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【小学生 低学年向け】 読書感想文の書き方とコツ

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楽しい夏休み

 

小学生の夏の宿題、苦労している方も多いかと思います。中でも困るのは、読書感想文や自由研究ではないでしょうか?

子供の豊かな感性や子供らしい感覚を活かして自由にのびのび書きましょう!

と言われても、正直???? 親である私も子供のころそう思っていました。

どう書けば、楽に簡単に合格レベルの読書感想文が書けるのでしょうか?

 

3人の子供を持つブロガーの視点で、読書感想文の書き方についてまとめてみました。

コンクールで賞はとるのは難しくても、合格点が取れるような書き方ができれば、という親御さんにぜひどうぞ。

 

読書感想文の子供らしい書き方とは?

のびのび書くのは難しい

読書感想文の書き方を調べてみると、子供の豊かな感性や子供らしい感覚を活かして自由にのびのび書きましょう。といったメッセージが出てきます。

これはこれでその通りだと思いますが、これは一番難易度が高い

なぜ難易度が高いかというと、豊かな感性や感覚を持っていることは否定できないと思いますが、ほとんどの子供は、自分の考えや思いを文章にするという作業についてのノウハウと練習量が絶対的に不足しているからです。

てか、大人でも自分の考えや思いを的確に文章に出来る人は少ないのでは?と思います。(私も含めてですが)

 

パターンを習得する

ではどうするか? 答えは、パターンを習得してしまうことにあるのだと思います。

守破離って聞いた事がありますか?能や歌舞伎の他、茶道や剣道でも使われる言葉なのですが、まずはお手本や基礎を大切にしましょうという話です。

つまり、何かを習得するためには、まず型を守る、型を破る、型から離れるという3つのステップで上達を目指しましょうということ。

守破離のステップを進めるためには時間、つまり練習が必要です。

ここで重要なのは、型破りと型なしの違い。この二つは似た言葉ですが、まるっきり意味合いが違います。

型破りは、基礎ができた状態で行うプラスアルファ、一方、形無しは、基礎がない状態でただのめちゃくちゃということ。

型を持つ重要性を教えてくれます。型を習得しないと形無しになってしまうのです。

 

読書感想文の書き方も、まずは、ある程度の型を教えてあげるのがいいのではないでしょうか?

例えば、いきなり、子供を25メートルプールに連れて行って、好きなように泳いでご覧!

と言って泳げる子は、泳ぎ方という型を知っている子。

習った子や教わったことが無い子は、泳げないか泳げたとしてもキレイに25メートルを泳げる子はいないでしょ。

 

読書感想文も水泳と同じこと。

いきなり原稿用紙を前に出されて、自由に書いてごらん。と言われても、作文教室にでも行って、型を教えてもらった事がない子供は、泳げるはずもなく、というかかけるはずもなく、どうしていいかわからず、途方に暮れてしまいます。

そこで親が、「本を読んだならなんか書くことあるでしょ~」なんて言おうものなら、作文嫌いは確実に確定です。

なので、最初は丁寧に型を教えてあげる必要があります。

 

こんなことを書くと、「子供の豊かな感性や子供らしい感覚を活かして自由にのびのび書くのが良い!いちいち型に入れてしまうのか?」という意見が出るかもしれません。

読書感想文は、自分が読んだ本について、感じた事、考え方を、読者という相手にわかりやすく書く、という作業です。

感じたことや考え方は人それぞれでいいと思います。その意味では、子供の感性や感覚を大切にしてあげたいところです。

でも、それを、相手にわかりやすく書いて伝えるという事については、独りよがりではいけません

書くという作業は人類が何千年にもわたって積み上げてきた作業で、コツというのもある程度たまっているので、先人が苦労して作り上げてきた努力に敬意を示し、謙虚な気持ちで使わせてもらうという事はとても大切だと思います。

(そっちのほうが手っ取り早いし。)

一人よがりにならないように、自分の考えを相手にわかりやすく伝えるという練習やテクニックを謙虚に学ぶ事が必要だと思います。

読書感想文の書き方

いざ原稿用紙を前にするとなかなか進まない

 

読書感想文の書き方

読書感想文を書くには、ではどうしたらよいでしょう?

