日本一美味しい朝食といわれるラビスタベイ函館の朝食を食べてきました。たくさんの写真で日本一の朝食を紹介します。イタリアの世界一の朝食との違いも。
ラビスタベイの朝食は日本一
さて、この前の函館旅行で行ったホテル、ラビスタベイ 函館の朝食は日本一朝食がおいしいホテルとして何度か選ばれたことがあるとか。
ラビスタベイ 函館の朝食、確かに大満足の日本一の朝食でした。
日本一の朝食は日本的な要素が満載。いくらやまぐろや地の新鮮なイカをお好みで好きなだけ使って自分で作る海鮮丼、おばちゃんがきれいに盛り付けてくれる炉端焼き風の温野菜、納豆、ホタテ入りのお味噌汁。サイドディッシュもどれも丁寧にしっかり作ってあって日本的。デザートも花畑牧場のもの。
どのお料理も大変魅力的。思い出すだけでおなかがすいてきます。
日本一の朝食、ラビスタの朝食は、世界一の朝食になれるか?
之だけすごい日本一の朝食。日本人的には間違いなくイタリアのホテルの朝食よりもいいし、世界一になってもいいんじゃないか?と思いたい。
でも冷静に世界の壁を考えてみるとなにかが足りない。
世界一にあって日本一に足りないものは何か?
例えば、世界のサッカーにあって日本サッカーにかけているといわれがちなのは決定力。
「いつどんな時でも得点が取れるファンタジスタが日本サッカーには不在である。ああ決定力が無い。云々。」決定力不足は日本のサッカー界の永遠のテーマのような気がします。
では世界一の朝食にあって日本一の朝食にないもの、それは何か? それも決定力なのか? いくらも、イカも決定力足り得ずファンタジスタになり得ないのか? そんなことはない。ぷりっぷりのいくらは十分おいしいじゃないか。決定力はあるはず。では日本の旅館の朝食界に不足しているのは何か??? そんなことを考えてみるとありました。
そう、世界一の朝食にあって日本一の朝食に足りないもの。
それはお酒の不在。
かのベネチアでの朝食にはシャンパンが無料で付いていて、朝シャン、朝シャンと思わず浮かれてしまいましたが、日本一の朝食はアルコールフリーでした。
朝からお酒?
禁欲的なあなたは、「えっ、朝からお酒なんて・・・!?」と思うかもしれませんが、世界の壁を打ち破るためには、是非ここでお酒を出してもらいたい。
朝から酔い酔いになって食後にまた一風呂というのも、旅行という非日常体験の楽しみを増幅させてこれまた一興なハズ。
日本各地にはかのイタリアに十分対抗できるだけのふくよかなお酒の文化があります。ではそれを生かしたものを朝食のメニューに取り入れてみるのはどうでしょう?
そして「お酒は別料金で780円です。(尚、消費税・サービス料は別途頂きます)」とか言わないで、少なくとも希望する方には最初の1杯目は「無料でどうぞ」としてほしいですね。
例えば東北の湯治場の様な秘湯なら朝から大吟醸、女子ウケを狙っているようなちょっとこじゃれたモダンな旅館なら朝から発泡性の日本酒をという具合に。
九州の旅館だったら朝から焼酎がいいですね。 勿論ロックで。朝から焼酎のロックを出されたらイタリア人もぶったまげると思います。「マンマミーア! ニッポンはこんなゴキゲンな国だったのか!! 流石は黄金の国!!!」と。ほろ酔いでご機嫌になった観光客のSNSへの投稿により日本観光のポジティブイメージが倍増されて、訪日観光客も倍どころか3倍ぐらいは軽くいくでしょう。
海外からの訪日観光客を増やすことは今や少子化対策と並ぶ重要な政策課題となりましたがこれも「朝からお酒」が解決してくれるはず。
又、日本の旅館業の悩みは長期滞在の少なさと聞いた事もあります。みんな一泊二日で帰っちゃうんですよね~。と。
でも、朝からお酒飲んでまた一風呂浴びてしまえば、一泊二日で慌ただしく10時にチェックアウトする気にもなれるはずがありません。「ほろ酔い気分で気持ちよくなったしもう一泊していくか、じゃあついでにもう一杯。」という事になり、ホテルの営業的にもプラスなような気もします。朝食の話題からはそれてしまいますが、朝食でなくても朝風呂浴びた方は風呂上りに一杯生ビール無料とかでもいいかもしれませんね。
朝食に無料でお酒を出すだけの新サービス。お客もうれしく、サービスをする側もうれしい、社会もうれしい。こんな三方よしの施策。しかも新規投資がいらない。こんなの中々ないのでは?
ホテル・旅館関係の方、訪日観光客を2000万人にと日々悩まれている政府関係者の方、もしこれをご覧になっていらっしゃいましたら、どうぞぜひお考えください。笑