ヘルシンキに到着しました。
下船直前忘れ物に気づいて、一度船に戻ったので、少し出遅れて12:30下船。
流れに沿って、船着場からバス停のある道路まで歩きます。
港には、コスタパシフィカと同じような大型客船が並んでいました。
バス停でしばらく待っているとバスが来ました。入口で料金を払ってベビーカーごと乗車です。
目的地に着いたのでバスを降りました。
時計を見ると13時過ぎでした。18時には出港なので、あと5時間しかありません。
この日の一番のメインは世界遺産にも登録されているスオメンリンナ島。まずはフェリー乗り場まで行かなければいけません。
しかし、その時あることに気づきました。
さっきまで持っていたカメラが・・・ない!!!
カメラが無いことに気付いた私。
首にかけていたのでスリにあったとも考えにくいし、バスに乗った時に手放した記憶もないし、そもそも下船の時もっていたのか・・・
こうなると、いつまで持っていたのかさえも分かりません。
カメラがなくなったこともショックだけど、私たちの3日分の旅行写真を失ったことが一番ショックでした。
今すぐ船に戻ってカメラがあるかないか確認したかったけど、滞在時間のことを考えるとそんなことしてる時間も無し・・・・
真っ青になる私に対してパパは、悲しさを堪えながら「まだ旅行の前半だからよかったと思おう」と、気持ちを切り替えて観光することを提案してくれました。
しかし、全く頭を切り替えることが出来ず、自己嫌悪の嵐。
フィンランドの綺麗な街並みを見ても全くときめかず、カメラのことばっかり考えて、心ここに非ず。
パパがもう一台のカメラでフィンランドの街並みを撮るけど、2人ともいつものようなテンションがなく、写真を撮る回数も減り、悲しさを引きずっていました。
ビニールテントのようなカフェ、ピザハットのおしゃれなのぼり、市内を走る電車、色鮮やかな緑。
フィンランドの中心部は綺麗で落ち着いた街並みが続いていました。
ストックマン百貨店は入口の扉がとても重厚で、ベビーカーを押しながら入るのが難しかったです。
都会らしい洗練された雰囲気の百貨店で、中に入っているアカデミア書店もとてもお洒落でした。
色々みたけれど、残念なことにあまり覚えていません。
フェリー乗り場に着き、フェリーに乗りました。
天気も良いし、過ごしやすい気持ちの良い日でした。
フェリーで風に吹かれていると、すこしずつ気持ちを切り替えることが出来ました。
次に目指すは世界遺産、スオメンリンナの要塞。