フルサイズ向けレンズと比べてどれもコンパクトなので、マイクロフォーサーズを持っている方にはぜひおすすめしたいのが超広角ズームレンズ。
35mmフルサイズ換算で16-36mm相当のが描くをカバーするライカブランドをつけたパナソニックのマイクロフォーサーズ規格の超広角ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」(H-E08018)。2017年5月発売予定。
パナソニックらしい動画対応のライカブランドのレンズの真価は?MM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROや11-22mm F2.8-3.5、パナソニックの7-14mm等、マイクロフォーサーズの超広角ズームレンズは選択肢がかなり豊富になってきましたが、LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.のレビューをしてみます。
目次
- 1 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.の評価とレビュー。
- 2 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」動画対応
- 3 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」 レビュー集
- 4 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」実例
- 5 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」の価格
- 6 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」
- 7 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」と合わせたいミラーレスカメラ
- 8 ミラーレス交換レンズ
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.の評価とレビュー。
パナソニックやオリンパスのマイクロフォーサーズ用の超広角ズームは、LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.に先立って発売された、オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」(松レンズ)やLumix 7-14mm F4(竹レンズ)、M.Zuiko 9-18mm F4-5.6(梅レンズ)と価格から画質、ズーム域まで選択肢が多すぎるというマイクロフォーサーズユーザーとして大変嬉しい状況になってきています。
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0を使ってきましたが、コンパクトで軽量なので海外旅行など荷物を減らしたいときにも気軽に持ち運べて楽しんでいます。
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 評価とレビュー
これらのレンズはすべて、マイクロフォーサーズの特性を生かした軽量かつコンパクトなつくりになっています。
マイクロフォーサーズでどのレンズをもつべきか?と聞かれたら、超望遠と超広角はぜひおすすめしたいのですが、特に超広角は面白い圧倒的なパースペクティブで写真が撮れるレンズが、ものすごく軽く作られています。しかも、フルサイズ機と比べるとかなり安く手に入るのですからお勧めしないわけにはいきません。
フルサイズの標準的なレンズ、いわゆる大三元と言われるレンズの中核をなすのがF2.8遠しのレンズ。一段落ちる小三元レンズの中核標準ズームはF4遠しですが、今回の-ELMARIT 8-18mmは、先に発売された12-60mm / F2.8-4.0 ASPH.と同様に、F2.8-4.0と一昔前のフルサイズレンズのような面白いF値のレンズになっています。
もちろんフルサイズ機とマイクロフォーサーズのレンズを同じように比べることはできませんが、使い勝手という点でみると、LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.は、圧倒的な軽さで魅力的なレンズです。
ライカブランド 超広角ズームレンズ 「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」
焦点距離は35mm判換算で16-36mm相当。パナソニックからは、ライカブランドではない、超広角も出していてロングセラーになっています。→ LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 評価とレビュー
ELMARIT (エルマリート)とは
ライカブランドのELMARIT (エルマリート)を名前にかざすレンズ。
ELMARIT (エルマリート)とはライカレンズのシリーズ名です。明るさ事にシリーズ名をつけていて以下の対応関係になります。
レンズの 明るさ | シリーズ名 |
F1.4 | SUMMILUX (ズミルクス) |
F2.0 | SUMMICRON (ズミクロン) |
F2.8 | ELMARIT (エルマリート) |
F3.5以上 | ELMAR (エルマー) |
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」スペック
さて、スペックをみていきましょう。
レンズ構成は10群15枚。その内、非球面EDレンズが1枚、その他、非球面レンズが3枚、EDレンズが2枚、UHRレンズ1枚という大変贅沢な構成です。
レンズ内手振れ補正機能はなし。オリンパスには本体に手振れ機能が内蔵されていますし、広角域なのでこの辺は気にしなくていいでしょう。
防塵防滴対応。
フィルター径は67mmになります。パナソニックのもう一つの広角レンズはいわゆる出目金レンズでフィルターが使えないことが残念でしたが、このレンズではフィルターが使えるのがいいですね。
最短撮影距離は0.23mから。
外形寸法は73.7×約88mm(最大径×全長)。質量は約315g。超広角ズームにしてはかなりの軽量です。
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0比較
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 と比べた場合の良さは、画質面での向上に加え、フィルターが使えることによる使い勝手の良さがあげられます。
両方のレンズがあるので、それぞれのレンズで撮った写真を見比べてみましたが、LUMIX G VARIO 7-14mmは、逆光時の撮影でゴーストやフレアの発生が抑えられているように見えます。
重さもそんなに重くなるわけではないので予算があればこちらも検討されてはいかがでしょうか?
