軽井沢の別荘購入、結論は「現金が強い」「スピード勝負」です。
ここ数年の動きと、不動産会社さんからいただいた“現場の声”をメモがわりにまとめました。どなたかの参考になれば。
結論(先に知りたい人向け)
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不動産仲介業者の体感の1億円クラスの現金、ローン利用比率は現金7~8:ローン2~3割。
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ローンは仮押さえ不可の間に現金勢に決まることがある → 事前審査を先に。
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ハザード(例:土砂災害区域)に入る物件は大手・ネット銀行が厳しめ。この場合は八十二銀行の検討余地。
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問題なし物件では、三菱UFJ(提携枠)やイオン銀行など金利優位な選択肢が候補。
現場の肌感(いただいた情報の要約)
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購入比率:1億円前後は現金8/ローン2や現金7:ローン3が多め。
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スピード:ローンは事前審査→本申込で時間がかかる。仮押さえ不可の間に現金買いで決着しがち。
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銀行の当てはめ:
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ハザード該当(土砂災害区域など)→ 八十二銀行が主な選択肢になりやすい。
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問題なし物件 → 三菱UFJ(提携・LTV最大8割)やイオン銀行等の低金利帯が候補。
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金利の目安(あくまで例):
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三菱UFJ(仲介業者さんによっては提携枠あり):1.1%前後/融資額8割まで。
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イオン銀行:1.2%前後(物件により不可あり)。
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八十二銀行:1.6%前後(柔軟性あり)。
※すべて個別審査・優遇条件で変わります。
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銀行の使い分け(ざっくり)
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八十二銀行:地場で柔軟。ハザードや法令面にクセがある物件の相談もしやすい印象。
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三菱UFJ:セカンド住宅の実行実績あり。提携枠ならLTV最大8割・金利軽めの事例。
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イオン銀行:金利優位帯。ただし物件属性によっては不可。
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スルガ/ARUHI(フラット系含む):紹介先として候補に上がることあり。
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ネット銀行:担当が後半まで付かず進行が遅くなるケースも。軽井沢は“速さ”が成否を分けるので優先度は下げ気味。
ハザードと法令は「融資ルート」に直結
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土砂災害特別警戒区域(レッド)や接道・既存不適格など、審査が厳しくなる条件は先に把握。
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ここで詰まると低金利帯(大手・ネット)→地銀シフトになり、資金計画が組み直しに。
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物件を見つけたらハザードマップ+法令適合を最初にチェック。内見の前でも確認できるところは先取りが吉。よくある質問(簡単に)
Q. 住宅ローン控除は?
A. セカンドハウスは対象外が基本。控除前提の設計はしない方が安全。
Q. フラットは使える?
A. セカンド用途で使える商品もあるが、自己利用限定/賃貸不可などの縛りあり。将来の貸し出しを考えるなら別設計に。
Q. まず何をやる?
A. 物件探しと同時並行で仮審査。八十二+(大手orイオン)の二段構えが動きやすいです。
まとめ
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軽井沢は現金優位・スピード勝負。
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ハザードと法令で銀行の選択肢が変わる。
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仮審査の先取り×複線化で、通るルートを最短化。