basement reform
目次
地下室のリフォーム
地下室のリフォーム相談のほとんどが、地下の結露、カビなどの対応です。
換気設備と除湿設備による空調がカギ。
躯体は、古いものであれば、中性化深度を確認し、鉄筋の腐食度合を確認する必要がある。
確認する方法は、簡易的に中性化の深度だけを計測する方法や、コア抜き等を行い、中性化および鉄筋の位置の確認を行う方法などがある。
また、クラック等の形状、位置、幅、深さなども必要な調査。
必要に応じ、RCの補修および補強工事が必要になる場合がございます。
地下室の断熱性・気密性
断熱性、新築当時のころは、断熱材の種類も少なく、理想の断熱はされていないと思います。
株式会社地下室が考える、理想の断熱は、現場発泡ウレタンを吹付すること。これによりコンクリート面に隙間なく付着し、また、必要な厚さを管理し、断熱性能を確保します。
気密性、地下室の気密は、1Fとの取合い、サッシなどの開口部になる。
1970-80年代の地下室の場合、2重床、2重壁の構造が一般的な頃です。
その2重の空間との気密も必要になります。
気密のほかに、必要な換気設備、除湿設備など設け、結露やカビの無い、快適な地下空間を提案することができます。
地下室リフォーム費用
85㎡ドライエリア付きの地下室リフォーム費用概算
リフォーム費用
- 内装全撤去、断熱工事、気密工事、電気設備、除湿設備、内装復旧工事
凡そ500万から600万円程度※階段はそのまま
内容は、一般的な白い壁、白い天井、フローリング床。
- 水回りのポンプ取替および雨水ポンプ取替
器具の取替だけであれば、通常1箇所20万円程度だが、システムを入れ替える場合は凡そ100万程度。
- サッシをかえる、現状シャワーブースしかない地下室を小さいキッチンとお風呂設備を追加する場合
参考としては、カタログの定価が、器具と付属部材と工事費を合わせた金額といわれます。
サッシについては、写真で見ると一枚ガラスです。取替の場合、同等のサイズは不可能かと思いますので、小割になります。
また、キッチンは、ガスはお勧めしません。電気IHコンロとしてください。
調湿がうまく行われているかどうかを確認するポイント
絵画、掛け軸、畳間など、本来湿気に弱いものが多くある地下室は、とても上手に調湿ができているといえる。
すでに、換気設備や除湿設備があり、地下室全体で管理ができている可能性が高い。
図面を確認し、二重床、二重壁になっていて、2重壁の中に地下水などの湧水を流し、2重床の床下に溜め、排水ポンプで排水する仕組みであったり、断熱もしっかりしているようであれば、調湿を考えた設備であるといえる。
既存地下室を利用して上物を立てかえることができるか?
既存地下室を利用して、上屋を建築することは、かなり難しい。
確認申請や、保証の問題などあり、ハウスメーカーはまず請負わない。
基本的には、リフォームか、全解体の2択になる。