ネットにも様々な情報があふれていますが、検索の上位に来ているのは言ってしまえば、素人がネットの情報を集めて味付けしたものがほとんどです。

内容がバラバラではっきり言って、役に立たないものが多いと感じました。

 

結局、手っ取り早いのは、その道のプロが書いた本を買ってそれ通りにやるという事。

やはりその道のプロが、時間をかけてわかりやすく書いてくださった本はわかりやすいし、実践的。

夏休み期間中、本屋さんに行くと、何冊も読書感想文の書き方をテーマにした本が売られています。

中でも私のおすすめはこちら。

ちびまる子ちゃんの読書感想文教室という本です。

 

小学生の読書感想文の書き方 おすすめ本

 

この本をお勧めする理由は、漫画がいっぱいでわかりやすいので小学生低学年(2年生)の子供も自分で読める、漫画だらけの子供だましかと思ったら、内容が実践的に構成されているというところです。

具体的には、本に書いてある構成に従って問いに答えるようにしていけば及第点の読書感想文が自動的に書けるようになっている点です。

特に、2番目のポイントは、読書感想文の書き方についてのパターンを解説してくれる本がないか探していたのでぴったりでした。

 

読んだだけでは、賞を取るような読書感想文を書くことはできないかもしれませんが、合格点はもらえます。

でもそれで十分ではないでしょうか?

賞を取りたい人は、自信をつけて、どんどん書いて、大人に見てもらって、練習を重ねていくといいと思います。

 

近くの本屋さんで何冊か見て選びましたが、アマゾンでも読書感想文の書き方関係で第一位でした。

低学年だけではなく、高学年はもちろん、文を書く機会が多い、ブロガーの私にとっても参考になりました。

 

 

読書感想文の書き方のコツ

詳しくは本に書いてあるのでそちらを買うなり借りるなりして読んでほしいのですが、以下の骨組みに肉付けしていくと、あら不思議。だれにでもそれなりの読書感想文が描けます。

 

高学年は一人でできるかもしれませんが、小学校低学年は、親御さんや大人が口頭で質問をしてあげて、答えを聞く。という会話形式で一通りやった後、会話をもとに文章に落とし込むというプロセスを踏んであげると楽かもしれません。

本には、いろいろなコツが丁寧に書いてあるので、詳しくは是非本を買って読んでほしいのですが、私なりのまとめを書きます。

 

注意:誤解しないでほしいのは、以下のテンプレートはあくまで基本例として載っていてこれ以外にも応用例が本には載っています。守破離でないですが、まずはこの基本テンプレートを習得したうえで、次のステップに進んでいくといいのでは?と思いますが、うちは低学年の間は徹底的にこのテンプレートに従おうかと思います。

 

骨組み

  1. 本との出会い
  2. あらすじ
  3. 感想のたね
  4. 「たね」が気になったわけ
  5. 本を読んで変わったこと

 

読書感想文の書き方のコツ① 導入の書き方

導入は、「本との出会い」、「あらすじ」の二つの要素からなります。

本との出会い

読者に感想文を読んでもらうための導入部分は「本との出会い」という形で書きます。

自然な書き出しになるし、誰にも書きやすい、書き出しを選ぶあたりにノウハウというかコツが詰まっているなと感じました。

 

その本を読もうと思った理由とかでもいいのですが、読書感想文を書くために読んだというのは正直すぎるので、XXが好きだからとか、XXに興味があってぐらいがいいと思います。

簡単なのは、誰かにすすめられて、とか、たまたま本屋さんや図書館で見つけてといった具合です。

 

あらすじ

ネット上の口コミや評判では、読書感想文はあらすじは書くな。というものがあります。

確かに失敗する読書感想文の例は、あらすじだけで終わってしまうというもの。

だからと言って、全くあらすじを書くなという話ではありません。

その本を全く読んだことが無い人にあらすじなしでその本のことを説明するのは無理筋ですし、不親切です。

お勧めのコツでは、あらすじを短く、具体的には3行程度でまとめるように書いてあります。

あらすじといってもイメージしずらい小学生低学年への説明のコツは、その本で、誰が、何をして、どうなったか?という質問をしてひとつづずつ答えさせるといいと思います。

読んだ本を短く要約させるのは、その本のことを正しく理解していないのできないので、読解力のトレーニングにもなりますね。

 

注意しなければいけないことは、ここでは、まだ感想は書きません。

 

読書感想文の書き方のコツ② メインメッセージの書き方

導入が終わると、読書感想文の核心部分に入っていきます。心に残ったところとその理由を書くわけですが、「感想のたね」、「『タネ』が気になった理由」という要素に分解して書く事がお勧めされています。

 

感想のたね

感想のたねとは、こころの動きです。低学年なら、面白かったこと、びっくりしたこと、中学年以上には、どう感じたか、自分だったらどうするか? 聞いてみると面白いかと思います。

気になった部分には、付箋をつけておくようにアドバイスがあります。

小学生の読書感想文の書き方-3

 

