デジタル一眼レフを買って、カメラについてきたレンズの次にほしくなるレンズの一つは望遠ズームレンズではないでしょうか? 卒業式・入学式、運動会や発表会など子供のイベントから、スポーツ撮影、風景写真や飛行機や鉄道などの乗り物の撮影等、遠くのものを大きく映したいときに望遠ズームレンズは便利です。
遠くのものを撮る以外にも、望遠レンズは出番があります。例えば望遠レンズならではの圧縮効果を生かして主題をすっきり切り取りとったスナップ撮影。ポートレート撮影も、望遠ズームならではの被写体撮影や表現方法をつかった撮影が可能になります。
キャノンの望遠レンズはプロ用からアマチュア用まで値段も性能も豊富に種類がそろっていますが、たくさん種類がありすぎて特に初心者の人にはよくわからないと思います。そこで、初心者の方にもわかるようにキャノンのお勧め望遠レンズを選びやすいように予算毎にランキング形式で紹介します。
目次
- 1 おすすめキャノンの望遠レンズ
- 1.1 1. Canon EF 70-200mm f/2.8L IS II USM Lens
- 1.2 2. Tamron 70-200mm f/2.8 Di VC USD G2 Lens
- 1.3 3. Canon EF 70-200mm f/4L ISII USM Lens
- 1.4 4. Canon EF 100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM Lens
- 1.5 5. Canon EF 70-300mm f/4-5.6L IS USM Lens
- 1.6 6. Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U
- 1.7 7. Canon EF 70-200mm f/4L USM Lens
- 1.8 8. L付きの単焦点レンズ
- 1.9 9. Canon EF-S 55-250mm f/4-5.6 IS STM Lens
- 1.10 10. Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporary Lens
- 1.11 11. 70-300mm F4-5.6 Di VC
- 2 キヤノンの一眼レフ
おすすめキャノンの望遠レンズ
35mm換算でだいたい 70-200mmぐらいの焦点距離が望遠ズームレンズに必要だとおもいますが、APS-Cであれば、1.6倍の焦点域になるので、これより幾分短くてもいいかもしれません。
お勧めのキャノンの望遠レンズを値段、画質、焦点距離を軸に紹介します。
1. Canon EF 70-200mm f/2.8L IS II USM Lens
究極の望遠ズームレンズ
Canon EF 70-200mm f/2.8L IS II USM Lensは、キヤノンの望遠レンズのフラッグシップ。ポートレート、スポーツ、風景なんでもキレイに取れます。
神レンズといわれるレンズは実は各社いろいろありますが、キャノンの神望遠レンズといえばこのレンズです。
圧縮効果と画質の良さを利用して別名、紅葉レンズとも言われるとか?
EF70-200の名前が付くCanonの望遠レンズにはいくつか種類があります。違いは、① 明るさの違い(F2.8かF4)、②IS(手ブレ補正)の有無。この違いでで値段(と画質)が違ってきます。
神レンズは一番明るく、手振れ補正がついている(そして一番高い)レンズで、キャノンのズームレンズの中では、16-35,24-70と並んで大三元レンズと言われるレンズです。
良い点
写真好きのほかプロのカメラマンも使う望遠ズームレンズです。このレンズの特徴は圧倒的な高画質であるということ。
F値2.8と明るいレンズは、暗いときにも被写体がしっかりとれるほか、背景のボケは印象的な美しさ。
高級な蛍石レンズとUDレンズを採用し、ズームの全域にわたって高画質な写真が撮影可能。高速で正確なピント合わせと新世代のIS (= Image Stabilizer, 手振れ補正機能)搭載なので、三脚なしで撮影できる領域が広がります。
防塵防滴性能に高い強度を併せ持ち、過酷な環境で使用するカメラマンにも対応できるレンズ。
私もこれを使っています。
悪い点
画質は最高で文句のつけようがありません。問題は、値段も最高級の高さという点。
