古希(70歳)/喜寿(77歳)/傘寿(80歳)のお祝いに何を贈ればいいかお悩みの方に、御年75歳の方に、ご自身やご友人がご長寿祝いにもらって嬉しかったもの、もらうとしたらこういうものが嬉しいというものを選んでもらいました。古希(70歳)/喜寿(77歳)/傘寿(80歳)だけでなく、75歳の方がお祝いにもらっても嬉しいものです。
せっかく贈るのですから、贈る側の真心が伝わり、貰った相手が嬉しいと思う品物を選びたいものですね。お祝い選びの参考にしてください。
目次
75歳の方のプロフィール
某酒造メーカーで社長をされていた方でひょんなことから知り合った方です。
「古希(70歳)/喜寿(77歳)/傘寿(80歳)のお祝いで何をもらったらうれしいか、周りのご長寿の方にも聞きながら教えてほしい」というお願いをしてこの記事の大部分を書いてもらいました。
生の75歳のご意見です。正直言って、こんなものが本当に欲しいのか? と思うものも多数でしたが、プレゼント選びの参考にされてください。
古希/喜寿/傘寿に私がもらって嬉しいもの15選
間もなく古希(70歳)/喜寿(77歳)/傘寿(80歳)を迎えるお父さん(義父)やお母さん(義母)にピッタリのアマゾンや楽天で買える「プレゼント」をご紹介します。75歳の私がもらって嬉しいものなので、75歳はもちろん70歳でも80歳でもシニアの方がもらって嬉しいお祝いのお品です。
ご両親の他、会社の上司、取引先などお世話になっている方に贈る場合もあるでしょう。男女どちらにでも喜ばれる物、男女別の物、そしておまけに、貰っても余り嬉しくない物なども網羅してあります。
「どんなプレゼントを贈ったら喜んでもらえるのだろう?」などと悩んでいるあなた。
この記事は実際にプレゼントを贈られた人たちからの声を反映させたものです。
贈られてとても嬉しい品物を選ぶのに参考になること請け合いです!
長寿祝いの基礎知識
まず、お勧めのプレゼント選びの前に基礎知識から。
賀寿
節目となる年齢に長寿をお祝いをすることを賀寿と言います。
一般的には、60歳以上になるとほぼ10年毎に長寿を祝います。
最初は60歳が「還暦」、そして次に70歳が「古希」です。77歳には「喜寿」、80歳には「傘寿」というお祝いもあります。
還暦 | 61歳(満60歳) | 生まれた年の干支に還るから「還暦」 |
古希(古稀) | 70歳 | 中国の唐時代の詩人、杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」に由来 |
喜寿 | 77歳 | 「喜」の草書体が七十七 |
傘寿 | 80歳 | 「傘」の略字が八と十 |
米寿 | 88歳 | 「米」の字をくずすと八十八 |
卒寿 | 90歳 | 「卒」の略字である「卆」が九十と読める |
白寿 | 99歳 | 百から一を引くと「白」 |
紀寿(百寿) | 100歳 | 一世紀ということから紀寿、また100歳であることから百寿 |
茶寿 | 108歳 | 草冠が二つの「十」で20。下が88。20+88=118 |
皇寿 | 111歳 | 「皇」の字は白(一を加えると百になるので九十九)」と王(十と二) |
大還暦 | 120歳 | 還暦×2で大還暦。 |
天寿 | 250歳 | 天寿をまっとう |
麦寿 | 9002歳 | 麦は九千二?。ここまでくると言葉遊びですね。(笑) |
「古希」という名称の由来
中国の唐時代(618~907年)の詩人杜甫(とほ)の曲江詩(きょくこうし)の「人生七十古来稀」に由来するといわれています。
これは、その当時70歳まで存命するのは非常に「稀」であったからです。
原文の表記は「古稀」ですが、稀が常用漢字ではないので、現在では「古希」と表記されます。
古くは、長寿の祝いは40歳以上でその後10歳毎に行われていました。
ところが、杜甫の詩の影響や、昔に比べて人々が長生きするようになった為、古希のみが残ったものと考えられます。
長寿の祝いには、この他にも「還暦」「喜寿」などがありますが、これらは近世になってから作られた風習というのが通説です。
年齢の数え方 (数え年? 満年齢?)
実は、年齢の数え方は、生まれた年を「1歳」と数えてお正月に年を重ねていく「数え年」と普通の年齢の数え方の「満年齢」があります。
長寿のお祝いは「数え年」で数えるのでしょうか?それとも「満年齢」でかぞえるのでしょうか?
