令和の家づくりの新定番。冬温かく、夏涼しい断熱性能G2で、耐震性能も最上位の耐震等級3で、値段が税込2,100万円ときたら人気が出ないわけがない。
目次
松尾設計室とは?
松尾先生は日本の住宅業界の革命者であると思います。
業界紙や一般紙でのわかりやすい説明、数々の講演や著書、そして最近のYoutubeでの発信を通じて、日本の家づくりに一石を投じられてきました。
日本の社会で断熱・気密性能が世の中に大きく知られるようになったのは松尾先生の功績がかなり大きいと思っています。
実際に、サッシメーカーもそれまでのアルミ一辺倒をやめ、樹脂サッシを作り始めています。
今回の家についてもYoutubeでわかりやすく紹介されています。
松尾設計室の規格住宅 MSDGのスペック
今のところ1種類ですが、3.5間幅、3間幅の別プランとそれぞれの反転プランも登場予定。
広さ
延床101.01㎡(約30.54坪)
7.28m×7.28mの2階建です。
夫婦+子供二人の家族には十分ですね。
仕様
UA値 0.46、HEATG2、耐震等級3と松尾先生がYoutubeでおっしゃっている住宅の基本性能が凝縮。
断熱は窓が大切とおっしゃる松尾先生の設計によるこの家の窓は、樹脂トリプルガラス APW430。
パーティクルボード(告示2.5倍)
断熱材はA種フェノールフォーム保温板1種2号CⅡ
エアコン1台で家中各部屋の温度を一定にキープ。
具体的には、小屋裏24°C、2階は27°C、1階も27°Cをキープ。
8月1ヶ月つけっぱなしにしても冷房費は4,000~5,000円に収まるという驚異の性能。
室内環境は春や秋のように暑さも涼しさも感じにくい「無感」に近い状態というのは、理想的な家ですね。
無垢フローリングに自然塗料(OSMOかな?)です。
値段
これだけの性能で、税込2167万円から。
坪単価は税込71万円です。
実際には住設を追加したりなんやらかんやらでこれにプラスしていくことになりますが、本体価格税込71万円でこのスペックはすごいです。
一条工務店では、税抜きで70万円/坪以上はしますので、ざっくり言って大手ハウスメーカーより10%程度安くなっています。
【2024年完全版】一条工務店のブログ 坪単価・見積もり公開 評判も
小屋根冷房タイプ。小屋裏を空調室として、エアコンを設置するタイプ。
バーチャルモデルルーム
3Dモデルで松尾先生の家を見ることができるようになっています。
https://marumori-c.shapespark.com/home12-a_a_01/
無料で使えるクラウド間取りアプリWebcadの方がより直感的な操作ができていいのですが、絵はきれいです。
入会金0円、月々5万円で工務店は利用するようです。
一条工務店キラー 中小工務店にとっては慈雨 消費者に福音
3階建てが用意されていないとか、間取りが複数選べないとか、不便なところはありますが、Home I Landの仕組みは、海外のようにプランブックから好きな間取りを選んで、規格化されたパーツで工務店のレベルを気にすることなく、安価な値段で性能がいい家を手に入れることができるようになる仕組みだと思います。
その中でも松尾先生のデザインが出てきたところは話題を呼びそうです。
色々な事情で変形地が多い不動産ですが、こういった家が出てくれば、家に合う土地を探す消費者も出てきて、変な形の土地に分割して売る、ということも少しはなくなってくるかな。
一条工務店キラー
断熱性・気密性で人気を得てきていた一条工務店の強力なライバルになるのではないでしょうか?