな価格
EOS Kiss X7のウリは世界最小最軽量の一眼レフカメラという所と手ごろな価格です。
値段も高く無い割には、しっかりしたカメラなのでスマホやコンパクトデジカメよりもっといい写真が撮りたいという方にお勧めです。
スマホやコンパクトカメラとの違いは、センサーサイズとレンズの違い。
スマホやコンパクトカメラよりも何倍も大きなセンサーと何十倍も高価なレンズを使うので画質が良いキレイな写真がとれます。
センサーが大きいと画質が良くなるところは勿論、室内の暗い所や夜景等もキレイに撮れます。
操作性の良さ
EOS Kiss X7とスマホを比べると操作性の違いも大きいです。簡単に言うとピントがはやく合うので、撮りたいって思ったときの一瞬をしっかり切り取ることが出来ます。
操作性の良さはEOS Kiss X7を初心者にお勧めする最大の理由の一つです。
せっかく買ったカメラがピントがなかなか合わないだと、買った人もがっかりですが、EOS Kiss X7はちゃんと初心者の方でも使いこなせるように、カメラが、ピント合わせをしっかりしてくれます。
交換レンズが自由に選べる
忘れてはいけないEOS Kiss X7の良さはキャノンの交換レンズをそのまま使えるというところです。
キャノンは世界一の一眼レフメーカーですが、世界中の人に人気の理由は、カメラ自体の性能は勿論、レンズの種類が本当にたくさんある事も挙げられます。
EOS Kiss X7では、このキャノンの交換レンズをプロが使うものから初心者用のレンズまで、アダプターを使うことなくそのまま使用出来るのです。
Canonでは、EOS M5の様にミラーレスカメラも出しているのですが、実はミラーレスカメラでは、キャノンのミラーレスであっても、キャノンの一眼レフ用のレンズをそのまま使用することは出来ません。
でも、EOS Kiss X7では、そのまま使えます。
これは、これから写真を始める人にはピンと来ないかもしれないのですが、もう少し、背景をぼかせるレンズが欲しいとか、広い所を迫力がある画角で撮りたいとか、遠くのものを大きく撮りたい、とか、色んな表現をしたいなと思ったときに、子の良さが分かると思います。
繰り返しますが、写真の画質の良さはカメラだけではなくてレンズも大切です。
EOS Kiss X7は、プロも使うEFレンズも使える他、自分に合ったレンズを付け替える事で一眼レフならではの画質が良い写真がとれます。
EFレンズはそのまま上級機種でも使えるので、EOS Kiss X7を購入した後、他の機種を使いたくなってもレンズはそのまま引き継げるのも良さです。
交換用のレンズは1万円からありますが、お勧めのレンズをこの記事の最後に書いておきますね。
EOS Kiss X7 撮影例
センサーサイズが大きいので背景がぼける
ボケは写真の一般的な表現方法です。英語でもBokeといいます。(本当です。笑)
背景がぼける事で映画や雑誌の様なカットが簡単にとれます。
背景がぼける事で、映したい主題がくっきりします。これをするためにはセンサーサイズが大きいものと良いレンズが必要なので、スマホでは難しいのですが、EOS Kiss X7なら簡単に背景をぼかすことが出来ます。
EOS Kiss X7はこんな人におすすめ
恐らく、この記事を見ている方は、EOS Kiss X7に興味がある方だと思います。
このカメラの良い所は、世界で一番小さく軽い一眼レフカメラで値段がかなり安いと言ったところです。
値段はかなり安いのですが、センサーは上位機種に使われているものと変わりませんので画質はかなり良いです。
レンズも上位機種と同じものが使えるので、これからステップアップを考えている人にもお勧め。
EOS Kiss X7と高いカメラの違いは?