ズーム域が200mmまでというのも気になる人もいるかも。鳥を撮ったりするのは厳しいかも。
レンズ重量は1490gです。
現行のEF70-200mm F2.8L IS II は2010年の3月に発表。2001年に発表された70-200mm F2.8L ISの9年後にリニューアル。
EF70-200mm F2.8L IS III型の登場の噂は出ては消え、消えては出てという感じでしたが、2018年9月に発売予定です。EF70-200mm F2.8L IS III USMの発売はオリンピック前ごろかと思っていたので、結構早めの発売となりました。
Canon 望遠ズームレンズ EF70-200mm F2.8L IS II USM
オークション
新型! Canon 望遠ズームレンズ EF70-200mm F2.8L IS III USM お値段もなかなか。
2. Tamron 70-200mm f/2.8 Di VC USD G2 Lens
美しい写真を撮るために美しくデザインされたレンズ
良い点
70-200mmの焦点域のレンズは多くの被写体を撮れますが、このレンズも上で紹介したレンズと同様にF値2.8という明るいレンズを採用し、背景を美しくぼかしてくれます。
画質も文句なく、AF性能も問題ありません。価格がCanonのレンズよりダイブ安くなっているところもいいところ。
悪い点
とくにはありませんが、サードパーティー製なので、気になる人はCanon純正へどうぞ。
あんまり人気がないレンズなのですが、その能力と魅力が評価されていなきもします。
Tamronブランドでも気にならない人には、自信をもってお勧めできるレンズです。
価格
3. Canon EF 70-200mm f/4L ISII USM Lens
ロングセラーモデルCanon EF 70-200mm f/4L ISの第二世代モデル。圧倒的な高画質、しっかりと作りこまれたボディ、高速なAF、手振れ補正、コンパクトで軽量、そしてコストパフォーマンスの高さ
70-200 f/2.8L II ISや、F値2.8の明るいレンズまではいらないよ、というのであれば、Canon EF 70-200mm f/4L IIがおすすめ。2.8のものと比べると、小さくて、軽くて、そしてなにより価格が安い。
F値が暗くなってしまう分、シャッタースピードを半分に落とすか、感度を倍にあげる必要がありますが、それでも、軽量さ、コンパクトさ、価格は魅力的です。
先代モデルが2006年の発売でしたが、12年ぶりの発売です。
新型は5段分の手振れ補正を搭載。
最短撮影距離が1.2Mから1Mへと短くなり、フレア・ゴーストを低減し逆行耐性が強くなりました。
フレア・ゴーストを低減により、難しい光でも色濃く被写体をしっかり映すことができます。
唯一残念なのは価格。
新型Canon EF 70-200mm f/4L IIは2倍以上の価格になり、Canon EF 70-200mm f/2.8L IS II USM Lensとの価格差が縮まっています。どちらにしようか悩む方も多そうです。
価格
4. Canon EF 100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM Lens
高画質、プロも認める信頼性、高速で性格なAF、強力な手振れ補正機能、卓越した望遠ズームレンジ
キャノンの高級なレンズは「L」が型番についていますが、Lがつく望遠レンズの中で一番の売れ筋がこのレンズです。
人気の理由は、100mm始まりで400mmまで望遠ズームが可能であるというズーム域の広さ、画質、強力な手振れ補正機能です。
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMの発売(1998年12月発売)から16年ぶりの二世代目。
リニューアルされたばかりで、AFも高速CPUと新しいアルゴリズムにより高速化。手ブレ補正も新世代の4段分。
望遠側では5.6と若干暗くなってしまうこと、その大きさと重さを除けば、価格が高いこと以外は目立った欠点はありません。
価格
オークション
5. Canon EF 70-300mm f/4-5.6L IS USM Lens
高画質、プロも認める信頼性、高速で性格なAF、強力な手振れ補正機能、卓越した望遠ズームレンジ
70-300L ISは、性能的には100-400をちょうど短くしたようなレンズです。