結論は、「還暦」は数え61歳(満60歳)でお祝いしますが、最近では「古希」以降は満70歳でお祝いするケースも増えているようです。
どういうことかと言うと、お祝いの年齢は、昔は、数え年でカウントしていたようですが、最近では満年齢(実年齢)が一般的。
天皇陛下も満年齢で傘寿のお祝いをされました。
熨斗?
古希祝いのプレゼントに「熨斗」(のし)はどうしたら良いか?
例えば、会社の上司や取引先(70歳といえば、役員クラスの方と想像されます)など公式なお祝いには、必ず熨斗を付けるようオススメします。
アマゾンには沢山の熨斗が掲載されていますので、その中から好みの物を選んでください。
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逆に身内の場合に熨斗は必要ありません。家族なのでで堅苦しいことは抜きにしても大丈夫です。
それよりも、カードにひと言添える方が喜ばれます。
古希にもらってうれしいプレゼント15選
さて、前置きが長くなってしまいましたが、それではこれから、古希にもらってうれしいプレゼントをご紹介します。
アマゾンでの価格も参考にして、それぞれ予算と相談のうえで選んでください。。
まごチャンネル(19,800円)
スマホから実家のテレビに写真を送信するテレビチューナー装置。
孫と離れて暮らしていて、元気にはしゃいでいる孫の声や姿をめったに見られないおじいちゃんやおばあちゃんにピッタリです。
孫も含めた息子・娘家族の状況がスマホで送られた写真や映像がいつでも見られるのは、じいじやばあばにとっては至福の喜びです。
そして、できれば向こうの家族にも一台持ってもらい、お互いに最近の状況を交換できれば更に嬉しいですね。
これさえあれば、いつでもテレビの大画面で孫の姿を見てもらえます。
これは遠く離れていなくても、喜ばれる優れモノです。
孫がいなくても、自分たちの近況を知らせるのに使うこともできます。
ルーペメガネ(10,980円)
ハズキルーペに代表される拡大メガネ。
老眼鏡の上からもかけられ、老人には新聞を読んだりする時の必需品です。
貰った人は実用的でもあり結構嬉しい品物です。
私は人から貰う前に自分で買って毎日使っています。大きくはっきり見えるので新聞や雑誌を読むときには欠かせません。
それを見て妻も欲しがったので、女性用の小型ルーペも買いました。
羽毛布団(20,000円~40,000円)
自分で買うには高くてなかなか手が出ませんが、軽くて暖かい老人に優しい商品です。
昔は重い布団を何枚も掛けても未だ寒かった記憶があります。羽毛布団は、冬場でも1枚だけ十分です。
少々高めですが、伝統と格式を誇る「西川の羽毛布団」を戴きたいですね。
買い物カート(3,000円~12,000円)
齢を取ると重い買い物袋を下げて帰るのは大変です。
これも自分で買いましたが、買い物には必ず持って行きます。ゴムのローラーが付いているので、坂道でも段差でも楽々です。量も結構入りますので、買い物も1回で済ますことができます。
今回ご紹介するカートは、階段も楽々上がり降りできる優れものです。
このカートがあれば帰りも楽々です。
IH調理器(15,000~30,000円)
ガスボンベコンロとは異なり、安全な卓上調理器。
夫婦や家族で鍋物料理を食べる時などに便利です。
を取ると、ガスボンベの扱いにも注意が必要ですが、IH調理器は電気使用なので安心・安全です。
ついでに、IH用の鍋も一緒にプレゼントしてもらうと余計に嬉しいですね。
「メーカーはやはり、信頼性の高い「パナソニック」を希望します。」
だそうです。(笑)
メーカーは正直、アイリスオーヤマでも山善でも聞いたことが無い中華ブランドでもどこでもよさそうですが、高齢者の方は安心の大手日本ブランドを喜ぶ方もいらっしゃるようですので、パナソニックであれば間違いないかも。
名入れグッズ
例えば「子供一同より」というように、商品の済みや裏に贈り主の名前を入れて贈ります。
但し、名前を入れるのに時間がかかるので、早めに検討しておくことをお勧めします。
名入れ腕時計(価格はメーカーによる)
腕時計は毎日身に着けている物なので、時計を見る度に贈ってくれた人のことを想い出します。
花なまえの詩(10,000円~20,000円)
本人の名前で詩を作ります。
「やまだたろう」ならば、「や」や「ま」を頭文字にした詩です。