EOS Kiss X7とプロ用のカメラの違いは、操作性の違いになってきます。
操作性の違いは例えば高速で動くものに対してのピント合わせのスピードや正確さ。
例えば、飛んでいる鳥、F1や飛行機等高速で動いているものにはEOS Kiss X7ではピントは合わせることはできませんが、プロ用のカメラだとこれが出来ます。
ただし、性能が良くなる分、重く大きく(そして何十万円も高く)なります。
一方で、画質は殆ど変わりません。
なので、鳥や飛行機のように高速で動かない、赤ちゃんを撮りたい、旅行で建物をや風景を撮りたいという人には高価なカメラよりEOS Kiss X7をお勧めします。
EOS Kiss X7をおすすめしたい人はこんな人
- 大きいカメラは嫌いで小さくて軽いカメラが欲しい。予算は4~5万円ぐらい ← 小さいというのは凄い価値です。どんなに高価なカメラよりも軽いのはそれだけでバリューがあります。
- スマホや安いデジカメでは不足だが、小さくて軽いカメラをが欲しい人 ← こういった方は結構いらっしゃるのでないかと。
- Canonが好きな人/Canonのカメラが欲しい人 ← Canonは一眼レフカメラでシェアナンバー1の世界で一番カメラを売っている会社です。レンズはフラッシュなど豊富なアクセサリも使えるので、まずはここから初めてみて!
実は写真の画質を左右するのは、カメラ本体だけでなくレンズも大きな要素をしめます。Canonのレンズはプロも使う程の良いレンズです。
また、後で説明しますが、室内で取るときは外付けのフラッシュがあるだけで全然キレイな写真がとれます。
予算が限られている場合、高いカメラだけを買うよりも、EOS Kiss X7を買ってこれに良いレンズやアクセサリーをそろえていくのをお勧めします。
将来高いカメラにステップアップするときもアクセサリーは無駄にはなりませんし、軽いカメラを持ち歩きたくなる場面は必ずあるのでEOS Kiss X7を買っても無駄にはなりません。
EOS Kiss X7と一緒に買うものは?
メモリーカード
32Gもあれば十分です。1800円ぐらい。
レンズフィルター MC プロテクター NEO 58mm レンズ保護用 725801
レンズフィルターはレンズを保護してくれるフィルターです。レンズをぶつけたり、汚れから守ってくれます。
レンズの大きさによってフィルターが変わってきますが、EOS Kiss X7に付属している2本のレンズは58mmのこのフィルターになります。
我が家ではレンズにはキャップをせずフィルターをキャップ替わりに使っています。
撮りたい時にすぐカメラが使えるので便利です。
液晶フィルター
意外と背面の液晶は丈夫なので、我が家のカメラにはついていません。
600円ぐらいなんですけど、私は正直もったいないなぁと思ってしまいます。
気になる人はお守り代わりで。
EOS Kiss X7にそろえて行きたいもの
EOS Kiss X7におすすめの外付けフラッシュ
本体内蔵のフラッシュは直接被写体に光が当たってしまうので味のない写真になってしまいます。
外付けフラッシュは、天井に光を向けることで天井に当たった光が被写体にあたるので自然な柔らかい明るい写真がとれます。(バウンス撮影といいます)
安くはないのですが、室内で子供やペット、料理を撮るときにあると本当に便利。
これは初心者の人ではあまり知られていないと思うのでが、外付けフラッシュを是非是非お勧めします!!!!!!!
液晶フィルター買うよりもこっちもを買ってください!!
EOS Kiss X7におすすめの交換レンズ
外付けフラッシュの次にお勧めなのは交換レンズ。
レンズは明るく沢山ぼけるレンズにズームがついているのが超高級レンズになります。
ズーム機能がついていないレンズは単焦点レンズといいますが、単焦点レンズはレンズの仕組みを単純にすることが出来るので、超高級ズームレンズ以上の明るい大きくぼけるレンズが出来ます。
超高級ズームレンズは、20万円以上するのもありますが、単焦点レンズは1万円代から良い物があるのでこれをお勧めします。
これは付属でついているレンズと違ってズームは出来ませんが、その分明るく、映りもシャープにくっきりとれます。
はまると、レンズ沼とよばれる沼にはまってしまって、沢山欲しくなりますが、まずは1本試してみてください。
こっちも液晶フィルター買うよりはお勧めです。
EOS Kiss X7の他のお勧め一眼レフカメラやライバル機種
EOS Kiss X7を購入される方の比較検討用にライバル機種のレビューも紹介します。
ちょっと高くなりますが、予算がある方は検討してみてください。
初心者向けのおすすめ一眼レフカメラ
2017 (予算別) 初心者におすすめ 人気の一眼レフカメラ
Nikonの初心者用一眼レフ
ミラーレスカメラ
ミラーレスカメラも価格的にはかぶってくるので気になる人も多いかもしれません。
ファインダー越しに構えて撮る、というのに抵抗が無ければ一眼レフをお勧めしますが。。。