2010年の発売とリニューアルしたばかりの100-400と比べると、発売してから日が経ってしまっていますが、Lレンズの中では比較的リーズナブルに買えるレンズです。
価格
6. Canon 望遠ズームレンズ EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応 EF70-300IS2U
EF70-300mm F4-5.6にはL無し版もあります。EFレンズ EF70-300mm F4-5.6 IS II USMです。
Lレンズまでは必要ないという方には、コストパフォーマンスの高さ、最新の設計が魅力。
新しいレンズなのでデザインもすっきりしていていいですね。初心者向けにはこの望遠レンズがお勧めかも。
300mmまで伸びるので望遠性能もばっちりです。
アマゾンや価格コムでの口コミでも高評価のレンズです。
価格もお手頃です。
7. Canon EF 70-200mm f/4L USM Lens
コストパフォーマンスの高さ、高画質、プロの使用に耐えうる品質、高速なAF
3番目に紹介した、Canon EF 70-200mm f/4L IS USM からIS(手振れ補正)を除いたものがこの望遠レンズ。
2004年発売ということもあり、その分、安くなっています。
手振れ補正はありませんが、三脚を使ってしっかり固定して取れば、ばっちり。
フルサイズのキヤノンの望遠レンズとしては軽量なところも大きなアドバンテージです。
Canon EF 70-300mm f/4-5.6 IS USM よりも画質やAF性能が良く、価格も安いので、このレンズを買って後悔した人を聞いた事はありません。
地味なレンズですが、予算を絞って、いいレンズを買いたい方には一番お勧めしたいレンズです。
価格
8. L付きの単焦点レンズ
印象的な画質、明るいレンズ、軽くて小さく、値段もお手頃
望遠ズームレンズにこだわらないなら、単焦点の望遠レンズもおすすめです。
ズームレンズに比べて、価格、大きさ、画質、重さ、すべての点でお勧めできます。
欠点は、ズームができないというところはあえて言う必要はないかもしれませんが。。
例えばこの辺とか、Canon 単焦点超望遠レンズ EF400mm F5.6L USM
価格
9. Canon EF-S 55-250mm f/4-5.6 IS STM Lens
良好な画質とコストパフォーマンスの高さ
予算が、本当に限られていて、APSサイズのカメラをもっているならこちらのレンズはどうでしょうか?
コストパフォーマンスの高さはこのレンズが一番です。
セット品をばらした新品未使用品が15000円程度で購入できます。
アマゾンではマーケットプレイスで販売しているのは、セット品ばらし。新品扱いと中古品扱いで売られていますが、安い中古扱いでも実質新品のものが手に入るので、こちらのほうがを選んだ方が同じです。
注意点としては、このレンズはEF-Sレンズなので、APS機にのみ装着可能。フルサイズにはつけることはできません。
(フルサイズ用のレンズはフルサイズ機にもAPS機にもどちらにもつけることができますが、APS用のレンズはAPS機にしかつけられません。)
10. Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporary Lens
大きく、信じられないほどの高倍率望遠ズームレンズ、値段も安い。(10万円程度です)
超望遠レンズがほしい方にはこちらがお勧め。値段、画質、バランスが良いカメラです。
価格
11. 70-300mm F4-5.6 Di VC
運動会で子供の写真が撮りたいけど、上に出てきたレンズはどれも高い。
そうお嘆きのお父さん・お母さん。あきらめないで。
写真の質は被写体で決まります。かわいいわが子を撮るなら、画質の差は差ほど気にならないかもしれません。
画質にはちょっと目をつぶって、わが子の顔が大きく映る、安くて軽い望遠レンズのを買いましょう。
価格は新品でも驚きの2万円台。
オークション
中古だったら2万円をきるぐらいを狙ってみましょう。
キヤノンの一眼レフ
望遠レンズに合わせたいCanonの一眼レフカメラ選び。
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運動会で望遠レンズを使って撮ってきました。