モバイルバッテリーメーカーのアンカーさんから、Anker PowerPort Atom III 45W Slimというアダプターをもらいました。これってかなり旅行や出張にオススメ。その理由を紹介します。Anker PowerPort Atom III 45W Slimを実際に使ってみたレビュー記事です。
目次
旅行や出張時のアダプター、どうしてます?
大きくかさ張り、しかも重いノートPCのアダプター。旅行や出張はたいてい大きなカバンと小さなカバンで行くのですが、ノートPCをもっていく時、いつも困るのがアダプター。手元にアダプターを置いておくか、大きなカバンに入れて預入荷物にしてしまうか問題です。
最近のノートPCは充電池で動く時間が長くなってきたので、移動時にはほとんどアダプターを使うことはないのですが、万が一必要になったら、と思うと怖い。
ということで、重くてかさ張るPC用のアダプターをスマホ用の充電器と一緒に小さなカバンにいれたり、大きなカバンを預入荷物にはしないで、大きなカバンに入れて持っていくことがあります。
でも、技術の進化が、コンパクトで軽量なアダプターを可能にしました。しかも、スマホの急速充電器としても使える。旅行時にはいままでみたいにスマホ用の充電器とノートPCのアダプターの両方を持っていく必要がないのもうれしい。これ1つもっていけば、充電関係のイライラとはおさらばできそうです。しかも安い。値段は2000円程度。
旅行や出張が頻繁にある人には特におすすめしたいアダプターになります。
Anker PowerPort Atom III 45W Slim
Anker PowerPort Atom III 45W Slimは、USB Type-Cの端子を持つ充電器。従来のUSBの充電器と比べ高い電力量(W)を送ることができる、USB Power Delivery(USB PD:パワーデリバリー)に対応しているので、スマホ、タブレットはもちろんノートPCやNintendo Switchの充電も可能です。
関連記事: 【PDとは?】 iPhone8以降対応 Anker Power Core Slim 1000 PDとPD Reduxとどっちがいいか?
パッケージと中身
モバイルバッテリーとかと同じ箱。
中身は説明書と本体。
説明書は簡単なもの。シンプルですからね。
さっと読んですぐ捨てました。
コードやケーブルはついていないので手持ちのものを買う必要があります。
大きさと重さ
見てまずびっくりするのがその大きさ。
かなり小さい。クレジットカードサイズぐらいなので、小銭入れぐらいの大きさです。
見た目はモバイルバッテリー風ですが、モバイルバッテリーよりも小さい。
HPのノートPCの充電器と比べると、親子ほどの違い。
薄いのもいいですね。
Anker PowerPort Atom III 45W Slimの厚さは、スマホーケース付きのスマホと同じぐらいです。
コードが本体についていて折り畳みのものなので、カバンに入れやすく、カバンの他の物を傷つけることがないのも助かります。
但し、コンセントの端っこにつけないと、他のコンセントを塞いでしまうのが気になりました。これはデザインの兼ね合いで、普通のアダプターのようにコンセント側にもケーブルをつけると、持ち運びには邪魔なので、良しあしですね。
持ち運びには間違いなくこのデザインの方が便利です。
海外でも変圧器いらずで利用できる100V-240V対応。海外で使うときは、数百円で売っているプラグをもっていくと便利です。
Anker PowerPort Atom III 45W Slimの発熱
充電器は物によって充電中に熱を持つことがありますが、Anker PowerPort Atom III 45W Slimは、かなり発熱量が少なく感じました。
実際に、従来型の充電器とどの程度違うのか気になって、Apple純正充電器とAnker PowerPort Atom III 45W Slimを使って2台のiPadを同時に充電して際の表面温度を測ってみました。
結果は、Apple純正充電器は42度程度、Anker PowerPort Atom III 45W Slimは33度程度と10度弱低温で充電ができています。
つけっぱなしにしておくことが多い充電器の温度が低いと、ちょっと安心です。
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Apple純正充電器は、12WでPD非対応で充電スピードも遅い。Anker PowerPort Atom III 45W Slimの方は45WでPD対応で早く充電ができるのですが、発熱が低くて済むのは技術の進歩を感じます。
USB-C電源アダプタの候補
USB-Cプラグがあって、ワット数がアダプターの容量以下であれば、スマホ、タブレット、ノートPCなど大体のものが充電できます。
