防水で、寒さに強く、落としても壊れずらい、画面が動いて自撮りもでき、wifiはもちろんGPSも内蔵、と考えられるタフな要素を盛り込んだ防水デジカメ OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough。しかもこの防水デジカメはただタフなだけでなく、画質もきれいで、盛れる!ということでインスタ女子にも評判のカメラです。
「タフ but 盛れる」なんだか正反対の要素を一台のカメラに盛り込んで、アウトドア好きからおしゃれ女子まで、幅広いユーザーからの支持を集めています。
ただ、残念なことに、2016年2月26日に発売されたばかりなのに地震の影響もあり、年内に生産中止になってしまいましたが、今でもアマゾンやオークションで購入可能です。
値段も安いとはいえなにので、もともと万人受けする製品ではないのですが、より良いコンパクトカメラを求める層には絶大な人気でオークションではプレミアム価格で売られています。
発売中止になっても、プレミアムが付くほどのTG870。その人気の理由はなんでしょう?
目次
防水デジカメ OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough レビュー
ダイビング、スキー、砂埃が舞う工事現場、そんな場所に持っていけるタフな用途を想定している一方で、自撮りもできて、オリンパスのミラーレス自慢のアートフィルターも搭載されている不思議なカメラ。
口コミでも大人気のTG-870の人気の理由を紹介します。
超広角ズーム
人気の理由は、21mm(換算)始まりの超広角レンズを搭載した防水カメラというところだと思います。
この数字は小さければ小さいほど、広い範囲を写せるのですが、セルフィーには、遠くに延ばさなくても広い範囲が写るので超広角レンズは魅力的。
アウトドアには、風景写真が迫力ある写真で撮れます。
24~28mm始まりの防水カメラは沢山あるのですが、21mmはなかなかない。
というのは、広角側の1mmを少なくするのはとても難しいことなんです。
なので、21mmから始まる望遠ズームはとても魅力的です。
21mmからの広角ズームはこのカメラの評判の一つですが、望遠側も105mmまでカバーしています。
自撮り機能
自撮り機能も充実。180°回転する液晶モニターに加え、広角の補正をする機能が搭載されています。
一番便利なのは、カメラをさかさまにしてもシャッターが押しやすいようにカメラ前面に自撮り用のボタンがあります。
普通のカメラにはこれがついていませんが、TG870はセルフィーのことも考えて作られたのでセルフィー用のシャッターボタンがカメラ前面についています。
タフな用途からカワイイ用途まで、広くツボを押さえた不思議なカメラです。
工事現場でもセルフィーがとれそうですね。笑
https://www.instagram.com/p/BBfZSarwxRr/
タフさ
防水15m・耐衝撃2.1m・耐荷重100kgf・耐低温-10℃、さらに、防塵性能まで。
海やプールでの水遊びはもちろん、山登りに持っていくカメラとしてよさそう。
耐低温-10℃となっていますが、実際はマイナス20度のスキー場でも普通に使えます。
落としても壊れないし、汚れたら水洗いができるので、どこにでも気にせず持っていけます。
https://www.instagram.com/p/BBaJSm_yR0H/
位置記録
最近のカメラはスマホと連携させ位置情報を記録させるものが多いのですが、いちいちスマホのアプリを立ち上げて記録を開始する必要があったり、スマホのデータをカメラの写真に紐づける必要があったりといろいろ面倒。カメラにGPSが内蔵されていると、かってに位置情報が記録されるので便利です。とくにお出かけしたときとか。
あとから写真管理ソフトで簡単に見ることができます。(私はlightroomを使っています。)
ちなみにGPS機能はGLONASS(ロシア) / QZSS(みちびき)にも対応。起動時に衛星を探しやすいよう、GPSアシストデータを予めパソコンやスマートフォンから更新することもできます。
ロガー機能もついているので、GPSロガー替わりにもなります。
ログは、オリンパス純正の「OLYMPUS Viewer 3」やGoogle Map、スマホアプリ「OLYMPUS Image Track」で軌跡と写真を表示できます。
盛れる
TG870は、盛れるデジカメとして評判になって人気に火が付きました。インスタに出てくるモデルさん達も愛用しています。
人気の秘密は、カメラメーカーオリンパスが開発したアートフィルターが使えるところ。
イメージにあわせて、写真を変えることができ、たとえば、肌をキレイに映すことができます。
さらにスマホにもwifiで簡単に送れるようになっているのでSNSとの連携もばっちりです。
https://www.instagram.com/p/BQ16YgCFeO-/
盛れる設定や盛れ具合はこちらにまとめました。
【美顔にとれる盛れるデジカメ】 オリンパス TG870 インスタ女子に大人気
Wifi接続
最近のオリンパスのデジカメやミラーレスカメラはWifi機能がついています。
スマホのアプリを起動すれば、デジカメで撮った写真をスマホでさらに編集できたり、 SNSに簡単にアップロードできるようになっているので便利です。
スマホで撮った写真より画質もダイブいいですよ。
CALS+モード
工事現場で使うことを想定し、建設 CALS と呼ばれる国の納品規格に対応したモードが搭載されています。
やわなカメラではありません。
国土交通省などの電子納品基準に適合のCALSに準拠した画像サイズ(120万画素相当・1280 × 960)で撮影できるモードです。