そして、その周辺に家族や仲間を動物などのキャラクターに置き換え、本人の長寿を祝う色紙として額に入れてプレゼントします。
これは世界にひとつしかないプレゼントです。
これは、古希祝いの衣装を着けた本人の似顔絵に頭文字で綴った詩が添えられていて、感動的な贈り物です。
似顔絵ポエム・似顔絵祝い酒・似顔絵時計も同様に嬉しい贈り物です。
似顔絵ポエム(15,000円~33,000円)
本人の似顔絵に本人の名前のポエム、そしてその背景に思い出の風景を合わせた色紙を作成して額に入れたもの。
これも世界にひとつの物です。
似顔絵祝い酒(日本酒・焼酎・ワイン・ウイスキー)(14,000円~16,000円)
お酒が好きな人に喜んで貰えるプレゼントです。
お酒の桐箱とラベルに本人の似顔絵を描いたもので、これも世界にひとつしかない贈り物。
以前に、自分の名前入りのラベルを貼った焼酎ボトルを貰ったことがあり、とても嬉しかった覚えがあります。
この祝い酒には、名前はもちろん「似顔絵」まで入っているので、余計に嬉しくなる贈り物です。
グラス
お酒がお好きなら、こういうギフトもよろしいかもしれません。
こちらも名入れ可能。
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似顔絵時計(15,000円~20,000円)
幅26cm×高さ20cmの文字盤に似顔絵と動物・建物・乗物なども描くことができます。
名入れ焼酎サーバー(15,000円~18,000円)
お酒、特に焼酎が好きな方に向いた商品です。
サーバーに焼酎を入れることで焼酎が熟成され、より味わい深くなります。
焼酎サーバーと一緒に焼酎を贈るならこちらがおすすめ。
誰もが知っているあの高級芋焼酎から、お手頃で美味しい芋焼酎まで。
お誕生日新聞パズル(11,850円)
70年前の誕生日の新聞がジグソーパズルになっています。
70年前の出来事が掲載されている新聞(読売新聞・朝日新聞など各社から選べます)がジグソーパズルになっています。
これを分解して完成させるには大分時間がかかりますが、楽しいそうです。
あまり大きな声では言えませんが、パズルは脳トレ(ボケ防止)にもなるそうです。
カタログギフト
食べ物カタログ(5,000円~45,000円)
「Made in Japan日本のおいしい食べ物」
貰った本人が食べたいモノを自由に選べるカタログです。
食物の好みは人によって大きく違います。和食・洋食・中華等々それぞれの好みがあります。和食が好きなのに洋食を貰っても誰かにあげてしまうことになります。このカタログは、自分の本当に好きな物だけを選べます。
「グルメ」にはたまらない贈り物です。
旅行カタログ(17,000円~55,000円)
始めから自分たちだけで旅行の計画を立てるのは結構面倒くさいものです。
カタログの中から行先を決め、出発日を決めれば電話一本で手配を完了できます。
例えば「JTB旅行券」は、JTBのみで使用できるもので、指定の金額内でJTBと相談のうえ、温泉旅行なのか花見旅行なのかを決めるものです。
結局は、飛行機代、ホテル代など旅行券を何に使うか、行先なども考えなくてはなりません。
しかし、旅行カタログはもっと便利です。
特定の旅行会社に囚われることなく、複数の旅行会社が企画する温泉旅行・グルメ旅行など多種多様な商品の中から選択ができます。何もかも始めから考えるより、カタログの中から選択できれば簡単です。
目的地・旅館・ホテル・飛行機・列車などの選択肢も多くあります。
個人の趣味のモノ
贈る相手の趣味に合わせたプレゼントも喜ばれます。
ゴルフ用品、テニス用品、釣り道具、囲碁、将棋、絵画、カメラ等々。
例えば、名入りの「パター」とか、名入りの「テニスラケット」などは、とても嬉しいですね。
体験を贈る
一緒に旅行にいったり、写真をとったり、家族の思い出になりますね。
温泉旅行
北海道の温泉旅館にみんなで旅行。
【泊ってよかった宿】北海道の人気温泉宿・ホテル ランキング 12選 実際に泊まってみた感想
クルーズ旅行
お孫さんも、お子さんも、みんなで3世代で楽しめる、一生の思い出です。
【子連れクルーズ旅行記】 地中海クルーズとバルト海クルーズ。我が家の2回のクルーズ乗船記
屋形船ディナー
記念日にお勧めなのが、屋形船。
意外と揺れませんし、結婚記念日でご家族とのられる方もチラホラ。
特別な機会にどうぞ。
貰っても余り嬉しくない物