Appleであれば、12インチMacBookまたは13インチMacBook Air RetinaディスプレイモデルとかUSB-Cで充電できるようになっていて、Windows機のノートPCも昨年ぐらいから増えてきました。
Anker PowerPort Atom III 45W Slimのライバルとなるような機種は大体この辺。
Apple純正 Apple 30W USB-C電源アダプタ
Apple純正品は、30Wと容量が小さく、しかも約101gと重い、そして値段がApple Storeで4800円(税別)と高い。
61Wのものもありますが、こちらはお値段6800円(税別)で、重量192グラム。
どちらも充電ケーブルは別売りなのは同じです。
Apple純正品でそろえたい、という人でない限り、Apple純正充電器を選ぶ理由はありません。
Anker PowerPort Atom III Slim
Anker PowerPort Atom III 45W Slimと似ていますが、「Anker PowerPort Atom III Slim」は30W版になります。
57グラムとAnker PowerPort Atom III 45W Slim より、さらに軽い。薄さは1.6CM。
但し、値段は45Wとあまり変わりません。
Anker PowerPort Atom III SlimとPowerPort Atom III 45W Slimの違い
Anker PowerPort Atom III SlimとPowerPort Atom III 45W Slimの違いは、出力と大きさ、重さです。
急速充電の早さなど、機能に大きな違いはありません。
機種名 | PowerPort Atom III Slim | PowerPort Atom III 45W Slim |
最大出力 | 30W | 45W |
サイズ | 約76 × 45 × 16 mm | 約84 x 50 x 20mm |
重量 | 約57g | 約85g |
大きさの比較はアマゾンのレビュー欄に写真を挙げている方がいらっしゃいましたのでそちらがよくわかるかと思います。ほんのちょっとの差ですが、こだわる人はこだわるんだろうな。
私のおすすめは?
Anker PowerPort Atom III SlimとPowerPort Atom III 45W Slimの選び方は、値段が大体一緒なので、大きさと重さをとるか出力をとるかです。
かなり迷うところかもしれませんが、重さについていえば、20グラム程度なので、容量が大は小を兼ねるで、45Wと1.5倍大きい方をお勧めかな。
30W版は、45W版の発売まではアマゾンの「 ノートパソコン用充電器・パワーサプライ」や「 携帯電話・スマートフォン用AC式充電器」のカテゴリーの中で売り上げランキング上位常連でしたが、今後は45W版の発売から時間が経つにつれ、値段が変わらなくて容量が大きい、45W版の人気が徐々に出てくると思いますが、さぁどうなるか。
半年後ぐらいにどっちの順位がアマゾンで上位になるか、チェックしてみようと思います。
Anker PowerPort Atom III 45W Slimの気になる点と注意点
総じて満足がいく商品だと思いますが、気になる点もメモっておきます。
- コンセントにつないでいるときは、青く点灯する。← 使っている時だけに点灯するのでよかったのでは? 微々たるものかもしれませんが、待機電力も心配です。
- 一体型なので、他のコンセントを塞いでしまう可能性あり。
- 同時に一口しか充電できない ← 二口以上のタイプを検討しましょう。
- 付属品はなし。←余計なコードが増えなくてその分安くなっているのであればよし。
- 見た目はモバイルバッテリーですが、モバイルバッテリーの機能はありません。
Anker PowerPort Atom III 45W Slimのいいところ
最後にAnker PowerPort Atom III 45W Slimのよいところをまとめます。安くて小さいのでカバンに入れっぱなしにしておく持ち運び用、机に据え置き用の2台あってもいいかも。
- iPhone、アンドロイドスマホはもちろん、タブレット、ACアダプターとしてノートPC、Nintendo Switchも使える。
- 他アダプターと比べて、圧倒的な軽さと小ささ
- コンセントプラグが折りたためるので、持ち運びしやすい。カバンにさっと入れても他の物を傷つけない。
- 余分なコードがない ←コンセントを塞ぐことにもなるので良しあしかもしれません
- 海外対応 100V-240W 変圧器がいらず海外でもプラグを合わせればそのまま使えます。
- 発熱が少ない
- 値段 2000円台でアマゾン、楽天で購入可能。
前の記事でも書きましたが、機種ごとにアダプターが異なるのは不便で非効率であると思うので、将来的にはUSB Type-Cに統一されていくのではなないかなと思います。
Anker PowerPort Atom III 45W Slim (PD対応 USB-C 急速充電器)