4人家族のクルーズ旅行記です。海外クルーズが中心で、東地中海・エーゲ海クルーズ(7泊8日)と北欧バルト海クルーズ(10泊11日)の2回のクルーズに参加してきました。数えてみるとクルーズ旅行は延べ17泊19日。寄港地は12か国16都市になってました。
クルーズ船に乗ってしまえばその後の都市間の移動はすべて夜のうちに済んでしまうので、地中海の観光地の一番良いところを効率的にしかも楽に回ることができます。我が家のクルーズ旅行記の他、クルーズ旅行のおすすめや注意点も紹介します。
クルーズ旅行は、豪華客船のイメージも良いですし、各国の寄港地のおいしいところだけを見て回るので各国のハイライトを一度に回れる旅行ができます。そうそう出来るものでもないので、新婚旅行にもいいかも。実際に、何組か、ハネムーンっぽい人も見かけました。特にイタリア、ギリシアを回る地中海旅行するなら、クルーズはお勧めだと思います。
目次
豪華客船での船旅 高い? 酔う?
クルーズ船のイメージと良いところ、心配に思う点を解説します。
クルーズ船のイメージ
船旅と聞くとどんなことをイメージされますか? クルーズ旅行についてのだいたいのイメージは、豪華客船・高そう・酔いそうといったところなんじゃないかなと思います。
ですが、値段については、船を選んで自分で手配をすればそんなに高くありません。誰もが知っているようなクイーンエリザベスや飛鳥といった超豪華客船での旅は、百万円単位で目玉が飛び出るほど高い値段ですが、1日1万円程度の格安クルーズも普通にあります。豪華客船でもシーズンによってはえええ?ってぐらい安いのもあるので、ヨーロッパではクルーズ旅行は案外身近な旅行方法だったりします。
クルーズ船は酔いそうという人でも、余程の重症でなく、飛行機に乗れるぐらいの人なら大丈夫だと思います。船には揺れを防止する装置がありますし、冬場を除けば揺れることはありません。(逆に言うと冬の海は揺れるので避けた方がいいかも。)
実際にクルーズ旅行の口コミやブログを見てみても、酔わなかった、という感想を書いている人が多いです。
クルーズ旅行のいいところ
クルーズ旅行の良い所は、いくつかあります。一番は、船に乗って海外旅行をするという何とも言えない非日常を体験できることや、効率的に目的地を回れるのも良い所です。
クルーズ旅行の一日のパターンは、朝ごはんを船で食べて、朝食を食べ終わったころに入港、昼間は下船してその町の一番の見どころだけを観光。夕方には船に戻ってきて夜ご飯を食べて、寝ている間に次の街に移動。という流れになります。
一度客船に入ってしまえば、荷物を部屋に入れて九ことができるので、重い荷物を運んで次の街に移動する必要もなく、移動のたびごとに荷造り、荷解きの手間もありません。働き盛りでなかなか時間が取れなくても、ハネムーンだったら時間が撮れるかもしれませんし、子供を連れての移動が難しい子連れ世代にもお勧めです。
船酔いは夏場であれば海も静かですし、船にも揺れ防止のための装置がついているので多くの人には気にならない程度だと思います。 最初、冬休みにクルーズをしようと計画したのですが、冬のクルーズ旅行は揺れるのでお勧めできないという話を聞いて我が家は断念しました。お勧めは夏のベストシーズンです!
オールインクルーシブ
クルーズ旅行は、料理が何を食べても無料のオールインクルーシブであるというところもいいですね。
食事は船内どのレストランにいっても基本無料であるところが多いです。レストランも一か所だけではなく、カジュアルなところから豪華なところまで何か所もあります。お財布を気にせずに、というかお財布を持たずに好きなものを好きな時に食べれるのはとても贅沢でよい気分です。
プランによっては、お酒が別料金だったりして、下船時の精算書をみてビックリという人もいるみたいですので、気を付けてください。笑
いくつかあるレストランの内ちゃんとしたレストランは、毎回同じ顔触れなので、テーブルで仲良くなることも。今日はどこいってきたの? あそこよかったよね。なんて会話が自然に弾むのも楽しみの一つです。昼間出かけて、家に帰ってくるような感じです。
クルーズで、仲良くなったドイツ人夫妻の家に遊びに行ったこともありました。
元気かな、あのおじいさんとおばあさん。
地中海クルーズ旅行記
ベニスの出航は、圧巻。ベニスの運河を巨大なクルーズ船で通過します。
1日目 「ベネチア出港」 / 地中海・エーゲ海 クルーズ乗船記
2日目 南イタリア バーリ / 地中海・エーゲ海 クルーズ乗船記
3日目 ギリシャ カタコロン (オリンピア) / 地中海・エーゲ海 クルーズ乗船記
4日目 ギリシャ ピレウス (アテネ) / 地中海・エーゲ海 クルーズ乗船記
4日目 つづき ギリシャ ピレウス (アテネ) / 地中海・エーゲ海 クルーズ乗船記
子連れ 北欧 バルト海クルーズ 旅行記
我が家の2回目のクルーズ旅行。ドイツのキール発で、北欧、バルト海沿岸諸国を回ります。
2回目だったこともあり、クルーズ船事態になれてきたこともあって、正直1回目ほどの感動はなかったのですが、とても素敵な旅行ができました。
ドイツ(キール)、スウェーデン(ストックホルム)、フィンランド(ヘルシンキ)、ロシア(サンクトペテルブルグ)、エストニア(タリン)、ラトビア(リガ)、リトアニア(クライペダ)、ポーランド(グデニア)、デンマーク(ボーンホルム)の9か国9都市を回る船旅。
北欧 バルト海クルーズ旅行記
北欧 バルト海クルーズ旅行 スケジュール
8月13日 ベルリンに到着
8月14日 ベルリンのホテル泊 サンスーシー宮殿やポツダムを観光
8月15日 キール(ドイツ)出航
8月16日 終日航海
8月17日 ストックホルム(スウェーデン)
8月18日 ヘルシンキ(フィンランド)
8月19日 サンクトペテルブルク(ロシア)
8月20日 タリン(エストニア)
8月21日 リガ(ラトビア)
8月22日 クライペダ(リトアニア)
8月23日 グデニア(ポーランド)
8月24日 ボーンホルム(デンマーク)
8月25日 キール着 キールのホテル泊
8月26日 ハンブルクのホテル泊 (レンタカーで観光)
8月27日 ハンブルクのホテル泊 (前回のクルーズで知り合ったドイツ人夫妻と再会!)