- 画像の圧縮率は、圧縮モードを「ノーマル」に設定したときは1/8に、「ファイン」にしたときは1/4になります。
- 画像モードがCALSに設定されている場合でも、圧縮モードを「ファイン」に設定したときは、画像のファイルサイズがご利用になる工事写真関係の基準・要領で定められたファイルサイズを超える可能性があります。
TG-870とTG-4の比較
TG-870とTG-4を大まかに比較すると次のようになります。
共通点
センサーサイズは1/2.3型1600万画素。WifiとGPS()も両機種とも対応しています。
相違点
おおきな違いは、ズーム幅、レンズの明るさ、RAW対応、面白いところでは、TG-4は顕微鏡モードが搭載されています。
色の違い
TG-870は、Tough GRN(グリーン)とTough WHT(ホワイト)の2色で展開。
TG-4は、RED(レッド)とBLK(ブラック)の2色です。
比較表
TG-4はまだ販売が継続されているので、併せて検討してみてください。
メーカー | OLYMPUS | OLYMPUS |
---|---|---|
型番 | TG-870 | TG-4 |
画角(35mm換算) | 21-105mm | 25-100mm |
光学ズーム | 5倍 | 4倍 |
F値 | F3.5-F5.7 | F2.0-F4.9 |
記録方式 | JPEG | JPEG/RAW |
液晶 | 3.0型約92万ドット | 3.0型46万ドット |
撮影可能枚数 | 約300枚 | 約380枚 |
寸法 | 112.9-64.1-27.6 | 111.5-65.9-31.2 |
重量 | 221g | 247g |
発売日 | 2016年2月9日 | 2015年4月21日 |
TG-870の後継機について
1年たたずして終売になってしまったTG-870。TG-5が出ると、噂されていて、既にアメリカでは発表になりましたが、日本では正式な発表はありません。
いつ頃、後継機が発売されるのか? 過去の歴史をみてみると、TG870の前世代機種は、2015年 5月22日の発売。さらにその前のTG860は、2014年 3月20日、さらにさにその前TG850は2014年 3月20日です。
TG-870はTG-860から1年たっていますので、そろそろ新機種が発表されてもいいかもしれませんが、最近のデジカメはモデルチェンジのタイミングが空いてきています。もしかすると、TG-5の1年後になるかもしれません。
TG-880
TG-870の後継機は順当にいけばTG-880。夏前にでも発売されればいいのですがどうでしょうか?
TG-5
TG870とTG4の違いでも書きましたが、二つの機種の違いは、レンズや回転ができる液晶ディスプレイの有無でした。
TG5は、TG4と同様、回転するディスプレイがついていません。TG4の機能を進化させたものがTG5です。
TG-4とTG-5の違いについては、詳しくは下のページで書きましたが、4k動画が撮影できるようになったのが、大きな違いです。
もしかすると、TG-880も4K動画が撮影できるようになるかしら。
TG-870はどこで買える?
TG-870の新品はもう売り切れてしまいました。どこのお店でも買えません。
但し、オークションサイト(ヤフオクやメルカリ)なら新品も中古も売っています。
私のおすすめはラクマで購入するのがおすすめです。
理由は手数料がないのでこちらの方がヤフオクやメルカリより安く買えます。
★ 初めてラクマをする人に招待コードを用意します ★
300円もらえます。
ラクマ IhEjP
ちょっと高くなりますが、アマゾンでも中古品が、買えるのでオークションが苦手な方はどうぞ。
TG-4とTG-5
こちらはTG-4。新品で買えます。TG-5が発売されて型落ちになっていますが、値段は落ちません。
TG-5はアマゾンで新品が買えます。
TG-860と一緒に買いたいアクセサリー
基本的にはメモリーカードがあれば、その他、買うものはとくにはありません。
メモリーカード
本体にはメモリーカードが付属していないので、SDカードを別途購入する必要があります。
8GB程度あれば十分だと思いますが、心配な人は16Gをどうぞ。
画面保護フィルム
傷がつきにくくなるように画面を守ってくれます。
フィルムを貼るか貼らないかは、好みですが、アウトドアに持って行ったときにも液晶画面を守ってくれるのでお守り代わりにいいかもしれません。
自撮り棒
セルフィーに向いているカメラなので自撮り棒とかあっても面白そうですね。
TG870はカメラ自体も軽いので、自撮り棒での撮影も気軽にできます。
フロート
海に持っていくときには便利です。カメラがプールや海の上に浮くようになっています。
落としても浮いてくれるので安心感があります。
水中写真を撮る人はお守り代わりにどうぞ。
新古品がお勧めです。アマゾン 新古品
関連記事
TG870は、防水カメラとしても、自撮り用のカメラとしてもかなりポテンシャルの高いカメラで、我が家にも一台あります。
盛れるデジカメが気になる人へ
TG860のセルフィーや盛れる設定についてもっと気になる方は、設定方法を詳しく書きましたのでこちらもどうぞ。
設定は難しくありませんが、しっかりTG870を使いこなしたい方はさーっと見ておくといいかも。
【美顔にとれる盛れるデジカメ】 オリンパス TG870 インスタ女子に大人気
防水カメラが気になる人へ
一方、セルフィーや盛れるデジカメはいらないけど、他の防水デジカメも気になる、という人はTG870以外の防水カメラをまとめてみました。
モルディブやセブなど、水中で撮影してきたサンプル画像もあります。良かったら見てください。