大前提として、お祝いいただくので気持ちは嬉しいわけですが、正直なところちょっとね(苦笑)、と言うモノもないのか? 実際のところ、どうなのか? 忌憚のない意見を聞いてみました。
色々と聞いてみましたが、実用的でもない(もらっても使わない)し、自分の好みでもない、ちょっと期待と違うものが、がっかりされてしまう事が多いようです。
難しいのは、これらの判断は個人によるものですが、実際に贈り物として貰った人たちの評価が低かったのが、以下の品物でした。
以下の商品は長寿祝いのプレゼントとしてカタログにも沢山載っているし、一般的な贈り物かも知れません。
でも、参考になればと思い、あえて評判が悪かったものを紹介します。
ちゃんちゃんこセット
還暦祝いの場合は赤ですが、古希祝いは「紫」です。
紫の大黒頭巾に紫のちゃんちゃんこを着て、紫の座布団に座って写真を撮るのは記念になります。
しかし、これらのセットを贈られても、記念の日以外役に立ちません。とても表に着て行くことなどできません。いかにも昔のおじいさん、おばあさんのように年取ったように見えるのと、衣装自体もそんなに可愛くもない。(笑)
嫌がる人が半数以上ですので、事前にそれとなく聞いてみるのを強くお勧めします。
最後には「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
花束・胡蝶蘭
この辺は好みですが、人によってはこういう方も。。。
胡蝶蘭は比較的長く持つ花ではありますが、花は枯れてしまえば写真や記憶の中に残るだけです。
世界のブランド食器類・ガラス製品
普段の飲食事には使えませんし、それほど頻繁に使うものでもありません。
結局はただ飾っておくだけで、終活の断捨離処分の対象になってしまいます。
見た目にはきれいで豪華でしかも高価な品物ですが、実用的ではないのが難点です。
食品・ケーキ類
食品・ケーキ類も人によっては好き嫌いが別れるようです。
贈られた食品等が自分の好みであれば良いのですが、そうでないものだったらがっかりです。
自分の好きな物を選べるカタログにして欲しいと思ってしまいます。
上の意見を寄せていくださった方に詳しく聞いてみると「ケーキを貰う事自体は嬉しいのです。しかし、一生に一度70歳の時にそのお祝いがケーキとはガッカリです。せめてもう少し色を付けて食品カタログとか似顔絵祝い酒とか、ちょっと景気のいいものをいただきたい。」とのこと。
どうやら、毎年もらえるものではなくて、一度しかない70歳のお祝いなので、もっと特別感があるもの、だと嬉しいようです。難しいですね。
では、何が欲しいのか伺ってみたところ、ちなみにこの方はこういうご意見でした。
「肉」が大好物なので、おいしそうな牛肉(サーロイン・フィレ)が欲しいです。
銘柄としては、神戸牛・松坂牛などの有名銘柄でなく、別の地域の銘柄の肉を食べてみたいと思います。どんな銘柄の牛肉が選べるのかカタログを見るのが楽しみです。
好みがわからない場合は、カタログギフトが無難なのかな~と思いました。
衣類
衣類も好みが出てくる分野。
70歳にもなれば、自分のはっきりした好き嫌いをお持ちの方も多いでしょう。
性格にもよるかもしれませんが、ある方からは次のようなご意見をいただき枚sた。
サイズや好みが合わない物を贈られても余り嬉しくありません。
人それぞれセンスや好みなども異なるので、衣類を選ぶのは大変です。品物を贈る、それもお祝いに何を贈ったら喜ばれるのかを考えるのは難しいものです。
まとめ
今回は75歳の方に何がもらったら嬉しいか、伺いましたが、意外と人気が高かったのが「名入れ」グッズ。正直私はなんでこれが欲しいのかわかりません(笑) 特別感があり、世の中に一つだけというところが、嬉しいようです。
私がお勧めしたいのは、プレゼントに加えて、写真館に行って写真を残すこと。
なかなか集まらないご家族でも、家族一同が集まる機会にもなります。
更に実は遺影を撮ることもできるというおまけもつきます。
遺影を探すのはなかなか一苦労になるご家庭も多いので、写真館で家族に囲まれた素敵な笑顔を残しておくのもいいかもしれません。
なかなか時間が取れない方も多いと思いますが、できれば、写真館に行って、食事にいって、プレゼントを渡すと、思い出に残るお祝いになると思います。
この記事が人生70年以上、生きてこられた方々に敬意を表し、心からお祝いできる贈り物を選ぶための参考になれば幸いです。