8月28日 帰国
クルーズ旅行の手配
クルーズ旅行の手配をしてくれるところは、JTBや近ツーなどの大手から、STW、ace トラベル、西鉄旅行、クルーズプラネットといった旅行会社まで何社かあります。ツアー会社で頼むと楽に手配ができますが、実は、ツアー会社で頼むのとかなりお高くとられます。
外国のクルーズ旅行代理店では驚くほど安い値段で出しているので、これを使って申し込みをしました。
窓無しの部屋の値段でバルコニー付き上層階の部屋がとれます。
自分で申し込む場合は、カジュアル船なら、ピーク時でも一日一人150ドルをぐらいであれば安いほうだと思います。8日間なら、1200ドル。大人二人で2400ドルぐらいの計算です。
季節を外せば、一日一人100ドルぐらいでもあります。
船に乗ってしまえば、どこ経由で申し込んだかによって区別はありません。
クルーズ旅行の服装
カジュアル船であればそんなにうるさい事はありません。自分がお洒落を楽しむためにお洒落着を持っていくという気の持ち方が良いと思います。
何をお洒落と思うかは人次第。困ったら、普通に男性はスーツ、女性は結婚式に来ていくような服を持って行けばよろしいかと。
我が家は2度目のクルーズでは子供には浴衣を持って行きました。
写真をとってくれ~と言われますよ。
クルーズ旅行の持ち物
1週間以上、長ければそれ以上の旅行。持ち物リストをまとめました。持って行ってよかったもの、持って行けばよかったもの、あまり使わなかったもの。参考にしてください。
クルーズ旅行の注意点 選び方のお勧め
部屋選び
クルーズ船は、大きく分けて、窓がある海側、船内の部屋の2つに部屋のタイプが分かれます。
客船での旅行は部屋選びが大切です。
上層階、広い、海側、バルコニー付が高くなっています。
上層階は、眺めが良くてエンジンルームより遠いので振動が少ないです。
広さは、説明不要ですね。カジュアル船だとスタンダードタイプの部屋は大体20平米ぐらい。コンパクトに作られています。4人対応だと、壁から二段ベッドが出てくる感じです。
海側の部屋はバルコニー付とバルコニーなしにさらに二種類に分かれます。我が家のお勧めは海側バルコニー付。一生に何回あるかわからない船旅なので、まずはバルコニー付をお勧めします。
バルコニーなしでも共用スペースに出てゆっくりできるし、格段に安くていいのですが、やっぱり、船旅を満喫するならバルコニー付がお勧めです。
船酔いとシーズン
船酔いはしませんでした。最近の船は揺れを防止する装置がついています。
ただし、どうしても酔いやすい人はいるので、酔いやすい人は酔い止めの薬を念のために持って行きましょう。
それから海が落ち着いている夏場のシーズンを選ぶのが良いかと思います。
冬場の地中海クルーズは最近までは開催されなかったそうですが、冬場は揺れるから。
一生に何度も乗る事はないかもしれませんので、クルーズに行くなら時期を選んで行きましょう。
ヨーロッパの海が落ち着いていて気候もいいのは、ゴールデンウィークから夏休みの頃です。
冬休みのクルーズ
冬休みにクルーズに出かけるなら波の高い地中海は避けて、カリブ海やオセアニアがお勧めです。
特に冬のカリブ海には世界中のクルーズ船が温かい穏やかなこの海域に集まってきています。
クリスマスクルーズや年越しクルーズも素敵ですね。
発地はフロリダやアメリカのメキシコ湾岸が多いようです。日本からですとちょっと遠いのですが、いつか乗ってみたいです。
高い?
クルーズ旅行のイメージは、年配富裕層の世界、高い料金、単調で退屈、豪華・高い・タキシード・長期・たいくつ。
当たっているのもあったりあたっていないのもあったりします。
ツアーで参加されている日本人はシニア層でした。新婚旅行客も少し。
その他、船内で見かけた日本人家族は海外に駐在中でした。
日本から遠い事、まとまった休みを事前に取りにくい事がクルーズ旅行を難しくさせているのかなと思いました。
あまりメジャーではないかもしれませんが、クルーズ旅行の良さは沢山あります。
外国船でのクルーズライフの楽しみのひとつは、外国人である船客や乗組員との触れ合い。
異文化交流が楽しみです。
我が家も最初の船で一緒だったドイツ人夫妻の家に、遊びに行ってきました。
こういう出会いがあるのもクルーズ旅行ならではだと思います。
我が家のクルーズ旅行記
ここまで読んでくださってありがとうございました。
興味をもたれたら、クルーズ旅行記もどうぞ。
まずは、地中海クルーズのベネチア出航から。