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 評価とレビュー
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」動画対応
最近発売されたLumix GH5をはじめパナソニックのミラーレスカメラは動画に強いことで定評があります。
動画に強いとは、動画撮影時のAF合わせの速さ、正確さ、静粛性です。
このレンズも4K動画対応をうたっています。標準より画角の広いレンズでの4K撮影は、大迫力。
GH5に組み合わせるならこのレンズですね。
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」 レビュー集
Photo Yodobashi
ヨドバシのセンスのいいレビュー。
作例も素敵な写真が多数。
DPREVIEW (英語)
サンプルが多数。
https://www.dpreview.com/products/panasonic/lenses/panasonic_8-18_2p8-4p0_asph
Flikcer作例他
リンク先でLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm の作例を確認できます。
ブログ記事
キレイな写真がたくさん。
動画実写
GH5との組み合わせ。
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」実例
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPHを使った実例です。
作例というのはおこがましいので、実例として紹介いたします。
カメラは全てOlympus OM-D EM1 Mark IIです。
【フルサイズより便利?】Olympus OM-D EM1 Mark II 評価とレビュー
8mm
最広角側の8mmで撮った写真。
この写真なんかは、7-14mmだとゴーストが出てしまうかもという写真ですが、ゴーストもなく撮れました。
オリンパスカメラの手振れ補正機能は、パナソニックのレンズでも使えます。
手持ちで流し撮りをしてみました。
10mm
コンパクトなのでサイクリングにも持っていけます。超広角レンズですが軽いので登山とかにもよさそうですね。
11mm
明暗差がある花火のシーン。レンズの話ではないですが、素敵なホテルでした。
12mm
夕景をパチリ。キュリオスは終わっちゃいましたね~。
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」の価格
フルサイズのレンズ程の価格の高さは無いですが、実売10万円程度。
発売時は人気で品薄が続いているのであと1年ぐらいは大幅な価格下落はないものと予想していましたが、発売から2年ぐらい経過しても実際に10万円前後で安定しています。
レンズはカメラ本体と違って値下がりがないので、欲しいと思った時が買い時かも。
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」
そのほかのライカブランドのレンズ
こちらは「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」ですが、ライカブランドのレンズもパナソニックから登場予定。
パナソニックのシステムは、LEICA DG VARIO-ELMARIT F2.8-4.0のラインで、 8-18mm F2.8-4、12-60mm F2.8-4、50-200mm F2.8-4の3種類が用意されるとか。
12-60mm F2.8-4はオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROとキャラクターが被ってきているので、どちらにするか、フォーサーズ所有者にはうれしい悩みのタネが増えますね。
60万円するレンズが4万円台?写りは?
「LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.」評価とレビュー
標準レンズの新標準。コンパクトで軽いのでパナソニックのレンズですが、オリンパスカメラにつけてこれを常用レンズとして使っています。
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.」(H-ES12060)評価とレビュー
大評判のマイクロフォーサーズレンズ。但し、ちょっとサイズは大きめ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO 評価とレビュー
「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH」と合わせたいミラーレスカメラ
パナソニックのミラーレスカメラ
上のyoutubeの映像にもありましたが、動画撮影するならパナソニックのミラーレスと子のレンズを合わせた撮影が楽しそうです。
オリンパスのミラーレスカメラ
手振れ補正が本体に内蔵されているので、ライカレンズの画質を生かしたブレがない撮影が可能
ミラーレス交換レンズ
パナソニック
パナソニックのミラーレスレンズは種類が豊富。レンズ毎の特徴とお勧めを撮影例と合わせて紹介します。
オリンパス
マイクロフォーサーズの交換レンズ。標準ズーム、広角ズーム、超望遠ズーム、単焦点レンズ。色々レンズがありますが、お勧めと使用例と値段を紹介します。
12-40や14-150など標準ズーム比較も。