「気になったところに付箋をつけておいてね~」といったら、案の定、付箋だらけの本になりましたが。笑

「たね」が気になったわけ

どの部分がなぜ気になったか。付箋を選んだポイントごとにまとめのメモを書きます。

読書感想文用のメモ

自分自身の体験や思いに結び付けられれば、迫力が出ますが、中学年や高学年以降かな。

なんだか大学生の就職活動のエントリーシートみたいですね。笑

ということは、読書感想文がうまく書けるようになれば、エントリーシートも上手に書けるようになるのかも。笑

 

 

読書感想文の書き方のコツ③ 結びの書き方

本を読んで変わったこと

簡単に言ってしまえば、その本を読んで自分がどう変わったか、これからの生活や人生に本で読んだことをどう生かすのかです。

タネが気になったわけでも書きましたが、ここを自分の体験、自分の夢に結び付けることができるかで、読書感想文の出来不出来に影響してくると思います。

本を読んで学んだこと、変わったことが書きやすい本とそうでない本があると思うので、賞を狙いに行くのであれば、本選びから考える必要があります。

小学生の読書感想文の書き方-3

 

我が家が今年選んだのは、僕らのシリーズ。中学生のドタバタ劇です。

この本を読んで、小学二年生が人生に与えた影響。うーん、難しく考えず、さらっと「面白かったので、また読みたいと思いました」と流しました。

これでは賞は撮れないですね。でも、いいんです。自分の考えをまとめて相手に伝えるという一つのパターンを練習するというところに重きを置いているので。(と言い聞かせます)

賞を取りたい人は、本選びからしっかりと、それからもう一歩すすんで、本の応用編をしっかり読んでみてくださいネ。

 

 

読書感想文の書き方のコツ④ 体裁チェック

誤字脱字、原稿用紙の使い方を読み直しでチェックしましょう。

主語と述語があっていないというようなエラーも直してあげましょう。

名作家でもない小学生が一度でこれを終わらせるのは無理です。原稿用紙を何枚も用意して、何回か書き直すのが当然ぐらいの気構えでゆったりやりましょう。

 

読書感想文の書き方のコツ⑤ 兄弟姉妹で同じ本を使う

兄弟姉妹の年齢が近い場合は同じ本を選んでみると良いかもしれません。

パターンはそのままでも、中身の感想、感じ方が変わってくるので、面白いです。

家族でワイワイ言いながら、面白いです。

 

読書感想文の書き方についての感想

私自身、読書感想文は苦手でした。

小学生のころ、本を読んで人生が変わった本ってありました?

正直、そんな本あるの? 本当に、変わるのか?と思い、なんとなーく読書感想文は胡散臭いなーと思っていましたが、良い本に巡り合えた人はラッキーですね。

 

でも、相手にわかりやすく自分の考えをまとめて書く技術は、現代に生きる子供たちに必要な技能かも知れません。

読書感想文の書き方を身に着けることを通じてこれが身に着けらえるとしたらとても大切な夏休みの宿題ではないでしょうか?

 

な~んて、固いことを言いましたが、映画や音楽でもそうですが、感想を言い合うというのは、本来は楽しいものですよね。

読書感想文も堅苦しく考えず、この延長で、親子のコミュニケーションを通じて、文章に落とし込んでいくと楽しくできるのでは?と思います。

人生が変わった感想、というような大げさなことは気にせず、素直に、ここ面白かったね。この人、いい人だね。この人は嫌いだな。というレベルでまずはいいのではないでしょうか?

そんな我が家では、賞をとるような読書感想文は、正直まだまだですが、基本が押さえられたのと、無事、宿題を終わらせることができてよかったです。

 

読書感想文で賞を取るには?

読書感想文で賞を取る感想文の書き方は、基本を押さえたうえで、もうひとひねりが必要です。

地域ごとに文集があるとおもうので、入手可能なら実例を取り寄せてみましょう。

 

まずは本選び。

自分の考えを変える、気づきがあるような本を選ぶといいかもしれません。

ただ、面白おかしい、という本よりも、伝記とか感動の話とか。

伝記は、なりたい夢がある子供にとってはとっつきやすいジャンルかも知れませんね。

スポーツが好きな人ならスポーツマン/ウーマンの自伝、お医者になりたいならお医者の人の自伝、漫画家からなら(以下略)という具合に、自分の夢や思いと結び付けやすいからです。

その上で、書き出し、感想、結論をしっかり書いて、運が良ければ、学校代表ぐらいにはなれるかも??

 

ちなみに、うちの小学二年生の今年の読書感想文に選んだ本は、ぼくらのシリーズ。

人間のあり方に迫る、感動の大作というよりも、子供のドタバタ劇なので、この本を読んで人生が変わるか?というような本ではありません。

楽しく読めるのですが、賞をとるような読書感想文には正直不向きでしょう。

もちろん、よっぽどの文章力があれば別だと思いますが。(笑)

 

 

 

 

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